IntelのCore i9プロセッサはその圧倒的な処理能力とマルチタスク性能で知られ、高度なグラフィックスを要求する最新のゲームでもスムーズなプレイができます。
しかし、さまざまなBTOメーカーからCore i9を搭載した幅広いモデルが販売中であり、ゲーミングPCを購入する際にはどれを選択すればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
また、Core i9の次世代CPUとしてCore Ultra 9が発売されるようになり、より一層選ぶのが大変になりました。
そこで本記事では、Core i9を搭載したデスクトップおよびノートPCのなかから、とくにおすすめの10機種をランキング形式でご紹介します。
Core i9とCore i7の違いやCore i9が必要なケースも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
>>すぐにCore i9搭載のおすすめゲーミングPCをチェックしたい方はここをタップ
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Core i9搭載ゲーミングPCおすすめランキングTOP10一覧表
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
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製品名 | ![]() |
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メーカー | ドスパラ | ドスパラ | ストーム | マウスコンピューター | サイコム | ドスパラ | マウスコンピューター | MSI | セブン | GIGABYTE |
CPU | Core Ultra 9 285K | Core i9-14900KF | Core Ultra 9 285K | Core Ultra 9 285K | Core Ultra 9 285/ Core Ultra 9 285K |
Core i9-14900HX | Core Ultra 9 275HX | Core Ultra9 275HX | Core Ultra 9 285K | Core Ultra 9 275HX |
グラフィクボード(GPU) | GeForce RTX 5080 | GeForce RTX 5070 Ti | GeForce RTX 5080 | GeForce RTX 5080 | GeForce RTX 5070 Ti | GeForce RTX 5070 LapTop | GeForce RTX 4070 Ti Laptop | GeForce RTX 5080 Laptop | GeForce RTX 5060 Ti | GeForce RTX 5070 Laptop |
メモリ | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 64GB | 16GB |
ストレージ | SSD 2TB | SSD 1TB | SSD 1TB | SSD 2TB | SSD 1TB | SSD 1TB | SSD 1TB | SSD 1TB | SSD 1TB | SSD 1TB |
Core i9搭載ゲーミングPCおすすめランキングTOP10
Core i9搭載ゲーミングPCにもモデルごとに価格・性能差があり、モデル選びが非常に重要です。
そこで今回は、Core i9搭載のおすすめモデルをランキング形式で紹介します。
1位 ドスパラ GALLERIA XMC9A-R58-GD
By: dospara.co.jp
- あらゆるゲームを快適にプレイできるハイエンドモデル
- ストレージが2TBあるのでデータ容量に困らない
- 必要十分な1000W電源搭載
- 価格も最高クラス
本モデルは、GALLERIAシリーズのなかでも、トップクラスの性能を誇るハイエンドゲーミングPCです。
CPUは Core Ultra 9 285K、GPUはRTX 5080を採用しています。メインストリームとしては、最高峰レベルの性能です。
あらゆる最新タイトルを4K環境でストレスなくプレイできます。ゲームプレイだけでなく、動画編集やゲーム配信などクリエイティブユースにもぴったりです。
メモリは32GB、ストレージは2TB SSDとなっています。通常のゲームプレイには十分な容量ですが、メモリを大量消費するゲームや動画編集もされる方は64GBへのメモリの増設がおすすめです。
ハイエンドモデル特有の排熱の問題に関しても、水冷CPUクーラーと140mmサイズの大型冷却ファンを採用しています。低速回転でも風量が大きいので、静音性・冷却性ともに高いです。
電源ユニットも1000W 80PLUS GOLDなので、耐久性・容量ともに心配ありません。
トップクラスのゲーミングPCが欲しい方におすすめです。
メーカー | ドスパラ |
---|---|
CPU | Core Ultra 9 285K |
