ゲーミングPCは性能の高さや、ゲームだけでなく作業も快適にできることなどが魅力です。
ただ、音がうるさいという問題を抱えています。負荷の高いゲームをプレイしているときや、作業をしているときなどにファンが音を立てるのが原因です。性能を活かそうとすればするほど、ファンは大きな音を立てます。
音が気になる場合は、静音モデルのゲーミングPCを選ぶのが大事です。
さらに、ゲーミングPCを購入後に静音化・騒音対策をするのも大切。
そこで今回は、ゲーミングPCの静音モデルの選び方とおすすめモデルを紹介したうえで、静音化・騒音対策方法についても解説していきます。
>>ゲーミングPCの静音モデルのおすすめをすぐにチェックしたい方はここをタップ
本記事は「コンテンツ制作ポリシー」に則って制作されています。
また、本記事にはプロモーションが含まれます。
- ゲーミングPCの静音モデルおすすめ10選- ドスパラ Lightning-G AV-Ti5W
- ドスパラ GALLERIA FGR7M-R56T16G-B
- マウスコンピューター G TUNE DG-A7G70
- ツクモ G-GEAR GE7J-D242B3/NT1
- サイコム Silent-Master NEO Z890
- サイコム Silent-Master PRO Z890
- セブン ZEFT Z58C
- セブン ZEFT R61E
- arkhive Gaming Alternate GA-I7G56R AG-IA20B86AGB6I-BP5
- arkhive Gaming Alliance ASRock SPIRITS GN-I5G56Z AG-IA14B86IGB6-ASG
 
- 自作ゲーミングPC向けのおすすめ静音パーツ
- 静音ゲーミングPCの特徴
- ゲーミングPCの静音モデルの選び方
- ゲーミングPCの静音化・騒音対策方法
- ゲーミングノートPCの静音化方法
- ドスパラの「静音パックまんぞくコース」とは?
- まとめ
ゲーミングPCの静音モデルおすすめ10選
ここまで、ゲーミングPCの静音モデルの選び方を解説してきました。ここからは、ゲーミングPCのおすすめ静音モデルを紹介していきます。
前半は、エアフローを最適化したり静音仕様の空冷クーラーを搭載したりしているモデルを紹介。後半は、水冷クーラー搭載モデルを紹介しているので、ぜひご参考ください。
| メーカー | 商品名 | CPU | グラボ | メモリ | ストレージ | 
|---|---|---|---|---|---|
| ドスパラ |  Lightning-G AV-Ti5W | Ryzen 5 4500 | GeForce RTX 5060 Ti | 16GB | 500GB NVMe SSD | 
| ドスパラ |  GALLERIA FGR7M-R56T16G-B | Ryzen 7 5700X | GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 1TB Gen4 SSD | 
| マウスコンピューター |  G TUNE DG-A7G70 | Ryzen 7 5700X | GeForce RTX 5070 | 32GB | 2TB Gen4 SSD | 
| ツクモ |  G-GEAR GE7J-D242B3/NT1 | Ryzen 7 7700 | GeForce RTX 4060 | 16GB | 500GB NVMe SSD | 
| サイコム |  Silent-Master NEO Z890 | Core Ultra 5 245K | GeForce RTX 4060 Ti | 16GB | 1TB Gen4 SSD | 
| サイコム |  Silent-Master PRO Z890 | Core Ultra 7 265T | GeForce RTX 4060 Ti | 32GB | 1TB NVME SSD | 
| セブン |  ZEFT Z58C | Core Ultra 7 265KF | GeForce RTX 5070 | 32GB | 1TB NVMe SSD | 
| セブン |  ZEFT R61E | Ryzen 7 9700X | GeForce RTX 5070 | 32GB | 1TB Gen4 SSD | 
| ARK |  arkhive Gaming Alternate AG-IA20B86AGB6I-BP5 | Core Ultra 7 265K | GeForce RTX 5060 Ti | 32GB | 2TB Gen4 SSD | 
| ARK |  arkhive Gaming Alliance ASRock SPIRITS AG-IA14B86IGB6-ASG | Core Ultra 5 235 | GeForce RTX 5060 | 16GB | 1TB SSD | 
ドスパラ Lightning-G AV-Ti5W

