ゲーミングPC

静音PCケースおすすめモデル10選|静音化の方法も解説

自宅で長時間PC作業をする方や、夜中にゲームをプレイする方などのなかには、キーボードやマウスの静音性にこだわる方も多くいます。

ただ、キーボードだけでなく、PC自体の静音性も非常に重要です。特に長時間のゲームや作業でPCに負荷がかかると、どれだけ性能がよくてもファンの音が響きます。PC本体の騒音は、夜中やゲーム中などは気になりがちです。

そんな方に向けて、本記事ではPC本体の騒音を抑制できる静音PCケースのおすすめモデルを10個紹介します。

ゲーミングPCの騒音が気になる方はもちろん、静音PCに興味がある方はぜひ最後にチェックしてみてください。

>>静音PCケースのおすすめをすぐにチェックしたい方はここをタップ

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静音PCケースのおすすめモデル一覧

製品名 Design Pop XL Silent Solid Silencio S400 Master Silencio S600 P10 FLUX Design Define 7 XL Design Torrent Solid CC-9011209-WW MasterBox MB600L H7 Flow v2 White Design Define S2 Vision RGB
メーカー Fractal Cooler Master Cooler ANTEC Fractal Fractal CORSAIR Cooler Master NZXT Fractal
対応マザーボード ATX/E-ATX/M-ATX/M-ITX M-ATX/M-ITX ATX/MicroATX/Mini-ITX ATX/MicroATX/Mini-ITX E-ATX/ATX/M-ATX/EE-ATX/M-ITX/SSI-CEB/SSI-EEB E-ATX/ATX/M-ATX/M-ITX/SSI-CEB/SSI-EEB ATX/MicroATX/Extended ATX/Mini-ITX ATX/MicroATX/Mini-ITX E-ATX/ATX/microATX/Mini-ITX E-ATX/ATX/M-ATX/ITX
前面インターフェイス USB 3.0×2
USB 3.1 Gen2 Type-C(アドオン別売)
USB 3.2 Gen1(USB 3.0)×2
3.5mmヘッドセットジャック×1
SDカードリーダー×1
USB 3.2 Gen1 ×2
3.5mmヘッドセットジャック×1
USB 3.0×2
Audio in/out×1
USB 3.1 Gen2 Type-C×1
USB 3.0×2
USB 2.0×2
オーディオIn・Out
電源ボタン
リセットボタン
USB 3.1 Gen2 Type-C×1
USB 3.0×2
マイク×1
ヘッドホン×1
USB 3.1 Type-C×1
USB 3.0×2 Audio in/out×1
USB 3.2 Gen 1 Type-A×2
3.5mmヘッドセットジャック×1
USB 3.2 Gen 2 Type-C×1
SB 3.2 Gen 1 Type-A×2
ヘッドホン/マイク×1
USB 3.1 Gen2 Type-C×1
USB3.0×2
USB 3.0×2
オーディオ端子×1
ドライブベイ 外部5.25インチベイ×2
3.5・2.5共用ベイ×4(内3つ同梱)
2.5インチベイ×4(内2つ同梱)
外部5.25インチベイ×1
3.5インチベイ×4
2.5インチベイ×4
5.25インチ×1 3.5インチHDD×4
2.5インチSSD×5
5.25インチベイ×1
3.5/2.5インチ共用シャドウベイ×2
3.5インチ専用シャドウベイ×1
2.5インチ専用シャドウベイ×3
外部5.25インチベイ×2
3.5・2.5インチ共用ベイ×6+2(最大18)
2.5インチベイ×2(最大5)
3.5インチベイ×2
2.5インチベイ×4
3.5インチ専用シャドウベイ×2
2.5インチ専用シャドウベイ×4
5.25インチ ×1
2.5インチ/3.5インチ(COMBO) ×2
2.5インチ ×2
内部3.5/2.5インチ共用×2
内部2.5インチ×2
3.5・2.5インチ共用ベイ×3
2.5インチベイ×2(最大5)
CPUクーラー 全高185mm Steel 167mm/TG 166mm 全高166mm 全高175mm 全高185mm 全高188mm 全高170mm 全高161mm 全高185mm 全高185mm

