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【2025年】240Hzのゲーミングモニターおすすめモデル12選!安いモデルからWQHD・4Kまで

ゲーミングモニターには、リフレッシュレートという数値が設定されています。

これは、1秒間に表示される画像の枚数のことです。多くなればなるほど、映像が滑らかになります。FPSでは敵の動きを見やすくなって読み合いに強くなり、オープンワールドなどではキャラクターや背景の動きがよりリアルに感じられるのが特徴です。

ゲーミングモニターは144Hzが主流ですが、240Hzのモニターも近年は人気があります。

そこで本記事では、240Hzのゲーミングモニターを12個紹介していくので、ぜひご参考ください。

>>すぐに240Hzのおすすめゲーミングモニターをチェックしたい方はここをタップ
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【一覧表】240Hzのゲーミングモニターおすすめモデル12選

モデル名 JAPANNEXT VG24FHDR240 JAPANNEXT JN-IPS27FHDR240-N BenQ ZOWIE XL2540K IODATE EX-LDGC241UDB ASUS TUF Gaming CG249QM1A Pixio PX279 Prime HP OMEN 27qs MSI G274QPX ASUS ROG Swift OLED PG27AQDM Acer Predator X27U LG UltraGear OLED 32GS95UV-B MSI MAG 321UPX QD-OLED
解像度 フルHD フルHD フルHD フルHD フルHD フルHD WQHD WQHD WQHD WQHD 4K 4K
パネルサイズ 24.5インチ 27インチ 24.5インチ 23.8インチ 23.8インチ 27インチ 27インチ 27インチ 26.5インチ 26.5インチ 31.5インチ 31.5インチ
パネル種類 VA IPS TN ADS IPS IPS IPS IPS 有機EL 有機EL 有機EL 有機EL(QD-OLED)
応答速度 1ms 1ms 1ms 5ms(GTG)/0.9ms(OD) 1.0ms 1.0ms 1.0ms 1.0ms 0.03ms(GTG) 0.01ms 0.03ms 0.03ms

240Hzのおすすめゲーミングモニター12選

240Hzのゲーミングモニターと一口に言っても、多種多様なモデルがあります。解像度、パネルの種類、リフレッシュレート以外の性能や機能などはモデルごとに異なるものです。

そこで、240HzのおすすめゲーミングモニターをフルHDから4Kまで、合計12モデル紹介していきます。

【フルHD】JAPANNEXT VG24FHDR240

メリット
  • ゲーム大会でも使われるパネルサイズを採用
  • コントラスト比が非常に高いVAパネル採用
  • PS5との120Hz接続に対応
  • 240Hzゲーミングモニターとしては安い
デメリット
  • VAパネルにしては色域がやや狭め

JAPANNEXT VG24FHDR240は、非常にコスパが高い240Hzゲーミングモニターです。

特徴的なのは、VAパネルを採用しているという点。

VAパネルは、コントラスト比が高いのがメリットです。本機のコントラスト比は、5000:1。一般的なIPSモニターでは1000:1で、比べると5倍のコントラスト比があるということになります。

コントラスト比が高いことにより、黒をより深く表現できるのが魅力的です。黒をより黒く、白をより白く表現することによって映像にメリハリが生まれます。

高リフレッシュレートモニターなので競技ゲームに向いているのはもちろんですが、VAパネルによって映像美を楽しむゲームにも向いているのが本機の大きな魅力です。

さらに、ゲーミングPCだけでなくPS5でも高リフレッシュレートで接続できます。PS5との120Hz接続に対応しているため、PS5側で設定をすればフルHD120HzでPS5の名作もプレイ可能です。

そして、これだけの特徴を持ち、性能が高い240Hzゲーミングモニターとしては、破格の値段。Amazonでの販売価格は、約2万1000円です。

安い240Hzゲーミングモニターを探している方には、特におすすめのモニターだと言えます。

解像度 フルHD
パネルサイズ 24.5インチ
パネル種類 VA
応答速度 1ms
接続端子 HDMI/DisplayPort/オーディオ出力/USB-A(給電用)