By: dospara.co.jp
- BTOメーカーのなかでもトップクラスのコスパ
- バランスの取れたCPUとGPU
- フルHDやWQHD解像度でのゲームプレイが快適
- ストレージが少なめ
本機は、ドスパラから新発売されたコスパ重視のゲーミングPCです。
静音化の工夫は、ケースにあります。
低価格ながらアクリルパネルではなく「強化ガラスパネル」を採用することで、本体の共振を限りなく少なくしています。
また、ケース全面にはサイドスリットが入ったパネルが装着されています。これにより、前面解放型のケースよりも音が外に逃げにくく、ファンの音がより小さく聞こえるようになります。
エントリーモデルとして、十分な性能を持っており、入門用のゲーミングPCとしてもバランスの取れた構成となっています。
CPUにはRyzen 5 4500、GPUにはRTX 5060 Tiを搭載しており、Apex LegendsをフルHDの高画質設定にした状態で144fps安定でのプレイが可能です。
fpsというのは、フレームレートのこと。1秒間に画面に表示させる画像の枚数を示す値で、高ければ高いほど映像が滑らかになります。動きをより細かく描写できるので、ゲームで敵の動きを追って攻撃を加えるのに有利です。
一般的には144fpsを超えれば、競技シーンでも使えると言われています。144fps以上で安定しなければ高いパフォーマンスを維持できませんが、「Lightning-G AV5B」であれば高いパフォーマンスを維持できます。
多くのゲームをダウンロードするのにストレージが少し心もとないですが、それを除けばエントリーモデルとして非常に優秀なゲーミングPCです。
| メーカー | ドスパラ | 
|---|---|
| CPU | Ryzen 5 4500 | 
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti | 
| メモリ | 16GB | 
| ストレージ | 500GB NVMe SSD | 
ドスパラ GALLERIA FGR7M-R56T16G-B

By: dospara.co.jp
- 水冷クーラー搭載で静音性が高い
- RGBライティングを楽しめる
- 16GBのビデオメモリで快適なゲームプレイ
- 搭載メモリが一世代前のDDR4
本機は、水冷CPUクーラーとピラーレスガラスケースを採用したデザイン性の高いゲーミングPCです。
水冷クーラーは空冷式に比べてファンの回転速度が遅くても高い冷却効果を得られるため、ファンから発せられる騒音のレベルを低く保つ事ができます。
また、ケースファンにはルミレフミラーを搭載しており、冷却性能・静音性だけでなくデザイン性も高い製品となっています。
スペックに関しては、CPUにRyzen 7 5700X、GPUにGeForce RTX 5060 Tiの16GB版を搭載しています。
GPUのメモリ(VRAM)はフレームレートやグラフィック品質に影響してくるため、8GB版に比べて高画質・快適なゲームプレイを楽しむことができます。
本機はGALLERIAブランドの信頼性も高く、デザイン性と静音性を求めるユーザーにおすすめです。
| メーカー | ドスパラ | 
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 5700X | 
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 
| メモリ | 16GB | 
| ストレージ | 1TB Gen4 SSD | 
マウスコンピューター G TUNE DG-A7G70

By: mouse-jp.co.jp
- 最新のGPUを搭載
- 水冷CPUクーラーを標準装備
- 2TBの大容量SSDを標準搭載
- 同価格帯のPCに比べて電源容量が少なめ
本機は、近未来的なケースデザインが特徴のミドルエンドのゲーミングPCです。
CPUにはRyzen 7 5700X、GPUには最新のGeForce RTX 5070を搭載しており、ほとんどのゲームを快適にプレイできます。
特にRTX 5000シリーズは新技術のDLSS4に対応しているため、フレーム生成による高画質・高リフレッシュレート環境でゲームを楽しめます。
また、新型のG TUNEオリジナルケースにも力が入っており、デザイン性や機能性など全面的なアップグレードが施されています。
サイドにはガラスパネルを標準搭載。カスタマイズしたPC内部を視覚的に楽しむことができます。
冷却性能もたかく、底面から吸気し、背面と上面から排気することで、PC内の熱を効率的に排出することができる構造になっています。
さらに、熱を持ちがちな電源ユニットをケース上段に隔離して配置しています。これにより、ほかのパーツに熱を移しにくくなり、冷却効率がより高くなる仕組みです。
冷却効率を高めることで、ファンの回転数を減らし、静音化しています。
近未来的なデザインのゲーミングPCを求めている方におすすめです。
| メーカー | マウスコンピューター | 
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 5700X | 
| GPU | GeForce RTX 5070 | 
| メモリ | 32GB | 
| ストレージ | 2TB Gen4 SSD | 
ツクモ G-GEAR GE7J-D242B3/NT1

