ゲームにも仕事にも使えて便利なゲーミングノートPC。モニターやキーボードが内蔵されており、周辺機器を減らせるのも魅力的です。
ただ、外付けモニターと比べると画面が小さいのがネック。そのため、高解像度で運用する場合には文字が小さくなることが多いです。ゲームの臨場感も、やはり外付けのほうが高くなりがち。
より臨場感あふれるエンタメ体験がしたい場合や、より作業を快適にしたい場合はインチサイズが大きいゲーミングノートPCがおすすめです。
そこで今回は、17インチのゲーミングノートPCのメリット・デメリット、選び方、おすすめモデルを紹介していきます。
>>すぐに17インチのゲーミングノートPCおすすめモデルをチェックしたい方はここをタップ
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17インチノートPCのサイズ感をチェック
ノートPCを選ぶ際、「画面サイズ」はもっとも視覚的にわかりやすい選択肢ですが、17インチクラスになるとその存在感は格別です。
13〜15インチに比べ、画面の広さは大きくなり、作業領域が増えることでウィンドウを並べて使いやすくなり、映像や資料作成、プログラミング、CADなど視覚情報を多用する用途で特にメリットが大きくなります。
ここからは、17インチクラスのノートPCを選ぶ際に知っておきたい「迫力ある大画面」「モニターなしで使える実用性」「持ち運び・価格面のネック」それぞれについて、詳しく解説していきます。
A3用紙に近い迫力ある大画面
17インチノートPCは画面の対角線が約43cmあり、これは用紙で例えるとB4〜A3に近いサイズ感です。
一般的な15インチに比べ、表示領域が大きく、ウィンドウを複数並べても余裕があり作業効率が向上します。
Excelや資料作成だけでなく、動画編集やデザイン作業でも細部を確認しやすいのが特徴です。
薄型ベゼルを採用するモデルも多く、迫力ある映像体験や没入感を得られる点も17インチならではの魅力となっています。
作業用モニターなしでも快適に使える
17インチクラスは単体でも十分な作業領域を確保できるため、外部モニターを接続せずとも快適に作業が可能です。
解像度がWQHDや4Kに対応したモデルでは、細かな文字や複雑な画面構成も潰れず表示できるため、編集やプログラミングにも快適に利用できます。
また筐体内部に余裕がある分、冷却性能が高く高性能CPU・GPUを搭載しやすいのも強みです。
画面の大きい17インチであれば、デスクトップに迫る作業環境をノート1台で可能にできます。
大きさゆえに持ち運びや価格がネック
17インチノートPCは利便性の反面、重さ2.5〜4kgと大型で携帯性に欠けるのがデメリットとなります。
日常的に持ち歩くには不向きで、机の奥行きや収納面でも場所を選ぶ必要があることを覚えておきましょう。
また、高性能パーツや大型筐体によるコスト増から価格帯がやや高めになるのも注意点です。
加えて消費電力が大きくバッテリー駆動時間も短くなりがちで、基本的に据え置き用途向けと割り切って使うのが現実的な選択となります。
【激安】17インチのゲーミングノートPCおすすめ3選
ここまで、17インチのゲーミングノートPCの選び方などについて解説してきました。ここからは、実際におすすめの17インチゲーミングノートPCを紹介していきます。
まずは、激安ゲーミングノートPCの17インチモデルを3つ紹介するので、非常に安価なモデルが欲しい方はぜひご参考ください。
メーカー | 商品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|---|
マウスコンピューター | ![]() |
Core i5-1235U | Intel Iris Xeグラフィックス | 16GB | 512GB |
ASUS | ![]() |
Intel Core i5-1334U | Intel Iris Xe グラフィックス | 16GB | 512GB |
ドスパラ | ![]() |
Intel Core i9-14900HX | GeForce RTX 5070 | 32GB | 1TB |
マウスコンピューター mouse F7-I5I01BK-B
By: mouse-jp.co.jp
- エントリーモデルとして使いやすい
- Webカメラにプライバシーシャッターを搭載
- 大きくて見やすい大画面
- 動画編集やゲーム配信は厳しい
本機は、マウスコンピューターのエントリーモデルです。
画面サイズは17.3インチで、表面加工は、非光沢が採用されています。最大解像度は、フルHDです。ゲーミングモニターではないので、リフレッシュレートは一般的な60Hzとなります。
さらに、CPUはCore i5-1235Uです。10万円前後のモデルで採用されることがある、初心者向けのCPU。マルチコア性能は低く重い作業には不向きですが、2Dゲームの処理などには十分な性能です。
そして、Iris Xeグラフィックは、CPU内蔵のグラフィックのなかでは比較的性能が高いのが特徴。Live 2Dの演出など重い演出がない2Dゲームであれば、問題なく動作します。