【フルHD】JAPANNEXT JN-IPS27FHDR240-N

メリット
  • HDR10対応で映像がよりリアルに感じられる
  • 色性能が高め
  • IPSモニターとしては広めの視野角
  • 240Hzゲーミングモニターとしては安い
デメリット
  • 特になし

JAPANNEXT JN-IPS27FHDR240-Nは、IPSパネルを搭載した安い240Hzゲーミングモニターです。

先述のモデルとは異なり、IPSパネルを採用して価格をより抑えています。

特徴的なのは、映像表現の美しさです。

HDR10に対応しています。

HDR10というのは、映像の明暗差を10bitで表現する規格のことです。一般的なモニターが対応しているのはSDRで、これと比べると明るい部分をより明るく、暗い部分をより暗く表現できる点にメリットがあります。

そのうえ、本機は色性能が高いです。sRGBという色の範囲を定める規格で定められている色の範囲のうち、99%をカバーしています。より多くの色を表現できるうえにコントラストをはっきりさせる技術に対応しているので、映像表現が美しくなるのがよいところです。

240Hzで高性能という点だけでなく、映像表現の綺麗さにまでこだわりたい方には特におすすめのゲーミングモニターだと言えます。

解像度 フルHD
パネルサイズ 27インチ
パネル種類 IPS
応答速度 1ms
接続端子 HDMI/DisplayPort/オーディオ出力/USB-A(給電用)

【フルHD】BenQ ZOWIE XL2540K

メリット
  • ゲーム大会でも採用される程よいサイズ
  • ゲームプレイに影響する機能が豊富
  • 耐久性が高い
デメリット
  • 性能だけで見ると価格が高い

BenQ ZOWIE XL2540Kは、長く人気のある定番の240Hzゲーミングモニターです。

本機の最大の魅力は、機能が豊富な点。

たとえば、Black eQualizerという機能があります。これは、暗いシーンの視認性を高める機能です。FPSやTPSでは、暗い場所が頻繁に出てきますが、そうした場所での戦いに役立ちます。

もちろん、フロム・ソフトウェアのオープンワールドARPGなど、全体的に暗い場所が多いゲームもプレイしやすいです。

ほかにも、FPS用の設定に素早くアクセスできるクイックアクセスセッティングや、ほかのチームやプレイヤーの設定をダウンロードできる機能などが備わっています。

他社にはないBenQ独自の機能が豊富なので、機能を重視する方にはおすすめです。

一方で、性能だけでみると価格が高く感じられてしまうため、機能を重視しない方にはあまりおすすめしません。向き不向きがはっきりとしているモニターです。

解像度 フルHD
パネルサイズ 24.5インチ
パネル種類 TN
応答速度 1ms
接続端子 HDMI/DisplayPort/オーディオ出力

【フルHD】IODATA EX-LDGC241UDB

メリット
  • 必要十分な応答速度と高リフレッシュレート
  • 暗い場面をより鮮明に表示する機能を搭載
  • モード変更や各種調整など機能が豊富
デメリット
  • 色がくすんで見えることがある

EX-LDDGC241UDBは、豊富な機能を搭載している多機能モニターです。

まず、応答速度が5msとADSパネルのなかでは非常に高速なうえに、オーバードライブ機能が搭載されています。オーバードライブをオンにすると、応答速度が0.9ms(GTG)になり、Fast IPSやTNパネルのモニターよりも高速になるのがよいところです。

さらに、暗い場面を鮮明に表示するNight Clear Visionという機能が備わっています。暗くて見えにくいところの視認性が向上するため、暗闇に隠れた敵やアイテムを見逃さずに済むのも魅力的です。

ほかにも、ガンマ設定ができることで画面の明るさや暗さを改善できたり、コンテンツに応じた映像表示に調整できる画面モード機能があったりと、多機能なモニターになっています。