By: tsukumo.co.jp
- 静音性の高いCPUクーラーを採用
- バランスの取れたミドルレンジのスペック構成
- ASRock製の高品質マザーボードを採用
- 極限の静音性を求める方には物足りない
ツクモから販売されている静音性の高いCPUクーラーを採用しているゲーミングPCです。
肝心のCPUクーラーにはID-COOLING製の「FROZN-A410-SE」を採用。ファンの振動を軽減する防振パッドと前モデルから改良されたファンにより、高い冷却性能を保ちながら静音性の強化が施されています。
CPUにはCore i7-14700Fを、GPUにはGeForce RTX 5060 Ti 16GB搭載するミドルスペックであり、ほとんどのゲームを快適にプレイすることができます。VRAMも16GB搭載されているため、重めのゲームや高リフレッシュレート・高画質でのゲームプレイでも活躍します。
メモリは32B、ストレージはSSD 1TBを搭載しています。さらに、マザーボードにはASRock製の「B760 Pro RS」を採用。PCIe 5.0スロットやM.2 SSD用のヒートシンクを備えており、ゲーミングモデルとして必要な機能が満載の拡張性の高いモデルとなっています。
また、ケースにはツクモオリジナルのG-GEAR専用ケースを採用しています。フロントが前面メッシュ構造になっており、前面から直線的に取り込んだ大量のエアーでPCパーツを効果的に冷却し、外部へ廃熱します。冷却性能が高いことで、ファンの回転数も抑えることができるため、結果として静音性の向上にも寄与します。
落ち着いたデザインのゲーミングPCを求めている方におすすめです。
| メーカー | ツクモ | 
|---|---|
| CPU | Core i7-14700F | 
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 
| メモリ | 32GB | 
| ストレージ | 1TB NVMe SSD | 
サイコム Silent-Master NEO Z890

By: sycom.co.jp
- 電源が入っているかどうかすら気づかないレベルの静音性
- 高性能を維持しつつ、優れた冷却性能
- 最新のIntel 8790チップセットを採用し、DDR5に対応している
- 高性能パーツと静音技術の採用により高価格
本機は、静音性能を追求したサイコムのゲーミングPCです。
CPUクーラーには、Noctua製の静音仕様空冷クーラーを採用しています。ヒートパイプを5本使い、大型アルミ製ヒートシンクと組み合わせることで効果的に熱を吸収して放出できるのが特徴です。
さらに、ケースには静音仕様のCoolerMaster Silencio S600を採用。ノイズを最小限に抑えるため、複数の遮音材を組み合わせて設計されています。そのうえ、吸い込んだ空気をCPUに直接当てて、そのまま裏面から排出できるエアフロー設計が特徴。
これらのパーツにより、ゲーミングPCのなかでも特に静音性能が高くなっています。
具体的には、標準的なゲーミングPCが40dB程度出す高負荷の場面でも、30dB程度に抑えることができる程度。そのうえ、高負荷時でもCPU温度が70℃なのがいいところです。冷却性能と静音性能を両立しています。
そのうえ、GPUにはサイコムオリジナルの超静音仕様にカスタマイズされたRTX 4060 Tiを搭載。
Nocuta製のファンを、国内で設計・製造されたフレームに落とし込むことで、高い信頼性と、ほかにはない非常に高い静音性を可能としています。
最新・高品質のパーツを各所に盛り込んだ、最高水準の静音性をもつゲーミングPCであり、絶対の静音性にこだわる方に特におすすめできる製品です。
| メーカー | サイコム | 
|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 245K | 
| GPU | GeForce RTX 4060 Ti | 
| メモリ | 16GB | 
| ストレージ | 1TB Gen4 SSD | 
サイコム Silent-Master PRO Z890