静音PCケースのおすすめモデル5選【静音特化】

それでは、おすすめの静音PCケースを詳しく紹介していきます。

まずは静音性能に特化しているPCケースを5つ紹介するので、静音性を何より重視したい方はぜひ参考にしてください。

製品名 Design Pop XL Silent Solid Silencio S400 Master Silencio S600 P10 FLUX Design Define 7 XL
メーカー Fractal Cooler Master Cooler ANTEC Fractal
対応マザーボード ATX/E-ATX/M-ATX/M-ITX M-ATX/M-ITX ATX/MicroATX/Mini-ITX ATX/MicroATX/Mini-ITX E-ATX/ATX/M-ATX/EE-ATX/M-ITX/SSI-CEB/SSI-EEB
前面インターフェイス USB 3.0×2
USB 3.1 Gen2 Type-C(アドオン別売)
USB 3.2 Gen1(USB 3.0)×2
3.5mmヘッドセットジャック×1
SDカードリーダー×1
USB 3.2 Gen1 ×2
3.5mmヘッドセットジャック×1
USB 3.0×2
Audio in/out×1
USB 3.1 Gen2 Type-C×1
USB 3.0×2
USB 2.0×2
オーディオIn・Out
電源ボタン
リセットボタン
ドライブベイ 外部5.25インチベイ×2
3.5・2.5共用ベイ×4(内3つ同梱)
2.5インチベイ×4(内2つ同梱)
外部5.25インチベイ×1
3.5インチベイ×4
2.5インチベイ×4
5.25インチ×1 3.5インチHDD×4
2.5インチSSD×5
5.25インチベイ×1
3.5/2.5インチ共用シャドウベイ×2
3.5インチ専用シャドウベイ×1
2.5インチ専用シャドウベイ×3
外部5.25インチベイ×2
3.5・2.5インチ共用ベイ×6+2(最大18)
2.5インチベイ×2(最大5)
CPUクーラー 全高185mm Steel 167mm/TG 166mm 全高166mm 全高175mm 全高185mm

Fractal Design Pop XL Silent Solid

メリット
  • 密閉型パネルと吸音材によりノイズを抑制
  • 標準でファンが4基付属
  • 3.5インチドライブを3台搭載可能
デメリット
  • 取り外し可能なフロントダストフィルターがない
  • 別売りのType-Cケーブルが必要

Pop XL Silentは、さまざまな点から静音性に特化したフルタワーPCケースです。

まず、フロントパネルとトップパネルが密閉式になっています。密閉されているので、音が外部に漏れにくいのがいいところです。デザインも密閉式の恩恵かシンプルかつ洗練された印象があり、デザイン・静音性の両方に貢献しているのがポイント。

さらに、瀝青製吸音フォームを搭載しているサイドパネルも魅力的です。建物の吸音材としても使われる産業グレードのもので、制振性能と吸音性能の両方が高いという特徴があります。

この吸音材の効果により、内部で発生する振動と音が外部に漏れにくいです。

そして、冷却性能と両立したい方向けに、トップパネルを取り外してファンを2基追加できます。そのうえ、各部に搭載可能なラジエーターの最大サイズも大きいです。前面には360mm、上面には280mm、背面には140mmのラジエーターを搭載できます。

対応マザーボード ATX/E-ATX/M-ATX/M-ITX
前面インターフェイス
  • USB 3.0×2
  • USB 3.1 Gen2 Type-C(アドオン別売)
ドライブベイ
  • 外部5.25インチベイ×2
  • 3.5・2.5共用ベイ×4(内3つ同梱)
  • 2.5インチベイ×4(内2つ同梱)
CPUクーラー 全高185mm