軽いゲームと、簡単な作業・ブラウジングをメインで使いたい方には非常におすすめです。
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
CPU | Core i5-1235U |
GPU | Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB |
ASUS Vivobook 17 X1704VA
By:asus.com
- 軽量で薄め
- 180°開閉ヒンジなど使い勝手に配慮した機能
- 低消費電力のUシリーズCPU搭載モデル
- スピーカーや色再現はハイエンド機に劣る
- 高リフレッシュレートやハイエンドGPUは選べない構成
Vivobook 17 X1704VAは、17.3インチの広大なIPSパネルを搭載し、資料作成やマルチタスクでも快適に使える大画面ノートPCです。
CPUには第13世代インテルCoreシリーズを採用し、16GBのメモリが搭載されています。
また、Wi-Fi 6E対応で高速通信が可能なため、リモートワークやオンライン学習にも適しているのもポイントです。
上品なクワイエットブルーのデザインと、約2.1kgの重量・約1.99cmの薄さで17インチとしては携帯性も高めで、大画面と扱いやすさを両立し、普段使いからクリエイティブ作業まで幅広く活躍します。
メーカー | ASUS |
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CPU | Intel Core i5-1334U |
GPU | Intel Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB |
ドスパラ GALLERIA ZL9C-R57-C7
- ハイエンド性能を搭載可能でクリエイティブ・ゲーム両方に強い
- 17.3インチの高発色ディスプレイ
- クリエイター向け構成が選べる
- 17インチクラスで重量があり重い
- 高性能構成は発熱・騒音が出やすい
GALLERIA ZL9C-R57-C7は、本格ゲーミングから映像制作まで対応できるハイエンド17.3インチノートPCです。
Intel Core i9-14900HXとNVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPUを搭載し、32GB DDR5メモリと1TB NVMe SSDの構成で圧倒的な処理性能を発揮します。
WQHD解像度の高リフレッシュレート液晶は広色域にも対応し、動画編集やCG制作にも最適です。
筐体は約2.8kgとハイスペック機にしては抑えられており、デスクトップに匹敵する力を持ちながら持ち運びも可能なのも特徴となっています。
最新ゲームを高画質で楽しみたいゲーマーや、プロユースのクリエイターに、強力な選択肢となる一台です。
メーカー | ドスパラ |
---|---|
CPU | Intel Core i9-14900HX |
GPU | GeForce RTX 5070 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
【初心者向け】17インチのゲーミングノートPCおすすめ3選
激安ノートPCの17インチモデルを紹介しましたが、ゲームの処理性能とグラフィック性能が低いのが弱点です。
より快適にゲームで遊びたいものの安いほうがいいという方には、初心者向けGPU搭載モデルがおすすめ。
そこで今度は、ゲームにも使いやすい初心者向け17インチのゲーミングノートPCのおすすめモデルを3つ、紹介していきます。
メーカー | 商品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|---|
ASUS | ![]() |
Intel Core i7-13620H | GeForce RTX 4060 | 最大32GB | 1TB |
MSI | ![]() |
Core i7-13620H | RTX 4050 | 16GB | 1TB SSD |
GIGABYTE | ![]() |
Intel Core i9 14900HX | GeForce RTX 4090+Intel Iris Xe Graphics | 最大64GB | 1TB |
ASUS TUF Gaming F17
By:asus.com
- 冷却設計が堅実でサーマル性能がよい
- ポート類や拡張性が充実している
- バッテリー効率のよいモデルあり
- GPU/CPUの最高性能は抑えめ
- デザインや筐体素材は廉価志向
ASUS TUF Gaming F17は、コスパに優れたゲーミングノートPCです。
第12世代以降のインテルCoreプロセッサーと高性能GPUを搭載し、初心者でも快適に最新タイトルを楽しめます。
耐久性の高いTUFシリーズならではの設計で、長時間のゲームプレイにも安心です。
大画面の17インチディスプレイは迫力ある映像体験を提供し、FPSやRPGなどジャンルを問わず没入感を味わえます。
価格を抑えながらもしっかり遊べる一台を探している方におすすめです。
メーカー | ASUS |
