近年、卒業記念や周年記念などで配布するノベルティとして、スマホスタンド、充電器、モバイルバッテリーなどのデジタルガジェット系アイテムが人気を集めています。
実用性が高く、受け取った方の日常に溶け込みやすい点が大きな魅力です。
しかし、デザインや品質、名入れ印刷や、価格帯、納期など、注文のポイントを間違えると、せっかくのノベルティが効果を発揮できないリスクもあります。
このコラムでは、ノベルティグッズ作成の基本から発注の流れ、対応のよい制作会社の選び方まで、初めての方でも安心して取り組める情報をご紹介します。
ノベルティ制作の流れ|アイデアから納品まで完全ガイド

企業の販促活動や記念品として広く活用されているノベルティグッズ。
しかし、初めて制作を依頼する場合、どのような流れで進めればよいのか分からないことも多いでしょう。
ここでは、一般的なノベルティ制作・発注の流れを解説します。
1.目的と予算を決める~平均価格は2,500円
ノベルティ制作の第一歩は、「何のために作るのか」という目的の明確化と、それに応じた予算設定です。
展示会での配布用、社内イベントの記念品、取引先への贈答品など、用途によって選ぶべきアイテムやデザインが変わってきます。
たとえば、展示会でのブランド認知向上が目的なら、使い勝手がよく目立つアイテムが効果的です。
一方、周年記念や退職記念であれば、品質の高い長く使えるものが喜ばれるでしょう。
目的に応じて、1個あたりの単価と総予算のバランスを考慮しましょう。
なお、デジタル系ノベルティ制作を多数手掛けているオウルテックのデータでは、ノベルティの製品価格平均は2,500円、中央値は3,000円との結果が出ています。
2. アイテム選定とデザイン考案
目的と予算が決まったら、次はアイテムの選定とデザインの考案です。
最近では特にスマホスタンド、充電器、モバイルバッテリーといったデジタルガジェット系のノベルティが人気を集めています。
アイテム選びのポイント:
・対象者の年齢層や職業に合ったものを選ぶ
・日常的に使用される実用性の高いものを選ぶ
・会社やブランドのイメージに合うものを選ぶ
・予算内で最適な品質のものを選ぶ
デザインについては、企業ロゴやブランドカラーを活かしたシンプルなものがおすすめです。
特に、日常的に使用するものの場合、派手すぎるデザインは使いづらく感じる場合もあるため、受け取った人が実際に使いたくなるデザインを心がけましょう。
3. 見積もり依頼と制作会社の選定
アイテムとデザインの方向性が決まったら、複数の制作会社に見積もりを依頼します。
この時、以下の情報を明確に伝えることで、より正確な見積もりを取ることができます。
制作会社に伝えるべき情報:
・制作するアイテムの種類と数量
・制作費込みの1個あたりの予算と総予算を出せると理想的
・デザインの内容(色数、印刷範囲など)
・納期の希望
・配送先や配送方法の希望
・その他特別な要望(個別包装、名入れなど)
・名入れやメッセージが可能かどうか
・包装紙・箱入れ・熨斗・オリジナル台紙が必要かどうか
見積もりを比較する際は、単に価格だけでなく、品質、対応の丁寧さ、保証の有無、過去の実績なども考慮して総合的に判断することが大切です。
安さだけを追求すると、品質面でトラブルになるケースもあります。
名入れなどの特別な注文はすり合わせ必須
名入れについては対応不可の制作会社もあります。
退職祝いなどの「オンリーワンの贈り物」を作りたい場合には早めに制作会社とすり合わせをしていきましょう。
また包装紙や箱入れ、熨斗、オリジナル台紙が作れるかどうかなど、特別な注文に応じてくれるかどうかは制作会社によって異なります。
これらのことも合わせて確認しましょう。
ノベルティに入れる一般的なメッセージの例:
・「祝 卒業」
・「◯◯株式会社◯周年」
・「25th Anniversary」 など
4. 発注と入稿