Cooler Master Silencio S400

メリット
  • サイドパネルとフロントパネルに吸音材が貼付
  • 通気性の良いメッシュフィルターが付属
  • 小型静音ケースでは珍しいSDカードスロットを標準搭載
デメリット
  • 一部のノイズは防ぎきれない
  • 地味な外観

Silencio S400は、静音性特化のミニタワーケースです。

特徴的なのは、吸音材・遮音材。ソフトで厚みのある定番のフォーム材だけでなく、高密度ビニールなどさまざまな素材が搭載されています。各部で発生しやすい音の種類・周波数を計算し、特定の周波数を打ち消しやすい素材を各部に配置しているのが特徴です。

これにより、静音性能が非常に高くなっています。

さらに、サイドパネルは強化ガラスパネルかスチール遮音パネルの2種類のなかから、選べます。ガラスパネルは内部が見えるのがいいところですが、静音性能を重視したい場合はスチール製を選ぶのがおすすめです。

なお、CPUクーラーの全高はスチールと強化ガラスで変わります。1mm差と差はあまり大きくありませんが、この点も考慮して選びましょう。

また、通気性を高めて冷却性能と静音性能をある程度両立させたい場合は、トップパネルの遮音カバーを取り外せます。ダストフィルターが付属しているので、それに交換すれば通気性を高められるのでおすすめです。

このように、静音性能が高いだけでなく、「選べる魅力」があるPCケースだと言えます。

対応マザーボード M-ATX/M-ITX
前面インターフェイス
  • USB 3.2 Gen1(USB 3.0)×2
  • 3.5mmヘッドセットジャック×1
  • SDカードリーダー×1
ドライブベイ
  • 外部5.25インチベイ×1
  • 3.5インチベイ×4
  • 2.5インチベイ×4
CPUクーラー Steel 167mm/TG 166mm

Cooler Master Silencio S600

メリット
  • ファンやHDDの動作音が非常に静か
  • 内容外観が落ち着いたデザイン
  • 高品質なスチール素材を採用
デメリット
  • フロントパネルを開けないと吸気量が制限される
  • 大型水冷クーラーの取り付けには制約がある

Cooler Master Silencio S600は、静けさをデザインしたPCケースです。

内部には高密度の吸音フォームが貼られ、サイド・トップ・フロントすべてが静音仕様となっています。

電源ON中でもファンの回転音がほとんど聞こえず、まるで無音空間のような快適さがあるのがポイントです。

それでいて、前面には通気スリットとファン搭載スペースを確保し、静音と冷却の絶妙なバランスを両立。

金属パネルの質感も高級で、シンプルかつ落ち着いた佇まいは、リビングや書斎にも自然に溶け込みます。

派手なRGB演出はいらない、静かに仕事や映像編集、夜中のゲームを楽しみたい人にとって、理想的なPCケースです。

対応マザーボード ATX/MicroATX/Mini-ITX
前面インターフェイス
  • USB 3.2 Gen1 ×2
  • 3.5mmヘッドセットジャック(オーディオ+マイク) ×1
ドライブベイ
  • 5.25インチ×1
  • 3.5インチHDD×4
  • 2.5インチSSD×5
CPUクーラー 全高166mm

ANTEC P10 FLUX

メリット
  • 静音ケースながら優れたエアフロー性能
  • フロントドア+防音材付きで、動作音を効果的に低減
  • ケーブルマネジメントスペースが広い
デメリット
  • 内部スペースがややタイト
  • ケース自体がやや重めで移動しにくい