GPU | GeForce RTX 5080 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB SSD |
2位 ドスパラ GALLERIA ZA9C-Rxx
By: dospara.co.jp
- 現行でCore i9を搭載した希少なモデル
- MSI製の水冷式CPUクーラーを搭載
- ボトルネックが発生しない構成
- 近々終売になる可能性がある
本機は、現行モデルでCore i9を搭載した希少なゲーミングPCです。
多くの現行モデルはCore Ultraシリーズに置き換わっているため、Core i9搭載モデルが欲しい方は早めの購入をおすすめします。
CPUはCore i9-14900KF、グラボはRTX 5070 Tiです。4K環境においても高いゲーミング性能を発揮します。
「動画配信向けモデル」となっていますが、純粋にスペックが高いため高グラフィック・高リフレッシュレートで快適にゲームを楽しめます。
メモリは32GB、ストレージは1TBSSDになっており、ハイエンドモデルとしては、ストレージ容量が少ないため、必要な方は増設を検討しましょう。
また、GALLRERIAオリジナルではなくMSI製の水冷式のCPUクーラーを採用しているため、さらに冷却性能が強化されており、ハイエンドモデル特有の排熱問題も気にせずに利用できます。
メーカー | ドスパラ |
---|---|
CPU | Core i9-14900KF |
GPU | GeForce RTX 5070 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
3位 ストーム EK-285K58
By: stormst.com
- Core Ultra 9の最上位モデルを搭載
- 最高クラスのデザイン性
- さまざまなゲームが4Kでプレイできる
- デザイン性の分コスパは高くない
新世代Core Ultra 9を搭載したハイエンドゲーミングPCです。
GPUはRTX 5080を搭載しています。最新のRTX 500シリーズのなかでも屈指の処理能力を誇る上位モデルです。4K高画質フレームレートはもちろん、8Kも視野に入ります。
そのほかにも、メモリが32GB、ストレージも1TBと申し分のない構成です。メモリが大容量なおかげで、Core Ultra 9の性能を余すところなく使用できます。
性能だけでなくパノラマ強化ガラスやARGB、液晶付き水冷クーラーなど、デザインへのこだわりも高いです。
こだわりの1台が欲しい方におすすめのゲーミングPCです。
メーカー | ストーム |
---|---|
CPU | Core Ultra 9 285K |
GPU | GeForce RTX 5080 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
4位 マウスコンピューター G TUNE FZ-I9G80
By: mouse-jp.co.jp
- どんな作業でもこなせるスペック
- 2TBの大容量SSD搭載
- 360mmの水冷式クーラーで安定稼働
- 消費電力と価格が高い
本機はマウスコンピュータから販売されている、フルタワーケースを採用した上位モデルのゲーミングPCです。
CPUにCore Ultra 9 285K、GPUにRTX 5080を搭載しています。4Kはもちろん8K解像度に加え、高リフレッシュレート環境などさまざまな環境で快適なプレイが可能です。
採用しているパーツの性能が高く、360mmラジエータ搭載の水冷CPUクーラーや、1200W電源など、ほかのBTOに比べてワンランク上のパーツを採用しています。
また、メモリは32GB、ストレージは2TB SSDを採用しています。SSDは2TBと十分なので、さまざまなゲームをインストールしたい人におすすめです。
価格は少し高めですが、妥協のないハイエンドゲーミングPCを求めている方におすすめです。
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
CPU | Core Ultra 9 285K |
GPU | GeForce RTX 5080 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB SSD |
5位 サイコム G-Master Hydro Z890
By: sycom.co.jp
- デュアル水冷システムによる高い冷却性能
- 静音性に優れているPCケース
- カスタマイズの幅が広い
- 標準構成は Core Ultra 7のためカスタマイズが必要
G-Master Spear Z890は、デュアル水冷システムを搭載した最強の冷却性能を持つゲーミングPCです。
デュアル水冷システムとは、CPUとGPUにどちらも水冷式のクーラーを採用しているという意味であり、特にGPUの水冷化を標準で行っているBTOメーカーは非常に珍しいです。
水冷化によりCPU・GPUの冷却性能が高くなるだけでなく、パフォーマンスの向上をはじめ、省スペース化や静音化、熱による劣化が少なくなるなど多くのメリットがあります。