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CPU | Intel Core i7-13620H |
GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | 1TB |
MSI Katana-17-B13VEK-4339JP
By: ark-pc.co.jp
- マルチコア性能が比較的高い
- エントリーモデル内ではトップクラスのスペック
- 最大リフレッシュレート144Hz
- 重たい作業を同時並行するのは難しい
本機は、初心者向けのゲーミングノートPCとしては、比較的高性能の17インチモデルです。
CPUには、Core i7-13620Hを搭載しています。8コア16スレッドで、ゲーム性能が高いです。動画編集などのマルチコア性能も比較的高めなので、作業にも十分使えます。
GPUには、RTX 4050を搭載。初心者向けモデルに搭載されるなかではトップクラスの性能です。
Apexでは、フルHDの最高画質設定で90fpsを超えます。高画質設定では、144fps付近になる場面もあるので、FPS/TPSなどにも使いやすいです。
さらに、モニターの最大リフレッシュレートは144Hz。PC性能と釣り合っており、外付けモニターを使わなくても性能を最大限引き出せます。
これだけの性能で約17万円なので、コスパが非常に高いです。
メーカー | MSI |
---|---|
CPU | Core i7-13620H |
GPU | GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB |
GIGABYTE AORUS 17X
By:gigabyte.com
- 省スペースながらハイエンドCPUと高性能GPUを選べる
- 高リフレッシュ率と高解像度ディスプレイ
- 冷却性能が高い
- 消費電力・発熱・騒音が大きめ
- 一部モデルはOSやBIOSの初期設定で最適化が必要
GIGABYTE AORUS 17Xは、ハイエンド志向のゲーミングノートを求める方に最適なモデルです。
最新の第13世代インテルCore i9プロセッサーとハイエンドGPUを搭載し、デスクトップ級のパフォーマンスをノートで可能にしています。
冷却性能にも優れており、長時間の高負荷なゲームでも安定して動作するのもポイントです。
さらに17インチの大画面は、144Hz以上の高リフレッシュレート対応で、FPSなど動きの速いゲームも滑らかに表示されます。
最高の環境でゲームを楽しみたい方には、まさに理想的な一台です。
メーカー | GIGABYTE |
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CPU | Intel Core i9 14900HX |
GPU | GeForce RTX 4090+Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | 1TB |
【コスパ最強】17インチのゲーミングノートPCおすすめ4選
ゲーミングノートPCの17インチモデルで、ゲームを高フレームレートで遊びたい場合は、これまで紹介したモデルよりも高性能なモデルが必要になります。重い作業に使いたい場合も、同様です。
そこで今度は、ゲーミングノートPCの17インチモデルのなかから、高性能かつ比較的安価なコスパ最強モデルを4つ紹介していきます。
メーカー | 商品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|---|
MSI | ![]() |
Core i7-13620H | RTX 4060 | 16GB | 1TB |
ASUS | ![]() |
AMD Ryzen 9 7945HX | NVIDIA GeForce RTX 4090 | 最大64GB | 1TB |
Lenovo | ![]() |
Intel Core Ultra 7 processor 255HX | NVIDIA GeForce RTX 5060 | 32GB | 1TB |
MSI Katana-17-B13VFK-4334JP
By: ark-pc.co.jp
- 高コスパモデルで使いやすい
- ゲームの処理性能が高い
- 冷却性能が高い
- ゲーム配信時には負荷バランスに注意が必要
本機は、FPS/TPSで有利な性能を備えながらも、価格を抑えている高コスパモデルです。
CPUには、Core i7-13620Hを採用しています。10コア16スレッドの高性能CPUで、Core i7-12700Hよりも安価なのが特徴です。ゲームの処理性能が非常に高く、配信などにも使える程度のマルチコア性能もあります。
GPUには、RTX 4060を採用。フォートナイトではフルHDの最高設定でも、130fps付近が出せます。高設定なら、175fpsにまで伸びる場面もあり、144fps付近でプレイするのに最適です。
さらに、モニターは17.3インチのフルHDモニターを採用しています。最大リフレッシュレートが144Hzなので、PC性能との相性がいいです。