ANTEC P10 FLUXは、静音ケースのなかでも「冷える静音」を可能にした存在です。

フロントから背面、そして電源下部まで計算された独自のFLUXエアフローシステムが搭載され、ケース内部の温度を効率的にコントロールします。

フロントドアの裏には防音素材が貼られ、動作音はしっかり抑えられながらも、エアの流れを感じる力強さがあるのが特徴です。

シンプルな外観とは裏腹に、内部構造の完成度にはプロの技術者の意地を感じます。このケースは、「静音」「冷却」のどちらも妥協したくない人にこそ最適な商品です。

対応マザーボード ATX/MicroATX/Mini-ITX
前面インターフェイス
  • USB 3.0×2
  • Audio in/out×1
ドライブベイ
  • 5.25インチベイ×1
  • 3.5/2.5インチ共用シャドウベイ×2
  • 3.5インチ専用シャドウベイ×1
  • 2.5インチ専用シャドウベイ×3
CPUクーラー 全高175mm

Fractal Design Define 7 XL

メリット
  • 圧倒的な拡張性と汎用性
  • 「オープンレイアウト」と「ストレージレイアウト」を切り替え可能
  • 優れた静音性と冷却の両立
デメリット
  • 非常に大きく重い
  • 複雑なビルドになる可能性がある

Define 7 XLは、扱いやすいフルタワー静音PCケースです。

シャーシ構造が本PCケースのための新設計になっており、手軽に開閉できます。3面で開閉ができる構造なので、組み込みやすいです。あらゆる角度からアクセスでき、メンテナンス性も高くなっています。

さらに、トップパネルには静音性の高いスチールパネルを搭載。冷却性能と両立させたい場合は、冷却重視の換気パネルに交換できます。換気パネルも付属するので、届いてから実際に見て判断し、どちらにするのかを選べるのがいいところです。

そして、内部空間が非常に広いのがいいところ。

大型ラジエーターを搭載して、静音性能だけでなく冷却性能も十分に高められます。もちろん、大型GPUを搭載させた高性能ゲーミングPCも組みやすいです。

そのうえ、GPUは垂直設置もできます。内部空間が広いだけでなく、パーツ設置の自由度も高いので、扱いやすいです。

また、フロントパネルにType-C端子を搭載。Gen2に対応しているため、高速充電および最大10Gbpsの高速データ転送もできます。充電ポートとして使うのも、データ転送速度が重要なプリンターなどに使うのもおすすめです。

これらの特徴から、Define 7 XLは、あらゆる用途に対応できる静音PCケースだと言えます。

対応マザーボード E-ATX/ATX/M-ATX/EE-ATX/M-ITX/SSI-CEB/SSI-EEB
前面インターフェイス
  • USB 3.1 Gen2 Type-C×1
  • USB 3.0×2
  • USB 2.0×2
  • オーディオIn・Out
  • 電源ボタン
  • リセットボタン
ドライブベイ
  • 外部5.25インチベイ×2
  • 3.5・2.5インチ共用ベイ×6+2(最大18)
  • 2.5インチベイ×2(最大5)
CPUクーラー 全高185mm

