ゲーミングPC

ZOTACのゲーミングPCおすすめ6選|小型・高性能なミニPCを紹介

香港に本社を置くコンピューターメーカー、ZOTAC(ゾタック)

近年、自作PCを嗜む人の間では香港メーカーの人気が高くなってきています。ZOTACは自作PC向けのパーツ販売をメインにしていますが、既製品PCの販売も行っており、いずれも評価が高いです。

そこで今回は、ZOTACのゲーミングPCのおすすめモデルを6つ紹介します。

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ZOTACとは?

ZOTACは、香港に本社を置くPC Partner Group傘下のメーカーです。NVIDIA製GPU「GeForceシリーズ」を搭載するグラボや、ベアボーンなどの製造をしています。

オリジナルPCのなかに「組み立て済み」と「ベアボーン」との二つがラインナップされており、自作PCキットとしての購入も可能です。

社名は、コンピューター部品・エレクトロニクス領域を指すZONEと、辣腕(らつわん)を振るうという意味があるTACTの二つの言葉が由来。

エレクトロニクス業界において高い技術力を持ち、辣腕を振るうメーカーという意味が込められています。

ZOTACのゲーミングPCの特徴

ZOTACのゲーミングPCは、国内BTOメーカーやほかのゲーミングPCメーカーとは異なる特徴があります。

ミニPCを比較的多くラインナップしているのが、最たる特徴です。そんなZOTACのゲーミングPCの特徴について説明します。

高性能なミニPCが多い

ZOTACは、高性能なミニPCを多く販売しています。

ミニPCとは、一般的な「ミニタワー」のゲーミングPCよりも遥かに小型なPCを指すのが一般的です。たとえば手のひらサイズのPCや、オーディオインターフェース並のサイズのPCなどがあります。

小型なため場所を取らず、持ち運びも簡単なのが魅力です。当然拡張性はなく、性能の上限もありますが、ミドルクラス程度の性能であればミニPCでも出せます。

ゲームにも使えるので、小型PCが欲しい方にはZOTACがおすすめです。

コストパフォーマンスが良い

ZOTACのゲーミングパソコンはコストパフォーマンスが良いというメリットがあります。

特にミニパソコンはサイズが小さいため価格も抑えめで、10万円から20万円程度で手に入れられる製品も数多くラインナップされています。お手頃価格ではありますがゲームにしっかりと対応できる性能になっており予算が決まっている方にもぴったり。

また、学割特典があるのも嬉しいポイントです。学生なら会員特別価格でお得に早くパソコンを購入できたり、予約商品限定商品を先にゲットしたりすることもできます。抽選でスペシャルグッズも当たるので学生の皆さんは登録しておきましょう。

パーツ販売がメインでGPUが得意分野

ZOTACは、ゲーミングPCなどの完成品販売も行っていますが、メインはパーツ販売です。GeForceシリーズを搭載したグラボを得意分野としており、自作PCを嗜む方からの人気があります。

グラフィックボードはゲーマーやクリエイターが満足できるようなハイスペックを追い求めて作られており、反応の速さだけでなく快適にプレイできるかどうかも重視して設計されています。

販売されているグラボは、RETX 3050/3060/3060 Ti/3070 Ti/3080 Ti/3090 Tiなどの高性能パーツが大部分を占めており、このようにグラフィックボードを専門的に作っているメーカーですので販売されているパソコンに入っているグラフィックボードもしっかりとしたものになっています。

ゲーミングPCの根幹とも言われるグラボに信頼性があるおすすめのメーカーです。

インテリアに自然に馴染むデザイン

ZOTACのゲーミングPCは、ミニPCとミニタワー型PCとの二種類があります。いずれも、ゲーミングPCとしては落ち着いたデザインが特徴です。

ミニPCはUSB DACやヘッドホンアンプのような見た目をしており、デスクに自然に馴染みます。ミニタワーPCもスタイリッシュで落ち着いているため、どんなインテリアにも馴染むのが魅力です。