注意点として、購入時に標準でチェックが付けられているのはCore Ultra 7 265Kなので、Core Ultra 9 285/Core Ultra 9 285Kへのカスタマイズを忘れないようにしましょう。
サイコムは非常にカスタマイズ性に優れており、CPUとGPUも含めて各種パーツを細かくカスタマイズできます。
CPUグリスやCPUクーラーまで豊富な種類をカスタマイズできるのは、大きな魅力です。
標準ではGPUはRTX 5070 Ti、メモリは32GB、ストレージは1TBを採用しており、それぞれ予算に合わせてアップグレードが可能です。
高い冷却性能と自分好みのゲーミングPCを追求したい方におすすめのモデルです。
メーカー | サイコム |
---|---|
CPU | Core Ultra 9 285/Core Ultra 9 285K(要カスタマイズ) |
GPU | GeForce RTX 5070 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
6位 ドスパラ GALLERIA ZL9C-R57-C7
- 240Hzリフレッシュレートに対応している
- 最新のCPUとGPUを搭載している
- 17.3インチの大画面でゲームを楽しめる
- 本体重量が2.8kgあるため持ち運ぶには少し重い
本モデルは、 Core i9-14900HXを搭載したハイエンドのゲーミングノートPCです。
CPUはCore i9-14900HX、GPUはRTX 5070 Laptopを搭載しています。ノートPCながら、最新タイトルも快適にプレイできるスペックです。
17.3型のWQHD液晶ディスプレイは240Hz対応で、FPSタイトルや高グラフィックが求められるタイトルを快適に楽しめます。
メモリは32GB、ストレージは1TBです。
DDR5のメモリとNVMe Gen4のSSDを搭載しているため、ゲーミングノートPCでさまざまなタイトルをプレイしたい人に向いています。
メーカー | ドスパラ |
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CPU | Core i9-14900HX |
GPU | GeForce RTX 5070 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
7位 マウスコンピューター G TUNE H6-I9G7TBK-C
By: mouse-jp.co.jp
- 最新のCore Ultra 9を搭載
- 最大300Hzで表示できるWQXGA液晶
- Wi-Fi 7に対応し、最大5.7Gbpsでの無線通信が可能
- 同価格帯のデスクトップPCと比べると性能は劣る
本モデルは、CPUにCore Ultra 9 275HXを採用したハイエンドゲーミングノートPCです。
最新のCPUであり、24コアを搭載。シングル・マルチ性能が共に高く、ゲームにおいても高いパフォーマンスを発揮します。旧モデルと比べてワットパフォーマンスも高いため、バッテリー持続時間の延長にも貢献しています。
GPUはRTX 5070 Ti Laptop、メモリは32GB、ストレージは1TB SSDを採用しています。
特に、RTX 5070 Ti Laptopはノートパソコン向けのGPUながらVRAMを12GB搭載しているため、グラフィック負荷の高いゲームでも快適にプレイできます。
また、本機の大きな魅力として、300Hz対応のWQXGA液晶を搭載している点があげられます。
タクティカルFPSの競技シーンでも使われるレベルのリフレッシュレートであり、300Hz外付けモニターは価格も高いですが、本機であればノートパソコン本体のみでプレイできます。
最高スペックのゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
CPU | Core Ultra 9 275HX |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
8位 MSI Vector-16-HX-AI-A2XWIG-7650JP
By: ark-pc.co.jp
- あらゆるゲームを快適にプレイできる
- 新設計強冷クーラーによる高い冷却性能
- MSI独自のパフォーマンス向上機能を搭載
- 大きいため持ち運びには不向き
本モデルは、CPUにCore Ultra9 275HX、GPUにRTX 5080 Laptopを搭載したハイエンドなゲーミングノートPCです。
どちらも、現行最高クラスの性能をもっており、現在販売されているゲームのほとんどを快適にプレイできるせいのうをもっています。
メモリは32GB、1TB SSDを搭載し、液晶は240Hzに対応したWQXGA解像度で、ハイエンドに要求される要素を全て備えています。
本機は特に、冷却性能やパフォーマンスの安定に優れています。