By: sycom.co.jp
- ファンレスCPUクーラーで非常に静か
- 低電圧版のIntel Core UltraCPUを採用
- 高い性能と低消費電力のバランスが取れている
- 最高性能を求めるユーザーには少し物足りない
本機は上述のSilent Master NEOの静音性とゲーミング性能を極限まで追求した特別なゲーミングPCです。
まず、CPUクーラーにはNoctua NH-P1を採用。ファンレス式のCPUクーラーなので、静音性能が非常に高いです。低電圧版のCore Ultraとの組み合わせによりファンレスでも余裕のある冷却性能があります。
低電圧版は性能を犠牲にしがちですが、独自のチューニングにより65W級CPU並みの性能を発揮します。
さらに、ケースにはFractal Design Define 7 Compactを採用。産業グレードの防音素材をフロント、トップ、サイドに配置して静音性能を高めています。
GPUには、RTX 4060 Tiを採用。軽いゲームなら144fps以上を維持して快適にプレイでき、多少重めのゲームでも60fpsを下回らない性能を有しています。
標準構成では、最も静音性が高いゲーミングPCだと言えます。
| メーカー | サイコム | 
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265T | 
| GPU | GeForce RTX 4060 Ti | 
| メモリ | 32GB | 
| ストレージ | 1TB NVME SSD | 
セブン ZEFT Z58C

By: pc-seven.co.jp
- 防音素材を採用したケース
- 静音性の高いCPUクーラーを採用
- カスタマイズの幅が非常に広い
- RGBライティングを求めている方には不向き
本機は、防音素材を使用したケースを採用したミドルエンドのゲーミングPCです。
CPUにはCore Ultra 7 265KF、GPUにはGeForce RTX 5070を搭載しており、ミドルハイエンドのゲーミングPCとしては標準的なスペックとなっています。
本機の最大の特徴は、Cooler Master製の防音素材のパネルを搭載したミドルワーケース「SILENCIO S600」を採用している点にあります。
ファンの動作音が外に漏れるのを防ぐほか、振動も軽減するしくみになっており、ケースの中でもトップクラスの静音性能を誇ります。
さらに、冷却性能が欲しい場合は、トップパネルの遮音カバーを付属のダストフィルターに交換することができます。これにより、空気の通り道を増やすことができ、エアフローの効率化で冷却性能が高まります。
また、セブンはカスタマイズの幅が非常に高いため、さらに静音性を追求したい方は、CPUファンやケースファンを静音モデルに変更することで理想のゲーミングを作り上げることもできます。
静音性にこだわったミドルタワーケースのゲーミングPCを求めている方におすすめです。
| メーカー | セブン | 
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265KF | 
| GPU | GeForce RTX 5070 | 
| メモリ | 32GB | 
| ストレージ | 1TB NVMe SSD | 
セブン ZEFT R61E

By: pc-seven.co.jp
- 防音パネルを搭載したミドルタワーケース
- CoolerMaster製の水冷クーラーで安定
- 最新のCPU・GPUを搭載
- デザインがシンプルでゲーミングPCらしさがない
本機は、評価の高いCoolerMaster製の水冷クーラーを搭載している静音ゲーミングPCです。
Cooler Master製の水冷クーラーは、冷却性能と静音性能の両方が高いと評判。120mmのARGBファンを2つ搭載しており、ラジエーターの性能を引き出しながらLEDイルミネーションが楽しめます。
冷却にも静音にもデザインにも、貢献しているパーツです。
さらに、ケースにはAntec製の「P10 FLUX」を採用。
防音パネルを搭載したミドルタワーケースであり、使い勝手のよいサイズながら静音性が非常に高くなっています。
スペック面においても優秀な構成となっており、CPUにはRyzen 7 9700X、GPUにはGeForce RTX 5070を搭載しています。
どちらも最新モデルであり、ミドルハイエンドの性能であるため、現在販売されているゲームのほとんどを快適にプレイできます。
全てにおいてバランスのよい静音ゲーミングPCが欲しい方には、特におすすめのモデルだと言えます。
| メーカー | セブン | 
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9700X | 
| GPU | GeForce RTX 5070 | 
| メモリ | 32GB | 
| ストレージ | 1TB Gen4 SSD | 
arkhive Gaming Alternate GA-I7G56R AG-IA20B86AGB6I-BP5

By: ark-pc.co.jp
- 最新のCore Ultra 7を搭載
- 静音性に優れたケースとCPUクーラーを採用
- 最新のCPUとGPU搭載で高性能
- 高性能な部品を使用しているため、高価格
ARKの最新CPUを搭載している静音ゲーミングPCです。
本モデルは、高効率エアフロー設計と静音ファンを備え、拡張性と冷却性能に優れた Be quiet! Pure Base 501ケースを採用しており、機能性と静音性を両立しています。
CPUは、Core Ultra 7 265Kで、ゲームプレイはもちろん、高負荷な動画・写真編集や多くのマルチタスク処理など、システムに負荷をかける各種アプリケーションの実行がスムーズです。
さらに、GeForce RTX 5060 TiとDDR5メインメモリを搭載しているため、さまざまなゲームも快適にプレイできます。
冷却面は、高い冷却性能と静音性を実現する Be quiet! PURE ROCK PRO 3 Black CPUクーラーを採用しています。
高性能な静音ゲーミングPCを求めている人におすすめのモデルといえます。
| メーカー | ARK | 
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265K | 
| グラボ(GPU) | GeForce RTX 5060 Ti | 
| メモリ | 32GB | 
| ストレージ | 2TB Gen4 SSD | 
arkhive Gaming Alliance ASRock SPIRITS GN-I5G56Z AG-IA14B86IGB6-ASG