そのうえ、天板やサイドパネルには通気孔がしっかりと空いており、冷却性にも配慮されています。

ゲーミングPCのラインナップは少なめ

ZOTACは完成品PCも多く取り扱っていますが、ゲーミングPCのラインナップは比較的少ないです。

ZOTACで販売されている完成品PCの多くは、ビジネスモデルとなっています。内蔵GPUが搭載されていたり、GeForceのプロフェッショナル向けGPUが搭載されていたりするのが特徴です。

ただ、内蔵GPUのなかでも、比較的ゲーミング用途に使いやすいモデルが搭載されているので、ライトユーザーならばゲーミングモデル以外も選択肢に入ります。

ZOTACのゲーミングPCおすすめ4選|高コスパモデル

ZOTACというメーカーの特徴について解説してきました。ここからは、実際のZOTACのゲーミングPCを紹介していきます。まずは、ZOTACのなかでは比較的安い部類に入る高コスパモデルを4つ紹介しましょう。

製品名 CPU GPU メモリ ストレージ
ZBOX edge MI666 Core i7-1165G7 Iris Xeグラフィックス 16GB 256GB M.2 NVMe SSD
ZBOX MAGNUS EN153060C Core i5-11400H GeForce RTX 3060 Ti Lapotop 16GB 512GB M.2 NVMe SSD
ZBOX MAGNUS ONE ECM7307LH Core i7-10700 GeForce RTX 3070 16GB 512GB M.2 NVMe SSD
ZBOX MAGNUS EN173070C Core i7-11800H GeForce RTX 3070 Laptop GPU 16GB 512GB M.2 NVMe SSD
ZBOX Mシリーズ edge MI646 Core i5-1135G7 Intel Iris Xe Graphics (Integrated) 16GB 256GB M.2 NVMe SSD

ZBOX edge MI666

CPU Core i7-1165G7
GPU Iris Xeグラフィックス
メモリ 16GB
ストレージ 256GB M.2 NVMe SSD

ZOTAC ZBOXシリーズでは、最安価クラスのPCです。グラボが搭載されておらず、内蔵GPUになります。

内蔵GPUのなかでは比較的ゲームにも使いやすいIris Xeグラフィックスが搭載されているので、グラフィック処理が軽いゲームならプレイ可能です。たとえば、映像演出が控えめな2Dゲームなどであれば問題はありません。

重い3Dゲームはできませんが、普段遣いしながら同人ゲームなどを軽く遊びたいという方には向いているPCです。

ただ、ストレージが256GBと少ないので、注意しましょう。USB端子の数も心もとないため、USBハブを付けたうえで外付けHDDを用意するなどの対策が必要になります。

とはいえ、本体寸法149.5mm×149.5mm×28.5mm(幅×奥行き×高さ)というサイズ感は魅力的。安い小型ゲーミングPCが欲しい方には、非常におすすめです。

ZBOX MAGNUS EN153060C

CPU Core i5-11400H
GPU GeForce RTX 3060 Ti Lapotop
メモリ 16GB
ストレージ 512GB M.2 NVMe SSD

第11世代Core i5の高コスパモデルを搭載し、ノートPC用のRTX 3060を搭載した小型ゲーミングPCです。ミドルクラスの性能。販売価格約22万円と、一般的なミニタワーPCの同性能モデルと遜色ない価格なのが魅力です。

前述のMI666のサイズ感と変わらないサイズで、しっかりゲーミングPCとして使えます。USB端子も4つ背面に搭載されており、キーボード・マウス・外付けHDDを接続するには困りません。

正面には3-in-iカードリーダー、マイク端子、ヘッドホン端子、USB Type-A端子、電源ボタンなどが搭載されています。小型ながらWi-Fi LEDやストレージLEDがあり、運用しやすいのもポイント。