多機能な240Hzゲーミングモニターが欲しい方には、特におすすめです。

解像度 フルHD
パネルサイズ 23.8インチ
パネル種類 ADS
応答速度 5ms(GTG)/0.9ms(OD)
接続端子 HDMI/DisplayPort/USB Type-B/USB Type-A(3.2Gen)

【フルHD】ASUS TUF Gaming CG249QM1A

メリット
  • DPでのオーバークロック時に270Hzが出せる
  • sRGB99%で色性能が高め
  • 色温度選択機能など調整機能がある
デメリット
  • 付属スタンドの機能がチルトのみ

ASUS TUF Gaming VG249QM1Aは、DP接続時に270Hzが出せる高リフレッシュレートモニターです。HDMI接続時は最大240Hzで、これでも十分に高いですが、DP接続にするとさらにリフレッシュレートが伸びます。

より高いリフレッシュレートで遊びたい方に、おすすめです。

さらに、色性能はsRGB99%でIPSとしては一般的ですが、全モニターのなかでは比較的高い部類。FPSだけでなく、RPGなど幅広いゲームジャンルに対応しています。

そして、色温度選択機能やシャドウブーストなど各種調整機能も備わっており、ゲーミングモニターに求めるものが大抵得られるのがよいところです。

ただし、付属スタンドの機能がチルトしかなく高さ調整すらできないのが難点。モニターアームでの利用が前提なことには、注意しておきましょう。

解像度 フルHD
パネルサイズ 23.8インチ
パネル種類 IPS
応答速度 1.0ms
接続端子 HDMI/DisplayPort/オーディオ端子

【フルHD】Pixio PX279 Prime

メリット
  • ベゼルレスで複数モニター環境で使いやすい
  • 明暗の差を減らすブラックイコライザーを搭載
  • sRGB117.44%と高色域で映像が綺麗
デメリット
  • スタンドの機能がチルトのみ

Pixio PX279 Primeは、色性能が高い240HzのIPSモニターです。

sRGB117.44%と、IPSモニターとしては非常に広い色域を持ちます。sRGB規格で定められている色域を超えて、より多くの色を表示できるのがよいところです。

オープンワールドのアクションRPGや色鮮やかなピクセルアートのゲームなど、映像の美しさが魅力のゲームを遊ぶのに向いています。もちろん、画像編集や動画編集などのグラフィック系の作業にも使いやすいです。

さらに、機能も豊富。ブラックイコライザー機能を使えば、明暗差を減らして暗い部分の視認性を高めることができます。色性能の良さが台無しになるので普段は使いにくいですが、FPSなどの暗い部分が多い競技系のゲームでは使いやすいです。

また、ベゼルレスデザインを採用しており、下部以外のフチが1mmしかありません。モニターを複数枚並べても違和感がなく、綺麗なマルチディスプレイ環境を構築できます。

解像度 フルHD
パネルサイズ 27インチ
パネル種類 IPS
応答速度 1.0ms
接続端子 HDMI 1.4/HDMI 2.0/DisplayPort/オーディオ端子/USB

【WQHD】HP OMEN 27qs

メリット
  • WQHDで作業領域が広くゲームも作業も快適
  • 暗所補正やMPRTなどゲーム向きの機能が豊富
  • HDR認証がないのにHDR500と同等の画質
  • 付属スタンドでも縦モニターにできる
デメリット
  • MPRTを使うと画面が暗くなる

HP OMEN 27qsは、WQHD解像度の240Hzモニターです。

WQHDは、2560×1440ピクセルで、フルHD(1920×1080ピクセル)よりも高解像度。ドットの数が増えているので、画面の表示領域が広がり映像も綺麗に見えるようになっています。動画編集ソフトのタイムラインなどがより広く見えるようになるので、作業にもおすすめです。

さらに、映像の美しさが非常に優秀。本機にはHDR認証がありませんが、HDR500と性能は同等です。性能が不足している機器でHDRコンテンツの再生をすると画面が青っぽくなることがありますが、本機にはそれもありません。