By: ark-pc.co.jp
- 静音性の高いコンパクトケースを採用
- Noctua製の静音CPUクーラー搭載
- 高解像度のゲームやグラフィック重視の作業ができる
- Mini-ITXサイズケースのため拡張性はほぼない
ARKのコンパクトなMini-ITXサイズの静音ゲーミングPCです。
本機の特徴はARKオリジナルの静音キューブケースと、CPUクーラーに「Noctua」製の静音CPUクーラーを搭載していることにあります。
特に、Noctua製空冷ファンは静音性・冷却性の両立において非常に高い評価を得ている製品であり、静音へのこだわりが強いユーザーに多く使用されています。
CPUにはCore Ultra 5 235、GPUにはGeForce RTX 5060を搭載。
非常にコンパクトながらそのパワーはミドルハイエンドクラスのゲーミングPCとなっており、ほとんどのゲームを快適にプレイできます。
コンパクトな静音ゲーミングPCを求めている人におすすめです。
| メーカー | ARK | 
|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 235 | 
| グラボ(GPU) | GeForce RTX 5060 | 
| メモリ | 16GB | 
| ストレージ | 1TB SSD | 
自作ゲーミングPC向けのおすすめ静音パーツ

自作で静音ゲーミングPCを組み立てる際には、静音パーツを積極的に取り入れていかなければなりません。
しかし、静音ばかり意識してしまうと冷却性能や拡張性などを犠牲にしてしまうこともあります。
そのため、おすすめの静音パーツを厳選しました。
静音ケース
PCケースはパーツを囲むため、静音ゲーミングPCを組み立てる際の重要なパーツです。
エアーフローを重視してているケースは音漏れをしてしまうため、音が漏れにくい設計と防音シートを貼り付けているモデルをおすすめします。
Fractal Design Pop Silent Black Solid

By: amazon.co.jp
- 静音に特化した設計により、騒音を最小限に抑えられる
- フラットなデザインでどんなインテリアにもなじむ
- 簡単な配線管理が可能
- 高品質な静音設計のPCケースのため、価格が高い
フルクタルデザインの静音性と拡張性を兼ね備えたPCケースです。
こちらのPCケースは、静音性に特化した設計が特徴で、フロント、トップ、サイドパネルに産業グレードの吸音素材を採用しています。
これにより、PCの動作音を大幅に低減し、静かな環境での作業やゲームプレイが可能です。
ミドルタワー型で柔軟に対応可能なデュアルレイアウト設計で、380mmまでのGPUにも対応します。
また、サイドパネルにはスチールパネルを採用しているため、RGBライティングよりも静音性を最大限追求したPCケースとなっています。
総じて、ハイエンドモデルを組み立てたいけれど、静音性も確保したい人におすすめのPCケースといえます。
静音CPUクーラー
CPUクーラーはPCの心臓部とも言えるCPUの温度を保つために非常に重要なパーツです。
しかし、冷却性能ばかり気にしてしまうと音が気になってしまいます。
冷却性能と静音性を両立しているモデルを厳選しました。
ID-COOLING IS-55