そして、Cooler Boost 5という高性能クーラーを搭載しているのも本機の魅力のひとつ。ゲーミングノートPCは熱を持ちがちですが、本機は冷却性能が高いため高熱になりにくいのがいいところ。
全体的な構成のバランスがよく、汎用性が高い17インチゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。
メーカー | MSI |
---|---|
CPU | Core i7-13620H |
GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB |
ASUS ROG Strix SCAR 17 G733PY
By:asus.com
- 17.3インチの高リフレッシュQHDパネル
- ゲーミング向けにチューニングされたソフトウェア機能が充実
- 高品質な冷却設計
- 本体は大型・重めで携帯性に乏しい
- 高性能ゆえバッテリー駆動時間は短い
ROG Strix SCAR 17 G733PYは、圧倒的なゲーミング性能と美しい映像体験を両立したハイエンドノートPCです。
AMD Ryzen 9 7945HXとRTX 4090を組み合わせた構成では、デスクトップ級の力をノートPCで可能にしています。
さらに17.3インチのWQHD・240Hzパネルは、応答速度3ms・DCI-P3 100%カバー率を誇り、FPSやMMORPGでも極めて滑らかな映像を楽しめるのもポイントです。
冷却面でもベイパーチェンバーと強力ファンで高負荷時でも安定です。
最大64GBのメモリや大容量SSDの拡張にも対応し、性能・冷却・拡張性の三拍子が揃ったコスパ最強の17インチゲーミングノートとなっています。
メーカー | ASUS |
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CPU | AMD Ryzen 9 7945HX |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4090 |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | 1TB |
Lenovo Legion 7i Gen 10
By:lenovo.com
- 優れたOLED・高品質ディスプレイ
- 接続性やキー配列など使い勝手に配慮された設計
- 静音性や冷却面のバランスがとれている
- バッテリー持ちが短い
- 価格が高め
Lenovo Legion 7i Gen 10は、インテル最新CPUとRTX 40シリーズGPUを搭載し、安定した高パフォーマンスを発揮するゲーミングノートPCです。
冷却システム「Coldfront」を採用し、長時間のゲームプレイでも熱を効率的に逃がす設計となっており、静音性にも優れています。
ディスプレイは高リフレッシュレートに対応し、映像の滑らかさと色再現性の高さを兼ね備えており、ゲームはもちろん動画編集やデザイン用途でも快適に活用できるのもポイントです。
さらに専用ソフト「Legion Edge」によりパフォーマンスやファン制御を細かく調整可能で、自分のプレイスタイルに合わせたチューニングが可能となっています
高い性能と柔軟なカスタマイズ性のある、万能な17インチゲーミングノートを求める方におすすめです。
メーカー | Lenovo |
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CPU | Intel Core Ultra 7 processor 255HX |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
17インチゲーミングノートPCのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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|
以上が、17インチゲーミングノートPCのメリットとデメリットです。
まず、17インチという画面の大きさ自体がメリット。画面が大きいため、文字やアイコンが見やすくなります。WQHD対応のモニターでも、それほど文字が小さくならないのがいいところです。
画面が大きいことでゲームや映像コンテンツの臨場感が高くなり、作業効率も上がります。
一方、大きいため重い製品が多いのがデメリットです。大きく重いので、持ち運びは比較的しにくくなります。
もちろん、大きいカバンがあれば持ち運びは可能です。
ただし、15インチのゲーミングノートPCと比べると持ち運びはしにくくなります。
一方、画面の大きさ重視の18インチよりは持ち運びがしやすいです。持ち運びができるギリギリのサイズだと言えます。
これらのメリットとデメリットを照らし合わせ、自分に合うかどうかを見極めましょう。
17インチゲーミングノートPCの選び方
17インチゲーミングノートPCのメリットとデメリットを紹介しました。17インチはメリットもデメリットも、大きいです。
メリットをより大きくして満足感を高めるには、モデルをしっかりと選ぶことが大切。
