企業にとって10周年、20周年、さらには100周年など、節目となる「周年記念行事」は、これまでの歩みを振り返り、関係者への感謝を伝える重要な機会です。

このコラムでは、周年記念を成功に導く記念品の選び方や挨拶例文について、オウルテック・ノベルティ専任担当者が解説します。



ノベルティ制作の専門家
ノベルティ事業部法人担当14年・300社以上をお手伝いしてきたノベルティ制作の専門家

企業の周年記念、その目的と成功のポイント

周年記念の重要なテーマの一つは、長年にわたり会社を支えてきた社員や、ご愛顧いただいたお客様に対して感謝の気持ちを伝えることです。

ただひと口に周年記念といっても、スタートアップをしてようやく1年を迎えた企業と、100年の歴史を持つ企業では意識すべきポイントが異なります。

以下の表は、周年ごとのコンセプトや目的を例として整理したものです。

これらのコンセプトや目的を明確にすることで、周年記念を意義あるものにできます。

<周年記念によるコンセプトと目的の例>
















































周年 コンセプト例 目的例
1周年 感謝と未来への第一歩 創業感謝と今後の飛躍をアピール
5周年 基盤確立と成長への飛躍 企業としての基礎が構築されたことへの感謝
10周年 信頼と実績の証 積み重ねた実績と信頼感をアピール
20周年 伝統と革新の融合 社会への定着、後進育成やサステナビリティへの関心などをアピール
50周年 社会への貢献と揺るぎないブランド 歴史と伝統の価値を伝え、社会への責任を再確認する
100周年 世紀を越えて、未来へ挑む 日本社会の象徴的な存在として文化を発信する企業の自覚を表明する

周年早見表計算ツール:自社の創業年から周年を計算

日本は創業から100年を超える長寿企業が世界でも多い国の一つです。

自社の創業年から周年を計算してみましょう。

歴史を重ねるごとに周年記念の意義も深くなっていきますね。

周年早見表計算ツール

創業年を西暦で入力してください(1800年〜2100年対応)。節目の周年(3・5・10・20…250周年)を西暦と和暦で表示します。

※本ツールは2025年12月に制作しているため最新の年号は令和表記となります。

失敗しない周年記念品選び

さまざまな想いを込める周年記念ですが、5年や10年の区切りの年には記念としてノベルティを制作するのが一般的です。

この時のノベルティは、会社から社員に向けて配布されたり、あるいはお客様との「新たなコミュニケーションのきっかけ」になるものと考え、受け取る方によい印象や思い出を残せるものを選ぶことをおすすめします。

ここでは、オウルテック・ノベルティ専任担当者が「失敗しない記念品の選び方」のポイントを紹介します。

「品質・独自性・実用性」を確認

周年記念のノベルティを選ぶ際には、品質・独自性・実用性の3つの基本をしっかりと押さえることが重要です。







品質
丁寧な加工や仕上げが施された商品や、長期間にわたって使える商品などが、
配布した企業への信頼感にもつながります。
独自性
印象に残る体験や小さなサプライズが感じられる記念品は、
企業のコンセプトや独自性の発信につながります。
実用性
すぐに使用できる実用性の高い記念品は、受け取った方が満足感を感じ、
さらにビジネスシーンでの活用により信頼感と記憶に残る印象を獲得できます。

社員向け、法人顧客向けの違いを意識

周年記念で配布する記念品は、ターゲットに合わせて選択する必要があります。

特に、自社の社員向け、もしくは法人顧客向けなのかでは、求められる役割や期待される効果が異なります。

社員向けの記念品には、企業への帰属意識を強化し、仲間として一緒に歩んでいくというメッセージを込める必要があります。

実用性や社員間の公平性を意識しつつ、企業側からのメッセージをきちんと伝えることがポイントです。

法人顧客向けの記念品は、これまでのお付き合いへの感謝と、これからのさらなる関係性の強化をメッセージとして伝える必要があります。

高品質、実用性を重視し、社名ロゴなどの企業アピールは控えめにするなど、さりげないブランディングがポイントです。

<ターゲットによる記念品の違い>




























社員向け 法人顧客向け
目的 感謝・モチベーションアップ 信頼構築・関係強化・ブランド訴求
選定基準 実用性・公平性・共感 高品質・実用性・感謝
ブランド 社名ロゴ・記念スローガン 社名ロゴは控えめ

想いを込める「のし・包装・箱入れ」

贈呈する際には、のし・包装・箱入れなどの目に見える部分への配慮も大切です。

贈り物につける「のし」は、相手への感謝の心を込めた正式な贈答品であることを表す日本の伝統文化。

御礼や記念品などの言葉を添えることで贈答品の位置づけも明確になります。

また、包装紙はブランドイメージとマッチしたカラーやデザインを選ぶなどして、さり気なくブランドをアピールすることもできます。

希望のイメージを整理し、制作会社に相談することで、満足度の高い記念品を制作することができます。

なお、オウルテックでは、包装紙は市販品から自由に選ぶことができ、台紙印刷が可能など、包装や箱入れ、のしなどについては柔軟な対応が可能です。

まずは専任担当者にご相談ください。


周年記念品についてのご相談・お問い合わせは下記までお寄せください。

https://novelty.owltech.co.jp/contact/

実証済・喜ばれる周年記念品ランキング

実用性が高く常に使用される製品から、重要顧客に向けた高級感のある製品まで、オウルテックでは周年記念品に最適なさまざまなアイテムをご用意しています。

これまでの実績の中で実証された間違いなくおすすめできる記念品ベスト3をご紹介しましょう。











第1位:モバイルバッテリー
モバイルバッテリーが採用される理由は、何よりも高い実用性にあります。スマートフォンやタブレットが欠かせない現代において、外出先での充電手段として重宝されるため、誰にとっても嬉しいアイテムです。また、年齢や性別を問わず使える汎用性の高さも魅力です。また、企業ロゴやメッセージを印刷するスペースも確保できるので、独自性も出せるという点でも人気です。