また、小型PCではあるものの、天板全面に通気孔が空いているため、冷却性能も比較的高めです。

そのうえ、メモリの空きスロットやストレージの空きスロットなど、小型ながらに拡張性があります。自作PCの心得がある方ならメモリ・ストレージの増設も可能です。

ZBOX MAGNUS ONE ECM7307LH

CPU Core i7-10700
GPU GeForce RTX 3070
メモリ 16GB
ストレージ 512GB M.2 NVMe SSD

ZOTACのミニタワーゲーミングPCです。OS入りの完成品モデルと、ベアボーンとの二種類がラインナップされています。

ベアボーンモデルは、OS・メモリ・ストレージが搭載されていません。ほかは全て揃っているので、自作PC初心者向けのキットとしても使えます。

ベアボーンモデルとOS入りモデルとの価格差は約4万円です。自作PCに興味がなければ、OS入りモデルを選びましょう。

性能としては、ミドルクラスです。第10世代のCore i7とRTX 3070という高性能GPUを搭載しており、重めの3Dゲームでも動かせます。サイズ感は一般的なミニタワーより若干小さい程度なので、ミニPCはハードルが高いけど小型のゲーミングPCが欲しいという方におすすめです。

ZBOX MAGNUS EN173070C

CPU Core i7-11800H
GPU GeForce RTX 3070 Laptop GPU
メモリ 16GB
ストレージ 512GB M.2 NVMe SSD

ミドルクラスのゲーミング性能を搭載したミニPCです。ヘッドホンアンプ並の大きさで、RTX 3070 Laptopを搭載し、重めのゲームにも対応しているのが特徴。ミニPCはゲームに使いにくいモデルが多いですが、ZOTACのミニPCはミドルクラスのゲーミング性能があるので使いやすいです。

メモリとストレージには空きスロットが1つずつあるので、増設も可能。メモリを増設すれば現行の多くのゲームをより快適に遊べるようになるだけでなく、作業にも活躍できます。

ストレージを増設すれば、より多くのゲームを入れられるようになるので、自作PCの心得がある方は増設もおすすめです。

さらに、デスクトップクラスのクーラーが搭載されています。ミニPCは冷却性能が低いモデルが多いですが、本機はミニPCとしては最高クラスに冷却性が高いです。そのうえ静かなので、どんな環境・用途でも快適に使用できます。

ZBOX Mシリーズ edge MI646

厚みがたったの3cmほどという極小サイズなため、持ち運びしやすく手軽に設置できるゲーミングパソコンです。価格もお手頃プライスなので予算に上限がある方にもぜひおすすめしたい商品となっています。

この薄さにも関わらず高性能CPU第11世代 Corei5-1135G7プロセッサを搭載しており、スムーズにゲームをプレイでき快適なゲームライフを送ることができます。

4K出力や最大3画面に対応しており、ミニパソコンとは思えない機能の充実ぶりから目が離せない魅力的な製品です。

CPU Core i5-1135G7
GPU Intel Iris Xe Graphics (Integrated)
メモリ 16GB
ストレージ 256GB M.2 NVMe SSD

ZOTACのゲーミングPCおすすめ2選|高性能モデル

ZOTACのゲーミングPCのおすすめモデルを、価格が20万円台のモデルを中心にして紹介してきました。ZOTACはミニPCや小型PCが多く、置き場所に困らないゲーミングPCを探している方におすすめです。ただ、ハイスペックモデルは少ない傾向があるので注意しましょう。

今度は、そんなZOTACの数少ない高性能ゲーミングPCを紹介します。

製品名 CPU GPU メモリ ストレージ
ZBOX MAGNUS EN173080C Core i7-11800H GeForce RTX 3080 Laptop 16GB 512GB M.2 NVMe SSD
ZBOX QX3P50000 Intel Xeon E-2136(6コア/12スレッド、3.3GHz/最大4.5GHz) NVIDIA Quadro P5000 16GB GDDR5 32GB 512GB M.2 NVMe SSD/1TB 2.5インチ SATA HDD

 