ゲーム性能だけでなく、映像を楽しむうえでの性能も非常に優秀です。

そして、付属スタンドの機能も必要十分。ピポット(回転)機能と高さ調整機能があるので、付属スタンドでも縦モニターにできます。

全体的に優秀なモニターです。セール時には3万円程度安くなることもあり、割引時のコスパは圧倒的な高さを誇ります。

解像度 WQHD
パネルサイズ 27インチ
パネル種類 IPS
応答速度 1.0ms
接続端子 HDMI 2.0/DisplayPort1.4

【WQHD】MSI G274QPX

メリット
  • Type-C 65W給電に対応している
  • PS5 120Hz接続に対応している
  • 圧倒的コスパの高さ
  • 保証が3年間と長め
デメリット
  • 内蔵スピーカー非搭載
  • MPRTを使うと画面がやや暗くなる

MSI G274GPXは、ゲーマー向けと作業向けの両方の性能を持つ240Hzゲーミングモニターです。

ゲーマー向けとしてはリフレッシュレートや応答速度などの基本性能の高さはもちろん、ゲーム向けの機能を多数搭載していることがメリットとして挙げられます。

たとえばゲームモードの選択機能が搭載されていますが、このプリセットが10種類用意されており、ほかの製品と比べると種類が多いです。色域がsRGBに制限されるモードはどちらかと言えばイラストレーターなどの作業向きですが、FPS設定やRPG設定だけでなく、RTSまで用意されているのが魅力的。

一方作業向けとしては、Type-C 65W給電に対応していることがメリットとして挙げられます。高性能なMacbook ProやゲーミングノートPCには動かないモデルもあるものの、一般的なビジネス向けのノートPCであれば十分な出力です。

ゲーム機やノートPCをType-Cケーブル一本だけで、モニターに接続して電源供給ができます。

高性能かつ高機能なWQHD解像度のゲーミングモニターで、価格は5万9,800円。Amazonセール時には1万円程度安くなることもあり、非常にコスパが高い240Hzゲーミングモニターです。

解像度 WQHD
パネルサイズ 27インチ
パネル種類 IPS
応答速度 1.0ms(GTG)
接続端子 HDMI/DisplayPort/Type-C(最大65W)

【WQHD】ASUS ROG Swift OLED PG27AQDM

メリット
  • 有機ELパネル搭載で深い黒の表現と鮮やかな色彩
  • コントラスト比が非常に高い
  • 0.03msの超高速応答速度で残像感がない
  • ピーク輝度が1000ニットと高い
デメリット
  • 有機ELパネル特有の焼き付きリスクがある

ASUS ROG Swift OLED PG27AQDMは、有機ELパネルを搭載している240HzのWQHDゲーミングモニターです。

有機ELパネル搭載機種としては振り切った性能で、ゲーム用途に特化しているのが特徴。コントラスト比が非常に高いですが、色再現性は一般的な有機ELパネル搭載モニターよりも低い点に注意が必要です。

とはいえ、ゲーム用途なら非常に優秀。

コントラスト比が高いため、黒に深みが生まれています。ダークソウルシリーズなど明暗差の大きいゲームをプレイすると、感動する映像表現が楽しめるのが魅力的。

さらに、応答速度が非常に高速で、動きの激しいゲームにおける表示性能は他の追随を許さないほどです。残像感は、まったく感じられません。

作業用としても使いたいなら注意が必要ですが、ゲーム用として考えると焼き付きが発生しやすい以外にデメリットがない魅力的な240Hzゲーミングモニターです。

焼き付きは、同じ画像をずっと表示させないようにするなどして予防しましょう。

解像度 WQHD
パネルサイズ 26.5インチ
パネル種類 有機EL
応答速度 0.03ms(GTG)
接続端子 HDMI2.0/DisplayPort/オーディオ端子/USB 3.2 Gen1×2