オリジナルの「MSI OverBoost Ultra テクノロジー」はCPUの消費電力を維持したままCPU・GPUのパフォーマンスを最大化できるシステムであり、高負荷のかかるシーンでもフレームレートを落とすことなくゲームを楽しめます。
MSIならではのハイパフォーマンス+高安定性のゲーミングノートPCとなっています。
メーカー | MSI |
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CPU | Core Ultra9 275HX |
GPU | GeForce RTX 5080 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
9位 セブン ZEFT Z56W
By: pc-seven.co.jp
- Core Ultra 9の最上位モデルを搭載
- 静音性にすぐれたPCケース
- 64Gの大容量メモリを標準搭載
- GPUに対してCPUの性能がオーバー気味
本モデルは、高い静音性をもつケースを採用したハイエンドゲーミングPCです。
標準性能で非常に高いパフォーマンスを発揮します。
CPUはCore Ultra 9 285K、GPUはRTX 5060 Tiを搭載しており、多くのタイトルを快適にプレイできます。
Core Ultra 9 285Kは、一般向けモデルで最上位モデルとなるCPUであり、特に高い性能を求める方にはおすすめです。
メモリは標準で64GBを搭載しています。ストレージは標準的な容量の1TB SSDです。
カスタマイズも可能ですが、カスタマイズの必要がないほど十分なゲーミング性能を発揮します。
ゲーム用途に限らず、ゲーム配信やクリエイティブユースの場面でも使用可能です。あらゆる場面でストレスを感じさせません。
また、拡張性・静音性の高いフルタワーケースを採用しているため、家だけでなくあらゆる場面・用途で使うことのできるゲーミングPCとなっています。
静音性の高いハイエンドゲーミングを求めている方におすすめです。
メーカー | セブン |
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CPU | Core Ultra 9 285K |
GPU | GeForce RTX 5060 Ti |
メモリ | 64GB |
ストレージ | 1TB SSD |
10位 GIGABYTE AORUS 16X ASG-63JPC65SP
By: arc-pc.co.jp
- 超狭額ベゼルによる91%の画面占有率
- ハイエンドモデルとしては軽量
- 独自のAIエージェントで直感的にPCシステムを操作可能
- リフレッシュレートは165Hz上限
- ストレージ容量が少ない
本モデルは、高い画面占有率と軽量設計が特徴的なゲーミングノートPCです。
CPUにはCore Ultra 9 275HX、GPUには RTX 5070 Laptopを搭載し、ハイエンドモデルとしては標準的な性能にまとまっています。
一方で、メモリは標準で16GBのみ搭載であるため、よりパフォーマンスを引き出したい場合は32GBへの増設をおすすめします。
画面サイズは16インチとやや大きめのサイズで、非常にベゼルが狭いのが特徴。
画面占有率は驚異の91%であり、ほぼ全画面が液晶のように見えるため、ゲームで高い没入感を得られるのはもちろん、作業シーンにおいても快適に使うことができます。
また、本機のおもしろい機能として、AIエージェントの「GiMATE」が挙げられます。ボタンをおして話しかけることで、PCシステムを直感的に操作することができます。
スペックだけでなく、オリジナルの機能を持ったおもしろいゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。
メーカー | GIGABYTE |
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CPU | Core Ultra 9 275HX |
GPU | GeForce RTX 5070 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
Core i9とCore i7の違い
Core i9とCore i7の違いは。以下のとおりです。
これらに違いがあるので、処理速度などにも差が生まれる点は把握しておきましょう。
最新のCore Ultraについても記載していますので、どのように性能が違うのか、それぞれの特徴を紹介します。
マルチスレッド性能の違い
Core i9は、Core i7よりも多くのスレッドを同時に処理できるため、マルチタスクや複雑な計算を伴うアプリケーションで優れた性能を発揮します。
Core i9とCore i7のスレッド数とコア数を比較しましたので、参考にしてください。
CPU | コア数 | スレッド数 |
---|---|---|
Core Ultra 9 285K | 24 | 24 |
Core i9-14900K | 24 | 32 |
Core i9-13900K | 24 | 32 |
Core i9-12900K | 16 | 24 |