第2位:スマホ・PCスタンド
スマホ・PCスタンドは、テレワークやオンライン会議が普及した現在では、快適なビジネスシーンを支える必需品です。ロゴやメッセージを通じて、日常業務のなかで長期間にわたって自然に企業名やブランドを印象づけることができるのも人気の理由です。オウルテックのスマホ・PCスタンドは実用性とデザイン性の高さから高い評価を獲得しています。












第3位:ハンディファン
ハンディファンは季節性を取り入れた記念品として人気が高いアイテムです。猛暑が続く夏場にはもちろん、常に身の回りにあり、通勤や野外での作業だけではなく、休日のアウトドアシーンでも大活躍します。季節感と実用性を兼ね備えた、印象に残る記念品です。

周年記念挨拶・3つのポイント

周年記念の挨拶やスピーチに欠かせない要素は、感謝・歴史・未来の3つのポイントです。




























要素 ポイント スピーチ例
感謝 周年記念はこれまで企業の発展に貢献された方への感謝の意を表す場です。社員、顧客などに対して明確な言葉での感謝を表現することが重要です。 本日は当社○○周年の記念にあたり、多くの皆さまにご列席いただき、心より感謝申し上げます。お客様、お取引先、地域の皆さま、そして日々努力を重ねる従業員の支えがあってこそ、この節目の日をお祝いすることができました。皆さまのご厚情に、深く御礼申し上げます。
歴史 周年記念のスピーチでは、創業からの主な出来事や成長の過程を振り返り、エピソードをいくつか紹介することで、聞き手に歴史の重みや積み重ねてきた努力を実感してもらえます。 当社は○○年前、わずか数名のスタッフでスタートいたしました。時代の変化や数々の困難に立ち向かいながら、一歩一歩着実に歩みを進め、今日を迎えることができました。この成長の軌跡は、常に社員そしてお客様と共に前を向いてきた結果だと考えております。
未来 過去の歴史にとどまらず、未来へのビジョンや目標を明確に宣言することで、期待感と前向きな企業姿勢をメッセージとして発信できます。前進する姿勢をしっかり示すことが重要です。 当社はこれまでの歴史や経験を糧に、さらに社会に貢献できる企業を目指してまいります。持続可能な取り組みや新たな価値創出に力を入れ、柔軟かつ挑戦的な姿勢で前進し続ける所存です。変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

【専門家Q&A】周年記念・記念品に関するよくある3つの疑問

ここまで周年記念を成功に導くための記念品や取り組みに関して詳しく解説いたしました。

そこで、実際に周年記念品を制作するにあたり、疑問に思われるよくある質問に関してオウルテックノベルティ専任担当者がお答えいたします。

Q1. 周年記念品の予算は、どのように考えればよいですか?

オウルテックがご提供する周年記念品の価格は平均2,500円、中央値は3,000円です。

一般的な目安となる価格ですが、大切なことは価格だけではなく社員や顧客など受け取る方に喜ばれ、企業メッセージが伝わることです。

オウルテックでは企業規模や記念品に託す目的、対象となる方、さらに想定されるご予算に応じて最適な記念品プランをご提案いたします。

お気軽にご相談ください。

Q2. デザインの知識がなくても、オリジナリティのある記念品は作れますか?

周年記念品では、企業ロゴやメッセージワードの印刷、企業イメージを活かした梱包などを通じてオリジナリティを出すことがポイントになります。

少し難しいと感じられるかもしれませんが、オウルテックでは、専任の担当者がお客様のご要望を丁寧にヒアリングし、デザインの作成をサポートいたします。

特別なデザインの知識がなくても伝えたい思いがイメージできていれば問題はありません。

豊富な製作実績を元に、デザインの知識がない方でも安心して、企業らしさを表現した記念品をお作りいただけます。

Q3. 社員向け/法人向けの記念品で、特に喜ばれるポイントは何ですか?

社員向けの周年記念品では、実用性と特別感のバランスがポイントです。

日常生活や業務の中で利便性を発揮するツールに企業ロゴやメッセージをしっかり表現することで好印象を獲得できます。

また、法人向けの周年記念品は、顧客との信頼関係を強化し、新たなビジネスにつなげる貴重な機会を生み出します。

企業ロゴやメッセージはさり気なく添える範囲に留め、品質の高い実用性を備えたアイテムを選ぶのがポイントです。

まとめ:周年記念を未来につなぐ機会に

周年記念行事は単なる節目のイベントではなく、企業の歴史と未来をつなぐ大切な機会です。

社員や顧客に感謝の気持ちをストレートに伝えることで信頼関係を強化し、未来への取り組みに向けた結束力を強める効果も期待できます。

そして、その思いを形にしたものが周年記念品です。

高品質で実用的、さらに少しのサプライズを込めた高級ノベルティを贈呈すれば、社員や顧客にもメッセージは間違いなく伝わるのではないでしょうか。

オウルテックでは、専任の担当者がお客様の思いやご要望をしっかりと受け止めて最適な記念品プランをご提案いたします。


周年記念品についてのご相談・お問い合わせは下記までお寄せください。

https://novelty.owltech.co.jp/contact/

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