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猛暑日や酷暑日に各地で大活躍したハンディファン。
「そろそろ使わなくなってきたな……」と片づける前に、正しい収納&保管の方法をご存知でしょうか。

本コラムでは正しい収納方法や保管方法をご説明いたします。

ハンディファンの保管で1番重要なポイントは?

ハンディファンの収納で最も大切なポイントは、ハンディファンのバッテリー残量です。

ハンディファンに搭載されているバッテリーは、長期間充電をせず放置すると、どんどんバッテリーが劣化してしまうのです。

バッテリーが劣化すると、
・ハンディファンを使用できる時間が短くなる
・ハンディファンを充電する時間が長くなる
・ハンディファンが充電できなくなる(使用できなくなる)
と、普段使いできない状態になってしまう可能性があります。

では、収納する前のバッテリー残量はどの程度あれば良いのでしょうか。

長期保管前のバッテリー残量は「腹八分目」が目安!

ハンディファンを保管するときのバッテリー残量は、20%~80%です。
この範囲内であれば、バッテリーに負荷がかかりにくいとされています。
また、バッテリーの膨らみなど異常がないかを定期的に確認することも必要です。

そのため、以下の2点を守るようにしましょう。
①バッテリー残量は20%~80%の間を保つようにする
②2,3ヵ月に一度バッテリー残量や本体に異常がないかを確認する

「長期保管時のバッテリー残量は腹八分目に」「2,3ヵ月に一度は状態を確認する」と覚えておきましょう。
何だかペットのお世話みたいですね。

ちなみに、バッテリー残量が100%あるいは0%の状態は、どちらもバッテリーの劣化を早めてしまうためNGです。
次はその理由をご説明いたします。

バッテリーは「満腹」だと劣化しやすい

バッテリー残量が100%だとダメな理由は、バッテリーそのものの仕組みが関わっています。

ハンディファンのバッテリーには、リチウムイオン電池が用いられます。
リチウムイオン電池は、内部でリチウムイオンが移動する化学反応が起きることで、充電や放電することができます。

バッテリーが100%の状態は、内部の化学反応が進みやすくなり、バッテリーの寿命が短くなってしまうのです。
また、バッテリー残量が100%になってからさらに充電をすると化学反応が進み、バッテリーがさらに劣化してしまうのです。

「腹八分目が健康にいい」と言われるように、バッテリーも満腹(バッテリー残量が100%)よりも腹八分目(バッテリー残量が80%)の方が長持ちすると考えると、分かりやすいかもしれません。

「腹ペコ」なバッテリーももちろんNG!

一方、0%での保管がダメな理由もバッテリーの仕組みにあります。

バッテリーは未使用時も、少しずつ放電しています。
この放電が続くと、最終的にバッテリー残量は0%になってしまいます。

0%になった瞬間に使えなくなってしまう、ということはありません。
ですが、0%のまま放置すると、バッテリーの劣化が早まります。また、放置しすぎたバッテリーは充電自体ができなくなることがあります。

バッテリー残量が0%、つまり空腹の状態が長く続くと、ハンディファンの具合が悪くなり、翌年に使えなくなる…といったイメージです。

『過充電』や『過放電』を防ぐ保護機能

ハンディファンにはバッテリーを安全に使用するために、さまざまな保護機能が搭載されている製品があります。

例えば、オウルテックのハンディファンHF09シリーズでは、以下の保護機能を搭載しています。
・過充電(電圧/電流)保護
・過放電(電圧/電流)保護

これらは、バッテリーが異常な状態になることを防ぎ、製品を安全に使用するための大切な保護機能です。

ただし、
「保護機能が付いているから、バッテリー残量を気にせず長期間保管しても大丈夫」
というわけではありません。

保護機能は、使用中や充電中の製品で異常が起きた際に過充電や過放電などの状態を防ぐためのものですが、バッテリーそのものが少しずつ放電することや、劣化することを完全に防ぐことはできません。

そのため、保護機能が搭載されているハンディファンでも、保管時の注意事項を守っていただくことがとても大切です。

ハンディファンの正しい収納&保管方法

ハンディファンの収納で最も大切なポイントは、ハンディファンのバッテリー残量であるとご紹介いたしました。
では、ここからはハンディファンの正しい保管方法や、保管時の注意点をご説明いたします。