Core Ultra 7 265K | 20 | 28 |
Core i7-14700K | 20 | 20 |
Core i7-13700K | 16 | 24 |
Core i7-12700K | 12 | 20 |
Core i9は第12世代でも24スレッドあるため、マルチスレッドに向いているCPUです。
しかし、第14世代になるとCore i7のコア数、スレッド数ともに向上しており、高負荷のかかる作業を予定していない人はCore i7で十分といえます。
最新のCore Ultraはスレッド数こそ少ないものの高度なクリエイティブ作業に向いており、内蔵GPUの性能も高いです。
シングルスレッド性能の違い
現行モデルに限らず、シングル性能はCore i7のほうが高いです。
最近のモデルでは、シングル性能の性能差は比較的小さくなっていますが、数年前まではCore i9よりも圧倒的にシングルスレッド性能が高い傾向でした。
現行モデルにおいても、オーバークロックを用いない定格の速度では、Core i7-13700Kのほうが処理性能が高いです。
そのため、高度な並列処理を行わない用途であれば、Core i7かCore Ultra 7シリーズがおすすめ。
チャネル数の違い
Core i7は、デュアルチャネルに対応しています。
メモリを複数枚使用して帯域を倍に強化できますが、Core i7はメモリを2つ使用できるので2倍の帯域で構成可能です。
帯域1倍から2倍に変わる効果は非常に大きく、特にゲーミングPCにおいては遊べるゲームの幅が圧倒的に変わるほど。メモリを食うゲームをプレイするならば、デュアルチャネル以上は必要と言えます。
Core i9は、クアッドチャネルを構成可能です。
クアッド、つまりメモリを4枚使用でき、帯域も4倍になります。
ただ、1倍から2倍に変わったときは体感できるほどの違いがありますが、2倍から4倍に変わっても体感できるほどの差は生まれにくいです。
一般的な用途、ゲーミング用途ではデュアルチャネルで足ります。クアッドチャネルが必要なのは、非常に重い処理を行うときです。マイニングがしたい場合などには、活躍できます。
そのため、Core i9搭載のゲーミングPCでもクアッドチャネル構成にしているケースは少ないです。
ゲーミングPCにCore i9が必要なケース
ここまで、Core i9とCore i7の違いについて解説してきました。まとめると、Core i9はマルチタスクに強く、マイニングなどでも使えるのが特徴。Core i7はシングルスレッド性能ならばCore i9に肉薄しており、コスパが高いです。ゲームユーザーのなかには「Core i9」は不要という方もいます。
そこで、Core i9はゲーミングPCに必要なのかどうか、解説していきます。
ゲーム配信などマルチタスクをするならCore i9が必要
ゲームを快適に遊ぶ場合にはCore i7で十分ならCore i9は不要なのではないかというと、そうとは言い切れません。
Core i9最大のメリットは、圧倒的なマルチスレッド性能です。マルチスレッド性能は、ゲーム配信や動画編集などの作業に大きく影響します。
また、マルチタスク性能が高いので、ゲームをプレイしながら、ほかの処理を行うという用途では最適です。
ゲーム配信において、マルチスレッド性能が低いCPUでは、ゲーム自体が重い場合、カクつきや画質低下のリスクもあります。
さらに、PCVRをプレイしながら配信するならCore i9は必須クラスです。
まとめると、Core i9搭載ゲーミングPCが必要なのは以下のような方になります。
-
- ゲーム配信がしたい方
- ゲーム動画が作りたい方
- クリエイター
- PCVRをより快適にプレイしたい方
ゲームをするだけならCore i7で十分
CPUの性能向上は年々高まっており、ゲームを快適にプレイしたいだけなら、Core i7で十分です。
BTOメーカーで現行販売されているモデルは第13世代または第12世代Core i7の数が最も多く、選択肢も豊富にあります。
ほとんどのタイトルにおいては、Core i7-13700Kでスペック不足を感じる場面はありません。
ゲームをプレイするだけならシングルスレッド性能が高ければ問題ないので、Core i7が活躍します。
Core i9は数世代先のグラボにも対応
Core i9は、その高い処理能力と先進的なアーキテクチャにより、将来のグラボにも対応できる性能を持っています。
グラボの性能を十分に発揮するためには、CPUの性能も重要です。
CPUの性能が低いとボトルネックが発生してしまうため、グラボの性能を十分に発揮できません。
Core i9は、現状ですとオーバースペックになることが多いですが、将来グラボの性能が上がってきても対応ができるため、長い期間使えるCPUです。
そのため、長期間ゲーミングPCを使用したい人は、先行投資としてCore i9搭載のゲーミングPCを購入しています。
このように、現状だけでなく先のことを考えてから購入するゲーミングPCのスペックを考えましょう。
Core i9ゲーミングPCは購入後にカスタマイズできる?