【WQHD】】Acer Predator X27U

 

メリット
  • 有機ELパネルで高コントラスト
  • 色再現性が高く映像表現が美しい
  • 最大90W給電に対応している
  • KVM機能を搭載しており複数PC環境で便利
デメリット
  • 性能と機能を両方盛った分価格も高い

cer Predator X27Uは、有機ELパネルを搭載した240Hzの高性能・高機能なゲーミングモニターです。

まず、有機ELパネル特有の高コントラスト比が特徴。黒の表現がより深くなるだけでなく、本機は色再現性も非常に高いです。HDRにも対応しており、映像表現の美しさは他社のWQHDモニターよりも優れていると言えます。

ゲーム性能も、申し分ありません。

さらに、最大90WのType-C給電に対応しています。ビジネス向けであれば高性能なモデルでも、ノートパソコンの接続と給電がType-C一本で賄えるほどの出力です。

そのうえ、KVM機能に対応しています。

KVM機能というのは、モニターにキーボードとマウスを接続しておけば、映像出力ソースを切り替えても同じキーボードとマウスをそのまま使える機能のことです。

デスクトップPCとノートPCの二台体制で使っている人など、複数PC環境で使いやすくなっています。

ゲーム性能も作業性能も両方高く、高価な有機ELパネルを搭載。これだけの特徴を備えている分、価格が高いものの、コスパは決して悪くありません。

多様な用途で使える240Hzゲーミングモニターが欲しい方に、最適な一台です。

解像度 WQHD
パネルサイズ 26.5インチ
パネル種類 有機EL
応答速度 0.01ms
接続端子 HDMI/DisplayPort/Type-C(最大90W)

【4K】LG UltraGear OLED 32GS95UV-B

メリット
  • フルHD@480Hzと4K@240Hzを切り替えられる
  • 超高速な応答速度で残像感が極限まで減っている
  • ピーク輝度1300cd/㎡の高輝度で繊細な色表現ができる
  • 内蔵スピーカーの音質が高い
デメリット
  • 高性能な分価格も高い

LG UltraGear OLED 32GS95UV-Bは、同型モデルの2025年最新モデル。4Kの高解像度で有機ELパネルを搭載しており、4K@240Hz、フルHD@480Hzに対応している高性能ゲーミングモニターです。

4K@240Hzと、フルHD@480Hzを切り替えられる機能が搭載されています。リフレッシュレートを最優先したい方で、フルHDで400fps以上のフレームレートが出せるゲームをプレイする際には便利です。

さらに、有機ELパネル特有の締まりのよい深みのある黒が特徴。そのうえピーク輝度が1300cd/㎡と高く、高コントラスト比と合わせて、より繊細な色表現ができます。

色鮮やかな色再現性とコントラスト比を、高い輝度でフルに活かせるのが理由です。輝度が高いと、色がより鮮やかに表現されます。

そして、スピーカーが7W×7Wとモニター内蔵スピーカーとしては超高出力。ヘッドセット端子がありますが、内蔵スピーカーだけでもゲームや映像視聴を十分楽しめます。

解像度 4K
パネルサイズ 31.5インチ
パネル種類 有機EL
応答速度 0.03ms
接続端子 HDMI/DisplayPort/オーディオ端子/USB 3.0アップ,ダウンストリーム

【4K】MSI MAG 321UPX QD-OLED

メリット
  • 従来の有機ELパネルよりも美しい映像表現
  • 色性能が高くHDRを True Black 400にも対応
  • DP Alt接続に対応している
デメリット
  • ゲーム性能だけ重視する方の場合はコスパが悪い

MSI MAG 321UPX QD-OLEDは、色の表現が非常に美しい有機ELパネル搭載240Hzゲーミングモニターです。

一般的な有機ELパネルとは異なり、本機に搭載されているのはQD-OLEDパネル。量子ドット技術と有機EL技術を組み合わせることで、高い画質と広い色域を両立しているのが特徴です。