そこで今度は、17インチゲーミングノートPCの選び方を紹介していきます。
CPU性能で選ぶ
ゲーミングノートPCは、CPU性能で選ぶのが大切です。
PCを選ぶときは、はじめにCPUをチェックしましょう。
CPUは、PCのデータ処理を担うパーツです。処理性能の大部分は、CPUで決まります。CPUの性能が高ければプレイできるゲームと行える作業の幅が広くなり、低ければ狭まってしまうため非常に大切です。
3Dゲームを快適にプレイしたい場合、また、作業にも使いたい場合は「Core i7-13700H」がおすすめ。
これは、最新世代の高性能CPUです。14コア20スレッドで、処理性能が高いのが特徴。
コアとスレッドは、どちらもデータの処理に使われる部分です。1つのコアのなかに、いくつかのスレッドが入っているイメージ。
ゲームは、基本的には複数のコアをまたがず、シングルコアで動作します。
一方配信や動画編集などは、複数のコアをまたぐマルチコアで動作するもの。そのためマルチコアの処理は、スレッド数が多いほど負荷が軽減されます。
Core i7-13700Hはコア数とスレッド数が両方多く、ゲームにも作業にも使いやすいCPUです。
これを基準にして、作業をあまりしないならCore i5-13500H、より重い作業をしたいならCore i9-13900Hという風に用途で選ぶと性能不足になる可能性は低くなります。
GPU性能で選ぶ
GPUは、グラフィックの処理を行うパーツです。主に、3Dグラフィックの処理を担います。
3Dゲームをプレイするときは、CPUよりもGPUの使用率が高くなるのが特徴です。2Dゲームをプレイするときは、逆にCPUの使用率が高くなります。
さらに、GPUはフレームレートにも大きく関わるパーツです。
フレームレートというのは、1秒間に何枚の画像を画面に表示させるかを示す値のこと。単位は、fps(frames per second)です。144fpsなら、1秒間に144枚の画像が連続で表示されます。
パラパラ漫画と同じように、画像の枚数が多くなるほど、映像の動きが滑らかになるのがポイントです。敵の動きを追いやすくなるため、FPSやTPSなど競技性が高いゲームでは、144fps以上の高フレームレートが好まれます。
GPUを選ぶ際は、プレイしたいゲームでどれだけのフレームレートが出せるかを基準にするのがおすすめです。
たとえば、ApexをフルHDの高画質設定で144fps以上でプレイしたい場合、RTX 4060が基準になります。より安定させたい場合は、RTX 4070もおすすめです。
2Dのメトロイドヴァニアなどをメインで遊びたい場合は、GTX 1650以上の性能であれば問題ありません。
自分が普段プレイすることが多いゲームジャンルを基準にして、GPUを選びましょう。
メモリ・ストレージ容量で選ぶ
メモリとストレージの容量も、17インチのゲーミングノートPCを選ぶ際は大切です。
メモリとは、PCが処理するデータを一時的に置いておくための領域のこと。メモリが大きくなるほど、より大きなデータを処理できるようになります。メモリの容量が小さければ、CPU性能が高くても処理能力が低くなるので注意しましょう。
ゲーミングノートPCであれば、16GB以上が基準です。
配信やプログラミング、3Dモデリングなど負荷の高い作業をしたい場合は、16GBでは足りない可能性もあるので、32GBも視野に入れましょう。
ストレージは、PCにインストールしたデータを保存する領域のことです。ストレージの容量が大きければ、より多くのゲームやファイルをインストールできます。
ゲームは容量が比較的大きいので、1TB以上は欲しいです。
また、ストレージにはSSDとHDDの2種類があります。
SSDは、データの読み書きが速いのが特徴です。PCの起動、ゲームのロードが速くなり、よりPCライフが快適になります。
その分、高価なのがデメリットです。
一方HDDは、SSDより安価なのがメリット。安いので、低めの予算でも大容量にしやすいです。
ただ、SSDよりも起動やロードは遅くなります。
おすすめなのは、1TB SSDです。容量をより大きくしたい場合は、1TB HDDを追加すると安く抑えられます。
ゲーミングノートPCは、デスクトップ型よりもカスタマイズの幅が狭いですが、ストレージの容量アップができるメーカーは多いので、満足のいく容量にアップさせましょう。
もちろん、予算に余裕があればメモリの容量アップもおすすめです。
最大リフレッシュレートで選ぶ
17インチゲーミングノートPCを選ぶときは、モニターの最大リフレッシュレートもチェックしましょう。
リフレッシュレートとは、1秒間に何枚の画像をモニターに表示させるかを示す値のことです。PC側ではフレームレート、モニター側ではリフレッシュレートと呼ばれます。単位は、Hz(ヘルツ)です。
リフレッシュレートと、フレームレートはある程度一致している必要があります。
たとえばPC側が200fpsでモニターに信号を送ったとしても、リフレッシュレートが144Hzの場合は、最終的に表示される映像は144fpsになってしまうためです。