静音PCケースのおすすめモデル5選【冷却性と両立】

ここまで、静音PCケースのおすすめモデルを5つ紹介してきました。静音性に特化したモデルが多く、エアフロー効率に関してはある程度犠牲になっている製品が多いです。

エアフロー効率・冷却性と、静音性能を両立させたい場合には、あまり向きません。

そこで今度は、冷却性と静音性能を両立させたい方におすすめのPCケースを5つ紹介していきます。

製品名 Design Torrent Solid CC-9011209-WW MasterBox MB600L H7 Flow v2 White Design Define S2 Vision RGB
メーカー Fractal CORSAIR Cooler Master NZXT Fractal
対応マザーボード E-ATX/ATX/M-ATX/M-ITX/SSI-CEB/SSI-EEB ATX/MicroATX/Extended ATX/Mini-ITX ATX/MicroATX/Mini-ITX E-ATX/ATX/microATX/Mini-ITX E-ATX/ATX/M-ATX/ITX
前面インターフェイス USB 3.1 Gen2 Type-C×1
USB 3.0×2
マイク×1
ヘッドホン×1
USB 3.1 Type-C×1
USB 3.0×2 Audio in/out×1
USB 3.2 Gen 1 Type-A×2
3.5mmヘッドセットジャック×1
USB 3.2 Gen 2 Type-C×1
SB 3.2 Gen 1 Type-A×2
ヘッドホン/マイク×1
USB 3.1 Gen2 Type-C×1
USB3.0×2
USB 3.0×2
オーディオ端子×1
ドライブベイ 3.5インチベイ×2
2.5インチベイ×4
3.5インチ専用シャドウベイ×2
2.5インチ専用シャドウベイ×4
5.25インチ ×1
2.5インチ/3.5インチ(COMBO) ×2
2.5インチ ×2
内部3.5/2.5インチ共用×2
内部2.5インチ×2
3.5・2.5インチ共用ベイ×3
2.5インチベイ×2(最大5)
CPUクーラー 全高188mm 全高170mm 全高161mm 全高185mm 全高185mm

Fractal Design Torrent Solid

メリット
  • 圧倒的なエアフロー性能
  • ユニークでスタイリッシュなデザイン
  • 高い冷却性能
デメリット
  • 天面に排気・ラジエーター非対応
  • ケースのサイズが大きい

Torrent Solidは、エアフロー効率に特化しながら静音性も高いことで人気のあるフルタワーPCケースです。

フロントパネルが、オーブングリルデザインになっているのが特徴。メッシュ加工よりも、効率よく空気を取り込みます。そのうえ、グリルのデザインがソリッドで凝っており、デザイン性も豊かです。

さらに、ケース各所には水冷ラジエーターを取り付けられます。大型のラジエーターも使えるので、水冷クーラーで静音性と冷却性能の両方を高めたい方でも安心です。

このように冷却性能を高める工夫がありますが、同時に静音性を高める工夫もされています。

まず、ケース前面には静音性が高い180mmファンを2基搭載。ノイズが小さいうえに風量が大きいので、冷却性能が損なわれないのがいいところです。

続いて、フロントパネルと排気口のある背面以外は基本的に密閉されているため、エアフロー効率の高さを売りにしているPCケースのなかでは、比較的静音性能が高くなっています。

非常に高いエアフロー効率と静音性を両立したフルタワーPCケースが欲しい方には、非常におすすめの製品です。

対応マザーボード E-ATX/ATX/M-ATX/M-ITX/SSI-CEB/SSI-EEB
前面インターフェイス
  • USB 3.1 Gen2 Type-C×1
  • USB 3.0×2
  • マイク×1
  • ヘッドホン×1
ドライブベイ
  • 3.5インチベイ×2
  • 2.5インチベイ×4
CPUクーラー 全高188mm

CORSAIR CC-9011209-WW

メリット
  • 圧倒的な通気性と冷却性能
  • 組み立てやすく、裏配線ルートが丁寧に設計されている
  • ATX水冷クーラーや大型GPUにも対応
デメリット
  • ファン音が多少気になる場合も
  • 上部に防塵フィルターがなく、ホコリが入りやすい

CORSAIR 4000D Airflowは、冷えることを徹底的に追求したPCケースです。

フロントの大面積メッシュパネルが大量の空気を吸い込み、内部の温度を効率よく下げます。

ハイエンドGPUを搭載した構成でも安定した温度をキープし、長時間のゲームやレンダリングでもパフォーマンスを落とさない安心感が魅力です。

さらに内部構造の洗練度も高く、裏配線スペースが広く設計されているため、ケーブルを美しくまとめやすいのが特徴となっています。

組み立てやすく「冷却×デザイン×整備性」の三拍子がそろったバランスのよいので、自作初心者にもおすすめできるPCケースです。

対応マザーボード ATX/MicroATX/Extended ATX/Mini-ITX
前面インターフェイス
  • USB 3.1 Type-C×1 USB 3.0×2 Audio in/out×1
ドライブベイ
  • 3.5インチ専用シャドウベイ×2 2.5インチ専用シャドウベイ×4
CPUクーラー 全高170mm