Core i9ゲーミングPCは購入後にカスタマイズできますが、アップグレードするためにはある程度の資金力などが必要です。
そもそもCore i9ゲーミングPCは全体的な構成バランスなどにも優れているのに加えて、基本的なスペックについてもかなり高いモデルがほとんどといえます。
また、後から高性能なPCパーツを搭載すれば全体的なスペックが単純に上がるわけではなく、それぞれのPCパーツの相性によってはボトルネックが起きるケースも挙げられます。
自分自身でカスタマイズするには専門的な知識とノウハウが求められるため、各メーカーや専門店などにカスタマイズを依頼するのがおすすめです。
Core i9搭載ゲーミングPCを購入する際の注意点
Core i9搭載ゲーミングPCを購入する際の注意点について解説します。
Core i9搭載ゲーミングPCは、ほとんどの場合、ハイエンドモデルであり、非常に高価です。
購入後に後悔しないために、以下の注意点を参考にしてください。
用途によってCPUを選ぶ
なによりも用途によってCPUを選ぶのがおすすめです。
単純なゲームプレイだけであれば、Core i7であっても十分な性能を発揮します。
とくにFPS・TPSタイトルをメインにプレイされる方にとっては、Core i9はオーバースペック気味です。
ただし、ゲーム配信や動画編集といった用途を考えている方には、少しでもマルチスレッド性能が高いほうが有利になります。
Core i9とCore i7は価格差も大きいため、単純にどちらの性能が高いかではなく、どちらが自身の用途にあっているかで選びましょう。
電源ユニットにも注意
CPUやグラボを検討する際には、電源ユニットにも注意が必要です。
基本的にCPUやグラボは上位モデルほど、消費電力が大きくなる傾向にあります。
そのため、CPUやグラボの消費電力に比べ電源ユニットの性能が足りていないとならないように注意しましょう。
電源ユニットの性能が足りていない場合、CPUやグラボが安定して動作しない可能性があります。
ちなみに、消費電力とCPUの関係についてよくわからないという方は、BTOショップでの購入がおすすめです。
BTOショップでは、安定して性能を発揮できるように、上位モデルの電源ユニットが採用されています。
>>おすすめの電源ユニットをチェックしたい人はコチラをタップ
前世代のモデルを選ぶ場合は注意
Core i9とCore i7の比較をする際には、何世代のCPUかが重要です。
例えば、Core i9-13900Kは、Core i7-13700Kと比較してマルチスレッド性能が高いですが、第12世代のCorei9-12900Kでは大きな差がありません。
Corei9-12900Kは、16コア24スレッドなので、マルチスレッド性能はCore i7-13700Kと同等です。総合性能では、Core i7-13700Kが上回ります。
CPUの性能向上は、世代毎に行われているため、前世代のモデルを購入する場合には注意しましょう。
全体的な構成バランスを意識する
各メーカーで販売されているcore i9を搭載しているゲーミングPCは構成バランスは問題ない一方、メルカリやオークションなどで販売されているものは構成バランスの意識が大切です。
例えば、「core i9は搭載されているけれどグラボの世代がかなり古い」、「十分なメモリやストレージ容量が確保されていない」などのケースも少なくありません。
実際に購入する前にはCPUとグラボのバランスを始めとして、メモリやストレージ容量は確認するポイントといえます。
まとめ
ここまで、Core i9搭載ゲーミングPCについて解説してきました。
Core i9は、マルチスレッド性能に非常に優れているのが特徴です。そのため、配信や動画編集・エンコードなど、負荷のかかる並列処理に向いています。ゲーム配信者、Vtuberには非常におすすめです。
ただ、モデルによって性能には差があります。
今回紹介したゲーミングPCを参考にしつつ、予算の範囲内で自分が求める性能を最大限発揮できるモデルを選びましょう。