4Kという高解像度とあわせて、非常に美しい映像が楽しめます。

さらに、色性能が非常に高いのも本機の大きな魅力です。sRGB100%、DCI-P3 99%、AdobeRGB 97.5%と、どの規格でも広い色域を持っています。

高いコントラスト比とあわせて、色再現性が非常に高く、イラスト制作や画像編集・動画編集などの作業にも使いやすいです。

ただ、ゲーム性能も高いものの、ゲーム性能が高い4Kモニターにはもう少し安い製品もあります。ゲーム性能だけを重視する場合には、おすすめしません。

作業性能とゲーム性能を両立している点が本機の大きな魅力なので、ゲームも作業もより快適にしたい方におすすめです。

解像度 4K
パネルサイズ 31.5インチ
パネル種類 有機EL(QD-OLED)
応答速度 0.03ms
接続端子 HDMI/DisplayPort/Type-C(DP Alt)

240Hzのゲーミングモニターのメリット・デメリット

240Hzのゲーミングモニターのおすすめモデルを紹介してきましたが、240Hzという高リフレッシュレートのモニターにはメリットもあればデメリットもあります。

そこで今度は、そもそも240Hzのゲーミングモニターが必要かいらないか判断したい方のために、メリットとデメリットについて解説していくので、ぜひご参考ください。

240Hzのゲーミングモニターのメリット

  • 敵の動きが視認しやすくなり読み合いで強くなれる
  • キャラの動きがより魅力的に見えるようになる
  • 木々の揺れなど背景の動きがよりリアルになる
  • 残像感が軽減される

以上が、240Hzのゲーミングモニターのメリットです。

冒頭で述べた通り、リフレッシュレートは1秒間に画面に表示される画像の枚数のこと。1秒間に画面が切り替わる回数と言い換えられます。

多くなればなるほど、映像が滑らかになるのが特徴です。240Hzという高速の画面切り替えができるモニターでは、敵の動きを視認しやすくなります。

FPSなどでは近距離での読み合いに強くなるだけでなく、偏差撃ちなどのエイムもしやすくなるのが特徴です。当たったように見えて実は当たっていない、ということが軽減されます。

さらに、残像感も軽減されるのがよいところです。画面の切り替えが高速で行われることによって、動きが素早い映像で発生しがちな残像が気にならなくなります。

240Hzのゲーミングモニターのデメリット

  • 最低でも2万円台からという価格帯
  • 240Hzを活かすには高性能なPCが必要
  • 作業向けの機能を搭載したモデルが少ない

以上が、240Hzのゲーミングモニターのデメリットです。

まず、価格が比較的高いというデメリットがあります。一般的な144Hzのゲーミングモニターの場合、フルHDでの最安値は1万円台前半です。

ところが、240HzになるとフルHDでも2万円台以上という価格帯になっています。解像度が高いモニターや機能が豊富なモニターになると、5万円以上ということも珍しくありません。

4Kで240Hzとなると、10万円を軽く超えてきます。

さらに、240Hzを活かすには高性能なPCが必要です。

リフレッシュレートは、PC側ではフレームレートと呼ばれています。これらは同じく「1秒間に画面が更新される回数」のことです。

両者は対応しており、モニターが240Hzに対応していたとしても、PCが240fpsを出せなければ意味がありません。

むしろ、リフレッシュレートとフレームレートの大幅な乖離によって、画面が割れたように表示されるなどの不具合が発生する可能性があります。

また、240Hzモニターはゲーム特化のモデルが多いです。144Hzであれば、どの解像度でも作業とゲームの兼用がしやすいような機能を搭載したモデルがありますが、240Hzになると、そのようなモデルの数が大きく減ります。

予算や用途などを考慮して、自分に必要なのはどのようなモニターかを判断することが大切です。

240Hzのゲーミングモニターの選び方

240Hzのゲーミングモニターは人によってはいらないということもありますが、ゲームに特化したモニターが欲しい方や高性能なモニターが欲しい方にとっては、メリットが大きいです。