Cooler Master MasterBox MB600L

メリット
  • スタイリッシュなLEDライン入り
  • 内部が広めで、GPUやクーラーの取り付けも容易
  • 組み立てやすく、初心者にも扱いやすい構造
デメリット
  • 冷却性能は平均的
  • フロントが密閉気味

MasterBox MB600Lは、コスパとデザイン性を両立したミドルタワーPCケースです。

スモーク調のフロントパネルを貫くLEDラインが、シンプルながらも存在感を放ちます。

内部は広々としており、GPUや水冷クーラーの搭載もスムーズ。

冷却性能も十分で、価格以上の完成度を実感できるモデルです。

実際に組んでみると、パーツの収まりが良く、配線しやすい構造なのもポイントとなっています。

LEDの色味が柔らかく、扱いやすさと見た目のバランスが素晴らしいため、組み上げた後に思わず眺めたくなるデザインです。

手頃な価格で「映えるPC」を作りたい人におすすめとなっています。

対応マザーボード ATX/MicroATX/Mini-ITX
前面インターフェイス
  • USB 3.2 Gen 1 Type-A×2 3.5mmヘッドセットジャック×1
ドライブベイ
  • 5.25インチ ×1 2.5インチ/3.5インチ(COMBO) ×2 2.5インチ ×2
CPUクーラー 全高161mm

NZXT H7 Flow v2 White

メリット
  • フロント・トップともに広範囲のメッシュ構造
  • 内部スペースが広く、ケーブルマネジメントも快適
  • 組み立てやすく、パネルの脱着もスムーズ
デメリット
  • 静音性能は低く、ファン音が多少目立つ
  • ガラスパネルに指紋が付きやすい

NZXT H7 Flow v2 Whiteは、機能美とデザイン美を極限まで磨き上げた究極のPCケースです。

全体を包むホワイトボディはどの角度から見ても美しいだけでなく、通気性にも優れ、フロント・トップ・リアの3方向に広がるエアフロー設計となっています。

ハイエンド構成でも冷却性能はトップクラスで、パネルの脱着も簡単なため、メンテナンス性が高いのも特徴です。

美しさと機能性、どちらも極めたい人にこそおすすめな、美を追求する自作派の理想形のPCケースとなっています。

対応マザーボード E-ATX/ATX/microATX/Mini-ITX
前面インターフェイス
  • UUSB 3.2 Gen 2 Type-C×1 SB 3.2 Gen 1 Type-A×2 ヘッドホン/マイク×1
ドライブベイ
  • 内部3.5/2.5インチ共用×2 内部2.5インチ×2
CPUクーラー 全高185mm

Fractal Design Define S2 Vision RGB

メリット
  • 高い冷却拡張性
  • 4基のARGBファンとARGB LEDストリップが付属
  • 最小限のプラスチックで堅牢な作り
デメリット
  • エアフローが制限
  • 重く、取り扱いに注意が必要

Define S2 Vision RGBは、デザイン性と機能性を両立させるというコンセプトのミドルタワーPCケースです。

サイドパネルだけでなく、フロントパネルもガラス製になっています。そのうえ、RGBファンが4基付属されているため、エアフローを効率化しながら光るデザインにできるのがいいところです。

前面は密閉されていますが、フロントパネルの側面にエアインテークがあります。ここから吸気するため、エアフローを損なうことなく密閉性が高くなっているのが魅力的です。

さらに、ファンを最大9台搭載可能。フロント、上部には360mmラジエーターを搭載可能です。下部にも240mmのラジエーター用スペースがあり、冷却オプションが豊富。