ハンディファンは2,3ヵ月ごとに確認する

先程もご説明いたしましたが、
①バッテリー残量は20%~80%の間を保つようにする
②2,3ヵ月に一度バッテリー残量や本体に異常がないかを確認すると定期的にチェックすることが大切です。

ハンディファンの取扱説明書に沿って、バッテリー残量の確認や動作確認を兼ねた充電をしましょう。

高温多湿の環境で保管しない

ハンディファンのバッテリーに用いられるリチウムイオン電池は、高温や多湿に弱い性質を持ちます。

そのため、保管時は以下のような場所を選びましょう。
・直射日光が当たらない場所
・暖房機器の近くに置かない
・水気のない場所
・湿度の低い場所

直射日光が当たる場所や周辺温度が高くなる場所では、リチウムイオンが移動する化学反応が活発になります。
その結果、バッテリーの劣化を早めるだけではなく、最悪の場合は本体の変形や発熱・発火などにつながります。

また、水分がハンディファンの内部に入ると、バッテリーがショートして発火や爆発などの事故につながるおそれがあります。
特に冬場は結露が生じやすい時期です。
もし、保管時の湿度が気になる場合は、除湿剤(脱湿剤)や乾燥剤の使用も検討しましょう。

ハンディファンへの圧力は避ける

バッテリーに用いるリチウムイオン電池は、圧力や衝撃にとても弱いです。
弱い=壊れやすい、ではありません。
重大な事故につながる危険性がある、ということです。

バッテリーに圧力がかかると、ショートしてしまう可能性があり、発煙や発火などの重大な事故につながるおそれがあります。
そのため、ハンディファンの上に物を乗せた状態で保管しないでください。

「いつの間にか少し凹んでいた」といったときは、異常を確認した時点で適切に廃棄するか、メーカーへお問い合わせいただくことをおすすめします。

また、物が上に乗った状態で収納すると、電源ボタンが押されたまま最終的には過放電の状態が続く可能性があります。
こちらもバッテリーへのダメージにつながるので、しまう時は向きなども慎重に決めましょう。

羽根のホコリや持ち手の汚れを掃除しよう

ハンディファンの羽根に付いたホコリをそのままにすると、故障の原因となったり、カビや雑菌が繁殖して嫌な臭いやアレルギーの原因になったりします。
そのため、長期保管前にハンディファンの掃除をしておくと、来シーズンも快適にハンディファンをお使いいただけます。

羽根のホコリは、エアダスターやブラシ付きの掃除機を使って取りましょう。
ファン部分の狭い隙間には百円ショップなどで販売されている隙間ブラシや、毛の長いブラシを使うのもおすすめです。

ハンディファンの持ち手は、汗や皮脂が付着しているかもしれません。
そういった汚れが酷い場合は、水で薄めた中性洗剤を柔らかい布に少しだけ付けて拭き取りましょう。
この時、洗剤残りがないように拭き取ることと、電源ボタンや充電ポートなどの隙間から水分が中に入らないように注意しましょう。

ハンディファンをキレイにする際の注意点は、掃除する際に必ずハンディファンの電源をオフにすることです。
また、充電をしながら掃除をするのもNGです。

おわりに

ハンディファンの収納&保管方法について解説いたしました。

本コラムのまとめです。

・ハンディファンの収納、保管時はバッテリー残量をチェック
∟理想のバッテリー残量は、50~80%
∟おすすめのバッテリー残量は、20~80%
・バッテリー残量は100%でも0%でもNG(過充電、過放電)
・ハンディファンの収納&保管についてのポイント
∟定期的(2,3ヵ月ごと)に充電する
∟高温多湿の環境で保管しない
∟ハンディファンへの圧力は避ける
∟保管前にハンディファンをキレイにする

ハンディファンは便利な反面、使用方法や保管方法の注意点が多くあります。
ですが、これらの注意事項はハンディファンを安全に使い、かつ長持ちさせるために必要なポイントでもあります。

暑い時期に頑張ってくれたハンディファンを次のシーズンでも使えるように、少しの間お休みさせてあげましょう。

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