ただ、これまで紹介してきたように、モニターにもさまざまな特色があります。

そこで今度は、240Hzゲーミングモニターの選び方について簡単に解説していくので、ぜひご参考ください。

解像度で選ぶ

ゲーミングモニターを選ぶ際は、解像度が大事です。

解像度は、画面に表示されるドットの数を表しています。ドット数が多くなることによって、画像や映像をより高精細に表現できるのが特徴です。

そのうえ、画面の表示領域が広くなり、同じサイズのモニターでもフルHDよりもWQHDなどのほうがより画面を広く使えるようになります。ゲームだけでなく、作業でも使いやすいです。

ただ、解像度を上げればPCへの負荷が大きくなります。高解像度で240fpsのフレームレートを出すのは、難しいです。

リフレッシュレートとフレームレートは、どちらも同じものを表しており、対応しています。240Hzのモニターを使っていたとしても、144fpsしか出せなければ意味がありません。

そのため、自分の使っているゲーミングPCの性能との兼ね合いで選びましょう。

パネルサイズは解像度とのバランスで選ぶ

パネルサイズは、解像度とのバランスで選ぶことが大切です。

解像度が上がれば、画面に表示されるドットの数が増えます。これにより高画質になったり表示領域が広がったりするのが高解像度のよいところです。

ただし、小さいモニターに高解像度を表示させると、文字やアイコンが小さく表示されてしまいます。

これは、1ドットのサイズが小さくなるのが理由です。

逆に、解像度に対してサイズが大きすぎてもドットが大きくなりすぎて画質が荒く感じられることがあるので、注意しましょう。

そのため、解像度とパネルサイズのバランスを考える必要があります。

一般的なサイズ感覚は、以下の通りです。

  • フルHD:24インチ~27インチ
  • WQHD:27インチ~30インチ
  • 4K:30インチ以上

ただ、これよりも多少小さくても視認性が著しく損なわれることはありません。少し文字が小さく見えるくらいで、実用には問題がないことが多いです。

また、小さい画面に高解像度を表示させると大きい画面よりも高画質に感じるというメリットもあります。

このバランスに関しては、好みに合わせることが大切です。

応答速度で選ぶ

応答速度は、モニターの画面の色が変わるまでにかかる時間のことです。

単位は、msで表されます。数値が小さいほど、変化が速くなるということです。

応答速度が速くなると、映像の残像感やブレが軽減され、動きが滑らかに感じられるようになります。ブレが少なくなるので、精密なエイムが求められるゲームでは、応答速度が速いモニターのほうがおすすめです。

応答速度は、0.1ms以下であれば問題ありません。

パネルの種類で選ぶ

モニターのパネルには、種類があります。

  • TN:高輝度にしても消費電力が低い
  • IPS:全体的に性能が高めでバランスがいい
  • VA:コントラスト比が高い
  • OLED(有機EL):コントラスト比が高く薄型軽量にしやすい

TNパネルは、近年は採用モデルが著しく減っています。応答速度が速いIPSパネルが出てきたことや、IPSパネルを採用しても安く抑えられるようになったことが理由です。

TNパネルには、2025年時点では特にメリットがありません。

IPSパネルは、ゲーミングモニターで最も広く使われているパネルです。癖が少なく、デメリットが特にないのが魅力的。色性能、上下視野角、リフレッシュレート、応答速度など全体的に性能が高めでバランスが良好です。

昔は応答速度がTNパネルより遅いというデメリットがありましたが、近年は改善されています。

VAパネルは、コントラスト比が高いのが特徴のパネルです。一般的なIPSパネルのコントラスト比が1000:1なのに対し、一般的なVAパネルのコントラスト比は5000:1になっています。