構成を工夫することで、さらに冷却性能を高められます。

対応マザーボード E-ATX/ATX/M-ATX/ITX
前面インターフェイス
  • USB 3.1 Gen2 Type-C×1
  • USB3.0×2
  • USB 3.0×2
  • オーディオ端子×1
ドライブベイ
  • 3.5・2.5インチ共用ベイ×3
  • 2.5インチベイ×2(最大5)
CPUクーラー 全高185mm

静音PCケースの選び方

静音PCケースを選ぶ際には、チェックするべきポイントがいくつかあります。静音性をチェックするためのポイントだけでなく、サイズの選び方などなど考えるべきことは多いです。

そこでまずは、静音PCケースの選び方を解説していくので、ぜひ参考にしてください。

遮音材・吸音材付きの静音PCケースを選ぶ

静音性を重視してPCケースを選ぶ場合は、吸音材と遮音材が付いているかどうかをチェックしましょう。

吸音材が付いていれば、一般的なPCケースよりも音が静かになります。音をスポンジのようなもので吸収するため、内部の駆動音が外に漏れにくいです。部屋の壁に防音材を貼るようなもの。

ただ、遮音材・吸音材にもさまざまな種類があります。

たとえば産業グレードの吸音材を搭載していれば、静音性は比較的高いです。

ほかにも、メーカーによっては、「各部で発生しやすい音の周波数に合わせた素材」を複数使っているケースもあります。

遮音材・吸音材が付いているかどうか、また、どのようなタイプの遮音材・吸音材が使われているのかどうかをチェックしましょう。

密閉性に優れた静音PCケースを選ぶ

静音性を重視したい場合は、ケース自体の密閉性も大事です。

自作用PCケースには、吸気と排気の効率をよくするためにメッシュ加工を施している製品が多い傾向があります。メッシュ加工されていると空気が通りやすくなり、冷却性能を高めやすいのがいいところです。

ただ、音が漏れやすくなります。

静音性を重視するなら、メッシュ加工ではなく、しっかりと密閉されているケースを選ぶのがおすすめです。

また、静音性と冷却性能をある程度両立したい場合は、一部のみにメッシュ加工が施されているケースを選ぶなどの工夫が必要になります。

全体ではなく一部だけなら、静音性もそれほど大きくは損なわれません。

メッシュ加工で静音性が少しでも損なわれるのが嫌だという場合は、大型ラジエーターを搭載できるケースやケースファンの最大搭載数が多いケースなどを選べば、冷却性能と両立させやすいです。

ケースの構造に関しては、自分が求める静音性能と冷却性能のバランスを重視してチェックしましょう。

用途ごとに適したサイズを選ぶ

自作PCケースには、大きく分けて3つのサイズがあります。

・フルタワー
・ミドルタワー
・ミニタワー

どれを選べばよいかに関しては、用途で考えるのがおすすめです。PCケースは、サイズごとに、適切な用途が異なります。

まず、フルタワーの場合、サイズが大きいため大型パーツを組み込むのに有利です。ハイエンドなゲーミングPCやワークステーションを組むのに、向いています。

一方、大きいため省スペース化などの用途には向きません。

続いてミドルタワーは、ある程度の大きさがあるので大型パーツも一部搭載させられます。一部というのは、大型ラジエーターを搭載させるとGPUのサイズを少し落とさなければいけなくなることがあるということです。

この特徴のため、ミドルハイクラスまでのゲーミングPCや簡単な作業用PCを組むのに向いています。一般的な用途であれば、ミドルタワーで組める性能で問題ありません。

そして、ミニタワーは、サイズが小さいため省スペース化に向いています。狭いスペースに置きたい方や、持ち運びたい方におすすめです。

一方、小さいので性能をあまり高くできないのが弱点になります。

このように、サイズごとに得意不得意があるので、用途に適したサイズを選びましょう。

欲しい端子の有無で選ぶ

静音PCケースに限らず、PCケースを選ぶ際には欲しい端子の有無も重要です。

フロントパネルの端子は特に、しっかりとチェックすることをおすすめします。

フロントパネルにUSBが豊富に搭載されていれば、非常に便利です。キーボードやマウス、USBレシーバーなどを付けやすくなります。ほかにもオーディオ端子の有無、Type-C端子の有無などPCケースごとに異なるので、チェックしましょう。