そのうえ、フレームレートとリフレッシュレートが離れすぎていると、画面にひびが入ったような映像の乱れが発生することがあります。
自分が出したいフレームレートを基準にするのが、おすすめです。
最大解像度で選ぶ
モニターの最大解像度も、大切なポイントです。
解像度は、画面に表示されるドット数を表しています。解像度が高くなるとドット数が多くなり、より繊細な画像・映像の表現が可能です。細かい部分まで描写できるようになり、画質が綺麗に見えます。
そのうえ、画面の表示領域が広がるため作業も効率化可能です。
ただ、小さいモニターで解像度を高くすると、文字やアイコンが小さく表示されます。17インチのゲーミングノートPCであれば、フルHDまたはWQHDがおすすめ。
一般的な解像度は、フルHD。ゲームを高フレームレートで楽しみたい場合は、フルHDがおすすめです。
次点で対応しているモデルが多いのが、WQHD。フルHDより一つ上の解像度で、画面の表示領域をより広く取れるようになります。
ゲームはもちろん、作業にも使いやすいです。
持ち運びのしやすさで選ぶ
17インチのゲーミングノートは、15インチや16インチのゲーミングノートと比べると、持ち運びには不向きです。
持ち運びのしやすさを最初から捨ててしまい、家のなかで使うと決めてしまうのもおすすめ。
ただ、持ち運びもしたい場合は、少しでも軽量のモデルを選ぶのが大切です。
ゲーミングノートPCの重量は、2.2kg以下なら比較的軽いと言えます。17インチの場合は、2.6kg以下なら、軽い部類です。
外出先でも使いたい場合は、2.6kg以下の比較的軽い17インチゲーミングノートPCを選びましょう。
17インチのゲーミングノートPCに関するよくある質問
ここまで、17インチのゲーミングノートPCのおすすめモデルを紹介してきました。最後に、ゲーミングノートPCの17インチモデルに関するよくある質問の答えについて、解説していきます。
何か疑問がある方は、ぜひご参考ください。
17インチのノートパソコンの使い勝手は?
17インチのノートパソコンは、画面の表示面積が大きくなることで高解像度で運用しても、文字が小さくなりにくいため、使いやすいです。
ゲームでは、アイコンやテキストがしっかりと見えます。プログラミングのような文字を打ち込む作業でも、文字の視認性が高いため作業効率が高くなるのがいいところです。
ただし、持ち運びは若干しにくくなります。持ち運びができないというほどではないものの、長時間持ち歩くのは面倒です。職場との往復や、近所のカフェまで持ち歩く程度なら特に問題はありません。
ノートパソコン17インチは大きすぎる?
17インチのノートパソコンは、画面サイズが約43cmと大きく、B4〜A3用紙サイズです。
自宅での使用やデスクトップ代わりに使用するには最適ですが、持ち運びには不便さを感じることも。
重量は2~4kg程度で、バッグに収まらない場合もあります。
そのため、使用目的や持ち運び頻度を考慮して選択することが大切です。
ゲーミングノートPCの17インチモデルはドスパラにはない?
ゲーミングノートPCの17インチモデルは、ドスパラにはありません。
ドスパラは、デスクトップ型に力を入れています。ゲーミングノートPCのラインナップは、全部で3種類です。画面サイズは、全て15インチになっています。
そのほか、ケースのつくりなどに関してもエントリークラスのUL7C-AA3 US以外は共通です。エントリークラスモデルだけは、筐体のカラーが黒だったり重量が軽かったりという違いがあります。
また、ほかのBTOメーカーに関しても17インチのゲーミングノートPCのラインナップは少ないです。MSIなど、一部ショップでのカスタマイズに対応しているメーカーのモデルが多い傾向があります。
ゲーミングノートPCの17インチモデルを中古で買うのはアリ?
ゲーミングノートPCの17インチモデルを中古で買うのも、おすすめです。
中古のメリットは、安く購入できること。世代が一つ前の最高性能クラスのモデルが、10万円台から20万円台で購入できる可能性があります。
ただし、中古は耐用年数が比較的短いです。PCの耐用年数は、一般的には3年から5年とされています。当然、使用済みの中古はそれより短い可能性が高いです。
とはいえ、使用年数やパーツ交換の有無などによって耐用年数が違うので、中古から選ぶ際はそれらの情報が記載されているかどうかチェックするのがおすすめ。
求めるスペックのゲーミングノートPCが安いからとすぐ購入するのではなく、しっかりと吟味しましょう。
まとめ
本記事では、17インチのゲーミングノートPCのおすすめモデルなどについて紹介してきました。
17インチは、ゲーミングノートPCのなかでも特に大きいサイズです。14インチから16インチまでが一般的で、メーカーによっては17インチは取り扱いがないケースもあります。
モデル数が比較的少ないですが、そのなかから自分の求める性能を備えているかどうか、しっかりとチェックするのが大切です。プレイしたいゲームの推奨スペックや、今回紹介した性能の目安などを参考にしながら、じっくりとモデル選びをするのがおすすめ。
自分に合った17インチの大画面ゲーミングノートPCを選び、ゲームも作業もより快適にしましょう。