より黒を深く表現できるのが特徴です。

この特徴のためか、VAパネル搭載モデルは色性能が高いモデルが多い傾向があります。

また、近年は有機ELパネルを採用したゲーミングモニターも少なくありません。コントラスト比が高く、映像が綺麗なのが特徴です。

そのうえバックライトが不要なパネル方式なので、薄型軽量にしやすいというメリットもあります。

基本的には、パネルは用途と好みで選ぶのがおすすめです。

画像編集や動画編集なども行う場合は、VAパネルがおすすめ。ゲームや一般的なブラウジングだけなら、比較的安価なモデルが多いIPSパネルがおすすめです。

240Hzのゲーミングモニターに関するよくある質問

240Hzのゲーミングモニターのおすすめモデルや選び方などについて、解説してきました。最後に、240Hzのゲーミングモニターに関するよくある質問の答えを紹介していきます。わからないことがある方は、ぜひご参考ください。

ゲーミングモニターに240Hzはいらない? 意味ない?

ゲーミングモニターに240Hzはいらない、意味ないという意見がネット上に見られますが、意味はあります。

ネット上で意味がないと言われている理由は、144Hzとの違いを体感できないということです。

ただ、実際に使い比べてみるとわかりますが、144Hzより240Hzのほうが動きが滑らかになっているという実感が得られます。

そのため、240Hzのゲーミングモニターは意味ないとは言えません。

とはいえ、144Hzのモニターを使っていた方が240Hzに変えた途端に勝率が著しく上がるということもないうえに、使いこなすにはそれ相応の性能のパソコンが必要になります。

人によっては、240Hzのゲーミングモニターはいらないと感じる可能性があることは否定できません。

大事なのは、自分にとって合うかどうかです。

ゲーミングモニターは165Hzと240Hzで違いを感じられる?

ゲーミングモニターは、165Hzと240Hzで違いを感じられます。

ただ、体感できる差は人それぞれです。

違いがわかるという人もいれば、わからないという人もいます。プロゲーマーがリフレッシュレートごとに勝率を比べたことがありますが、その際は120と240Hzではあまり変わりませんでした。

腕前がプロクラスであれば、144Hzや165Hzのゲーミングモニターでも十分だと言えます。

しかし、これから腕前を上達させたいという方やオープンワールドなどで使いたいと考えている方には、240Hzのゲーミングモニターのほうがおすすめです。

240Hzゲーミングモニターの相場は? 最安値はどれくらい?

240Hzゲーミングモニターの値段の相場は、フルHDで3万円程度です。

WQHDであれば4~5万円程度。4Kからは相場が跳ね上がり、10万円前後になります。

240Hzゲーミングモニターの最安値は、約2万円です。JAPANNEXTなど、コスパの高いモニターを多数販売しているメーカーが、この程度の価格帯で240Hzモニターを販売することがあります。

なるべく安く抑えたい場合は、この相場感覚と最安値を参考にしてモデルを選びましょう。

240Hzゲーミングモニターは中古でもいい?

240Hzゲーミングモニターは、中古でも問題ありません。

モニターはPCと比べて耐用年数が長く、中古でもよほど状態が悪くなければ長く使える可能性が高いです。

そのうえ新品と比べて安いので、人の手に渡っていることが気にならない方には240Hzゲーミングモニターを中古で購入するという選択肢もあります。

ただ、傷の有無や動作確認の有無、使用期間などはチェックしておきましょう。

まとめ

本記事では、240Hzのゲーミングモニターについて解説してきました。

240Hzという高リフレッシュレートのモニターを使えば、60Hzのモニターと比べて劇的に快適になります。FPSやTPSで勝ちやすくなるだけでなく、一人用のゲームでもキャラの動きがより魅力的になるなどの恩恵が得られるのがよいところです。

パソコンの性能が240fpsを出せる程度に高くなければなりませんが、高性能なゲーミングPCを持っている方には非常におすすめ。

ただ、モデルごとにさまざまな違いがあります。

本記事で紹介したおすすめモデルや選び方を参考に、自分に最適な一台を選ぶことが大切です。