PCケースを静音化するおすすめの方法

ここまで、静音性の高いPCケースのおすすめモデルを10個紹介してきました。最後に、今あるPCケースを静音化するおすすめの方法を4つ解説していきます。ケースの静音化に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

吸音材を貼り付ける

PCケースを静音化したい場合、吸音材を貼るのがおすすめです。

静音PCケースのおすすめモデル紹介でも、吸音材を貼り付けている製品がありました。それだけ、効果が大きいということです。実際、吸音材の種類によって静音性能が上下しますが、薄いものでも貼るだけで音は大きく変わります。

素材などにまでこだわると高くつきますが、一般的な吸音材なら3000円程度で購入可能です。大きな一枚の吸音材をハサミなどで適切なサイズに切り、両面テープで貼り付けましょう。

簡易水冷クーラーに交換する

空冷クーラーを使っている場合は、簡易水冷クーラーに交換しましょう。

クーラーは、PCのさまざまなパーツのなかでも、特に音が出やすいパーツです。空冷クーラーは風の力だけで冷却する都合上、どうしてもファンの回転音が大きくなりがち。

一方簡易水冷クーラーは、冷却液の力と風の力を使って冷却します。ファンの負担が比較的低いため、音が大きくなりにくいです。

回転数の調節幅が広いケースファンを付ける

ケースファンというのは、エアフローを作るためのファンのことです。外部の空気をPC内部に取り込んで、CPUなどから発生した熱を外に逃がす役割があります。

このケースファンを選ぶ際は、回転数の調節幅をチェックするのがおすすめです。

500rpmまで回転数を下げられると、静音性を高めやすくなります。ファンの直径が大きいと、なおいいです。ファンの直径が大きい場合は、回転数を低くしてもエアフロー効率を維持しやすくなります。

ファンのブレードが大きいため、低回転でもしっかりと風が生まれるためです。

回転数が上がると音も大きくなるので、回転数をどれだけ下げられるのかはしっかりとチェックしておきましょう。

ファンの速度を制御する

ファンの回転速度を制御すると、静音にしやすくなります。

負荷が高いときには回転数をある程度上げて、そうでないときは回転数を落とすと冷却性能と静音性能のバランスが取れるのでおすすめです。

ファンの速度を制御するには、さまざまな方法があります。

まずは、UEFIを使う方法です。UEFIは、マザーボードのあらゆる設定をするプラットフォームのこと。温度によって段階的にファンの回転数を制御できるので、非常に便利です。

ただ、マザーボードによっては使えない場合があります。

次に、フリーソフトを使う方法です。ファンの回転数を設定するためのソフトウェアが、無料有料問わずネット上に多数公開されています。これを使えば、すぐに回転速度の制御が可能です。

まとめ

本記事では、静音PCケースのおすすめモデルや静音化の方法などについて紹介してきました。

今回紹介した静音PCケースのなかでも、特におすすめの製品は『Design Pop XL Silent Solid』です。

PCケースの静音化は、長時間作業する方や深夜にゲームをする方にとっては、ストレス源を減らせるので非常におすすめです。メンテナンス性が高いPCを使っている場合は、吸音材を後から貼り付けるなどの方法で静音化できます。

ただ、そうでない場合や、これからPCを組みたいという場合には、静音性能が高いPCケースを選ぶのがおすすめです。

静音性能と冷却性能のバランスはどの程度がいいのか、ほかにも必要な機能はあるのかなどを考えながら、自分に合う静音PCケースを選びましょう。