By: amazon.co.jp
- IntelとAMDの両方のソケットに対応している
- 55mmの高さでスリムケースにも使える
- 純銅製ヒートパイプで冷却性能も確保している
- TDP125Wの対応能力は中程度のCPUまで
ID-COOLINGの非常に薄い静音性に優れたCPUクーラーです。
本モデルは、IntelのLGA1700とAMDのAM5どちらのCPUソケットに対応しており、TDPは125Wまでとなっています。
IS-55は、120mmファンを搭載しながらも、静音性が高い設計となっています。
カタログスペックにおける最大ノイズは31dbとなっており、ケースファンや周囲の環境音に対してはほぼ無音レベルの静音性をもっています。
また、静音性だけでなく高い冷却性能を備えている点も魅力的です。
純銅製ヒートパイプを使用したうえで、ファンの最大風量は54.6CFMとなっており、ミドルクラスレベルのCPU(Core i7-14700やRyzen 7 7700)程度であれば十分に冷やす能力を持っています。
また、トップフロー構造により、メモリやマザーボードも同時に冷却できるのも本機のメリットです。
コンパクトなCPUファンで、静音性の高い製品を求める方におすすめです。
静音ケースファン
ケースファンはPCケースに複数搭載しているファンのため、音がでてしまうと耳障りになることが多いです。
CPUクーラーとは違い外部に近い位置にあるため、静音ゲーミングPCを組み立てる際には、重要なパーツとなっています。
ノクチュア(Noctua) NF-A12x25 LS-PWM

By: amazon.co.jp
- 最大12.1 dBという高い静音性
- 平均故障間隔が150,000時間以上と長寿命
- 最先端技術が採用されている
- ブラウン色のデザインは、一部のユーザーには好まれない可能性がある
ノクチュアの高度な静音性能と優れた冷却効果で知られているケースファンです。
こちらのファンは、120mmのサイズで最新の空力工学の革新を統合し、前例のない静かな冷却性能となっています。
さらに、4ピンPWMバージョンを搭載しており、PWMファンヘッダーを介した完全自動速度制御をサポートしているため、付属のローノイズアダプターを使用することで最大速度を1200rpmから900rpmに低減可能です。
ノクチュア特有のデザインカラーになっていますが、性能は非常に優れています。
ケースファンは色の相性よりも冷却性能と静音性を重視する人におすすめです。
静音電源ユニット
電源ユニットは、電源を供給する部品になっているため、冷却が大切です。
付属しているファンによっては、唸るような音が発生してしまいます。
こちらでは、静音性を重視している電源ユニットを厳選しました。
Cooler Master MWE Gold 750 V3 Non-Modular

By: amazon.co.jp
- 冷却ファンに静音HDBファンを搭載
- 高負荷時の高温への耐性
- 高いコスパ
- 特になし
750W出力の80 PLUS GOLD認証を取得した最新の電源ユニットです。本機は、静音性と性能のバランスがよく、コスパに優れています。
HDBファンは、構造的に摩擦が少なくスムーズに回転するため、騒音が少ない点がメリットです。これにより、電源から発生する音を抑制し、静音性に寄与します。
ATX 3.1に対応しており最新世代のGPUにも十分な電力供給が可能です。GPU単体に最大で450Wの電源を供給できるため、ハイエンドクラスのGPUを使いたい方も安心して使えます。
総じて、静音性とアップグレードを求めている人におすすめの電源ユニットといえます。
静音ゲーミングPCの特徴

静音ゲーミングPCは、高性能ながらも騒音を最小限に抑えることに特化しています。
これらのPCは、特に音響に敏感なユーザーや、静かな環境でゲームを楽しみたい人に最適です。
| メリット | デメリット | 
|---|---|
| ・集中力の向上が見込める ・夜間や静かな場所でも使用可能 ・長時間の使用でも疲れにくい | ・パーツが高性能なため、コストがかかる ・冷却性能のバランスが困難 | 
静音ゲーミングPCは音が少ないため、集中力が途切れにくかったり、夜間や静かな場所でも使えたりするメリットがあります。
しかし、静音性を高めるための特別な部品や設計が必要なため、価格が高いです。
ほかにも、静音性を重視すると、場合によっては冷却性能が低下する可能性があります。
静音ゲーミングPCは、冷却性を両立するのが非常に難しいため、選び方が非常に重要です。
ゲーミングPCの静音モデルの選び方