ZBOX MAGNUS EN173080C

CPU Core i7-11800H
GPU GeForce RTX 3080 Laptop
メモリ 16GB
ストレージ 512GB M.2 NVMe SSD

第11世代Core i7に、高性能なノートPC用RTX 3080を搭載したミニPCです。高性能かつ省スペースと、環境・用途を選ばず使えるのが魅力的。ストレージは同性能の他社製品と比べると小さいですが、SSD用の空きスロットがあるので増設可能です。

さらに、デスクトップPCに使われるクラスのクーラーを搭載しています。排熱・冷却性に難があるミニPCのなかでは、トップクラスで冷却性と静音性が高いです。ミニPCに興味があるもののゲームに使えるか不安な方、冷却性が不安な方におすすめ。

ZBOX QX3P50000

CPU Intel Xeon E-2136(6コア/12スレッド、3.3GHz/最大4.5GHz)
GPU NVIDIA Quadro P5000 16GB GDDR5
メモリ 32GB
ストレージ 512GB M.2 NVMe SSD/1TB 2.5インチ SATA HDD

全体的に高性能な小型PCです。サイズは、一般的なミニタワーよりもさらに小型。縦置きした際の厚みが半分程度にまで抑えられており、どこにでも置けます。

ゲーミングPCには使われないパーツが使われており、仕事で3Dグラフィックを触る方向けの構成です。

Quadro P5000は、NVIDIAのプロフェッショナル向けGPU。CADや3Dグラフィックソフトなど、業務用途に特化しているのが特徴です。ゲーム用に最適化されていないため、GeForceシリーズのハイスペックモデルに比べれば、ゲーム性能は劣ります。

ただ、それでも重めのPCゲームを遊べるだけのゲーム性能は搭載されており、ゲームプレイにおいて特に問題はありません。

仕事にもゲームにも使える小型PCを探している方には、おすすめです。

ZOTACのゲーミングPCに関するよくある質問

ここまで、ZOTACのゲーミングPCのおすすめモデルを紹介してきました。ゲーミングPCのラインナップは少ないですが、ゲームにも使えるPCは多いです。最後に、そんなZOTACに関するよくある質問の答えについて紹介します。

ZOTACはキャンペーンは行っている?

ZOTACは、PCパーツの購入者向けキャンペーンを行っています。BTOメーカーと比べると頻度は低く、割引キャンペーンではないので注意が必要です。

たとえば、2022年6月にはZOTAC Directの会員になり、対象製品を購入するとZOTACオリジナルグッズが複数手に入るというキャンペーンを行っていました。このように、おまけを付けるキャンペーンを行うことがあるので、気になる方はチェックしてみましょう。

ZOTACは壊れやすいって本当?

ZOTACに関して壊れやすいという意見が見られるのは、完成品PCではなくグラボです。

ただ、GPUはPCのパーツのなかでも比較的壊れやすい部類になります。ゲームや3Dグラフィック作成などの作業で酷使されるパーツであるため、CPUなどに比べると壊れやすいのは事実です。

しかし、ZOTACのGPUが特別壊れやすいということはありません。MSIのGPUよりも値段が安いのですが、見た目や付属ソフトなどで差が付いています。

ZOTACに学割はある?

ZOTAC公式ダイレクトショップ・ZOTAC Directには、学割があります。

ただし、最初から学割会員として登録する必要があるので注意しましょう。

学割会員として登録すると、会員特別価格で購入できるようになります。そのうえ、予約商品・限定商品を先行購入できたり、抽選でグッズを貰えたりするのでお得です。自作PCなどでZOTACをこれから頻繁に使っていきたい場合は、学割会員として登録することをおすすめします。

まとめ

ここまで、ZOTACのゲーミングPCについて紹介してきました。ゲーム用途に特化したPCのラインナップは少ないものの、ビジネス向けモデルでもゲームが遊べるようになっています。それらを含めれば、選択肢は意外と広いです。

ただ、同じ性能でミニPCとミニタワーPCとでモデル分けされておらず、「この性能のミニタワーが欲しい」という細かな欲求は満たせません。

欲しい性能とサイズ感が一致するモデルがあるか、今回おすすめしたゲーミングPCを参考にしながら、ZOTACのショップで探してみましょう。