ゲーミングPCの静音モデルを選ぶときは、一般的なゲーミングPCの選び方に加えていくつか見るべきポイントがあります。たとえばクーラーが静音仕様かどうか、エアフローが最適化されているかどうかなどです。
そこでまずは、ゲーミングPCの静音モデルの選び方を紹介します。
静音ケース採用モデルから選ぶ
ゲーミングPCの静音性は、ケースのつくりによって変わります。
最も音が小さいのは、PCケース内の音が外部に漏れないように防音素材で作られているケースです。
ただ、BTOメーカーで防音素材ケースを使っているモデルはなかなかありません。購入後に、自分で中身を入れ替える必要があります。
BTOメーカーで購入できるモデルの場合、エアフローに着目するのが大切です。
エアフローというのは、空気の流れのこと。吸気から排気を効率よく行うことにより、PC内部が冷えやすくなります。ファンの仕事量が減るため、静音化に繋がるという仕組みです。
エアフローが最適化されているケースのなかには、たとえばフロントとサイドから吸気して、天板と裏面から排気するというものがあります。
ほかにも、各メーカーがさまざまな工夫をしているので、静音性能が高いゲーミングPCを購入したい方は必ずチェックしましょう。
静音仕様の空冷クーラー搭載モデルから選ぶ
静音仕様の空冷クーラーを搭載しているモデルから選ぶのも、大切です。
CPUクーラーには、空冷と水冷の大きく分けて2種類があります。
空冷は、ファンによる風の力で冷やす仕組みです。風の向きによって、サイドフローとトップフローの2種類があります。
水冷は、循環液と風の力で冷やす仕組みです。循環液がCPUの熱を奪い取り、ラジエーターという金属部品に熱をためます。ラジエーターに風を当てて冷却し、冷えた循環液がまたCPUから熱を奪うというのを繰り返す方式です。
一般的には、水冷のほうが静音。
ただ、空冷クーラーにも静音仕様とそうでないものとがあります。
たとえば大型のファンを搭載していると、低速回転でも風量が大きくなるため比較的静かです。
水冷クーラー搭載モデルから選ぶ
より静音性能が高いゲーミングPCを購入したい場合は、水冷クーラー搭載モデルから選ぶのがおすすめです。
水冷クーラーは、空冷と比べて非常に静か。ファンを高速回転させなくてもしっかり冷やせるので、負荷をかけてもファンの音が大きくなりにくいです。
そのうえ、気温の変化に左右されないため冷却効率が高くなります。
そんな水冷クーラーにも簡易水冷と本格水冷の2種類がありますが、簡易水冷がおすすめ。
簡易水冷クーラーは、本格水冷と比べてメンテナンスが楽です。そのうえ安価かつ、コンパクトなのが魅力的。ケースがあまり大きくなくても搭載できるので、簡易水冷搭載モデルを選んでも場所をあまり取りません。
ただ、水冷クーラー搭載モデルは価格帯が高い傾向があります。
ミドルクラスなどにはあまり搭載されず、ハイエンドクラスに搭載されるケースが多いため、オーバースペックに注意が必要です。
>>水冷式のクーラー搭載モデルをチェックしたい人はコチラをタップ
用途に合ったスペックから選ぶ
ゲーミングPCを静音化したい場合は、用途に合ったスペックのモデルを選ぶのも大切です。
自分が行う作業の要求するスペックと実際のPCスペックを比べたとき、PCスペックにあまり余裕がないとより大きな負荷がかかるようになります。CPUの処理性能やメモリが足りない場合は、特に負荷がかかりやすいです。
ゲームでも、公式が掲げる要求スペックギリギリではなく、上回っていることが大切。
要求されるスペックを上回っていると余裕が生まれ、ある程度の負荷にも耐えられるようになります。
ゲーミングPCの静音化・騒音対策方法

ゲーミングPCの静音モデルを紹介してきました。最初から静音仕様のゲーミングPCを購入するのも大事ですが、既にあるゲーミングPCを静音化することも大切。そこで今回は、ゲーミングPCの騒音対策方法について紹介します。
ファンの掃除をする
ファンにホコリが溜まっていると、騒音・異音が発生しやすくなります。ファンからカリカリというような音がする場合、普段と違った音が鳴る場合は、ホコリが溜まっている可能性が高いです。
PC内部には、空気と一緒に多少なりともホコリが入り込みます。ケースによっては防塵フィルターが搭載されている場合もありますが、長い間放置しているとそれでも汚れます。
ファンを含め、定期的に掃除すると常に大人しい状態で使い続けられます。
そのうえ、耐久性も変わってくるので、掃除は必須です。
CPUグリスを塗り直す
ゲーミングPCに搭載されているCPUと、CPUクーラーの間にはヒートシンクというパーツがあります。このパーツに塗られているのが、CPUグリスです。
ゲーミングPCには、購入時からグリスが塗られています。グリスは潤滑剤の一種で、塗られていると冷却性が高くなるのが特徴です。そのうえ、BTOメーカーの場合は冷却性の高いグリスが使われるケースも多い傾向があります。
このグリスは、自然と落ちてしまいます。
CPUグリスが堕ちると、冷却性能が下がります。冷却性能が下がるとファンがより多く回転するようになり、騒音の原因になりがちです。
そのため、CPUグリスは定期的に塗り直すのが大切になります。グリスの寿命は約2年だと言われているため、2年周期で塗り直しましょう。
タスクマネージャーで負荷を管理する
タスクマネージャーで、起動中のアプリの管理をして負荷をコントロールすることも大切です。
タスクマネージャーは、「ESC」+「Ctrl」+「Shift」で起動します。タスクバーを右クリックして、タスクマネージャーを選択しても起動可能です。
タスクマネージャーには、現在起動中のアプリが上のほうに表示されます。プロセスにある「CPU」をクリックすれば、負荷が高い順にソートされるので、ここで負荷をチェックしましょう。
現在使っていないアプリで、負荷が高いものがあれば、閉じてください。
画面上は落したと思っていても、バックグラウンドで動くアプリもあります。不要なら、そちらも落しましょう。
こうして負荷を管理することで処理が軽くなり、結果的にファンの音が静かになります。
静音化の設定をしてファンの回転数を制御する
ファンの回転数を制御するのも、ゲーミングPCの静音化方法としておすすめです。
ファンの回転数を制御する方法は、3種類あります。
- マザーボードメーカーの専用ソフトから設定する
- ファンコントローラーから設定する
- UEFI BIOSから設定する
- フリーのファンコントロールソフトから設定する
専用ソフトやファンコントローラーは、メーカーにより仕様が異なります。メーカーによっては提供がない場合もあるので、あるかどうか一度チェックしてみましょう。購入時の説明書があれば、載っている可能性もあります。
UEFI BIOSも、マザーボードにより有無が異なるので注意しましょう。
これらのうちどれもない場合は、フリーのファンコントロールソフトから設定する方法があります。
ただし、フリーソフトは必ず安全性を口コミなどで確かめてからにしましょう。有名なソフトは、「SpeedFan」です。
インストールするだけで、簡単にファンの回転数を設定できます。ファンコントロール専用のソフトなので、操作もわかりやすいです。
なお、ファンの回転数を落とすときは冷却性能を損なわないように注意しましょう。
ゲーミングノートPCの静音化方法

By: amazon.co.jp
ゲーミングノートPCは、デスクトップ型よりも熱を持ちやすいです。そのため、音も大きくなりがち。
ゲーミングノートPCの静音化には、冷却台がおすすめです。ノートPC用の冷却台が、さまざまなメーカーから販売されています。上にゲーミングノートPCを置くだけで使えるので、楽です。
なお、製品によって、冷却方法が異なります。
金属素材の冷たさで冷やす製品もあれば、ファンが搭載されている製品もあり、さまざま。ファンが搭載されているほうが冷却性能は高いですが、冷却台のファンもなるべく静かなものを選ばないといけなくなります。
おすすめなのは、エレコムの「SX-CL22LSV」という冷却台です。
大型ファンを1基搭載している、アルミ製の冷却台です。最大70CMFの十分な風量で、なおかつ25dBと音も静か。ノートPCの冷却によるファンの音を軽減できるうえに、台自体も静音仕様なので全体的に音が少なくなります。
>>もっとゲーミングノートPCの冷却台をチェックしたい人はコチラをタップ
ドスパラの「静音パックまんぞくコース」とは?

ドスパラには「静音パックまんぞくコース」というオプションが用意されていました。
しかし、現在は選択肢からなくなっているようです。
現在のドスパラのミドルクラス以上のゲーミングPCには、空冷式の12cmサイドフロー型CPUファンが標準装備されています。
標準装備で静音性・冷却性能ともに十分なスペックがあり、通常のゲームプレイや日常使用なら特に問題はありません。
ただ、より高い静音性や冷却性能を求める場合は、カスタマイズがおすすめです。
販売時のカスタマイズで空冷式の大型のファンや水冷式に変更することで静音性が高まります。また、Noctua製の静音性の高いケースファンもカスタマイズ可能です。
まとめ

本記事では、ゲーミングPCの静音モデルのおすすめ製品などを紹介してきました。
ゲーミングPCはその用途のために、一般的なPCよりも音が大きくなりがちです。既にあるゲーミングPCを静音化したり、はじめから静音仕様のゲーミングPCを購入したりすることで快適に使えるよう工夫するのが大切。
自分だけでなく、周囲の快適性にも関わってくるため、騒音対策はしっかりと行いましょう。