制作会社が決まったら、正式に発注します。
多くの制作会社では発注書の提出を求められますので、数量、単価、納期、支払条件などを明記した発注書を作成しましょう。
デザインデータの入稿方法は会社によって異なりますが、一般的にはAIやPSDなどのベクターデータでの入稿が推奨されています。
デザインに不安がある場合は、制作会社に相談してみましょう。
オウルテックの場合、製品の選定を含む製品企画、デザイン作成、納品まで、トータルでのサポートを提供しています。
こうしたサービスがあるかどうか、制作会社に確認しましょう。
▼製品企画やデザイン、導入事例などについて、ノベルティ制作について詳しくはこちらもご覧ください。
オウルテック・プレミアムノベルティご利用案内
5. サンプル確認と製作
データ入稿後は、制作会社がサンプル(実物または画像)を制作し、チェックを行います。
サンプル確認は非常に重要なステップです。
色味や印刷位置、大きさ、使用感など、イメージと異なる点がないか丁寧に確認しましょう。
実物(製品サンプル)でのチェックが可能か、データのみのチェックになるかは状況によります。
製品サンプル制作には費用がかかる場合もありますので、制作会社への確認が必須です。
特にデジタルガジェット系アイテムの場合は、「製品サンプルでチェックしたい」と考えるのが一般的ではないでしょうか。
そうした要望は、率直に制作会社に相談・確認していきましょう。
サンプルに問題がなければ「校了」として本製作に入ります。
修正が必要な場合は、具体的な修正内容を伝えて再度サンプル確認を行います。
なお、修正回数によっては追加費用が発生する場合もあるので、契約時に確認しておくとよいでしょう。
なお、モバイルバッテリーなどのノベルティの場合、使用する機種が決まっている場合は、実機で対応できるかどうかも忘れずに確認しましょう。
納品後に、想定機種に対応していなかったといったトラブルは、実際に起こっています。
基本的にオウルテックは、データのご提供や発注数量に応じて製品サンプル1つまで無料で対応しています。
また、実機の無料貸し出しサービスもあるため、事前に使用可否を確認することができます(制作状況や製品によっては対応できないことがあるため、お問い合わせください)。
▼サンプルやチェックについて詳しくはこちらへお問い合わせください。
オウルテック・プレミアムノベルティお問い合わせ
6. 決済、納品と支払い
ノベルティ制作では、納品前に決済するのが一般的です。
制作会社が入金確認後、納品されます。
製作が完了したアイテムは、指定した納期・場所に配送されます。
納品されたら、発注した数量がそろっているか、品質に問題はないか、デザインは意図通りかなどをしっかりと確認しましょう。
特に大量発注の場合は、全数検品が難しいため、いくつかサンプルをピックアップして確認する方法もあります。
納品後すぐに見つかった製品の不具合や印刷不良、数量の過不足については、制作会社が対応してくれるケースが多いようです。
ただ納品から時間が経っている、想定機種に対応できない、注文どおりの印刷がされているがイメージと違った、使用済といった場合は、返品などの対応は受けられないと考えたほうがよいでしょう。
いずれにしても不具合は見つかった時点で制作会社に相談するのをおすすめします。
アイテム別納期と短納期対応のコツ

ノベルティ制作を成功させるためには、ゆとりをもって制作期間を確保するのがポイントです。
特に初めて発注する場合は、想定以上に時間がかかることも少なくありません。
ここでは、アイテム別の一般的な制作期間の目安をご紹介します。
定番アイテムの制作期間
納期については名入れなどの印刷なしの場合のほうが、印刷ありの場合よりも短期間での納品が可能です。
実際は製品や制作会社、注文時期によって異なるため、問い合わせ必須です。
下記の表は複数の制作会社の状況を整理した、名入れあり・なしに関するデザイン完成後または入金後からの出荷日です。
最も早い日数を書いていたものと最も長い日数を書いていたものをピックアップしました(2025年5月時点)。
具体的な納期等については必ず問い合わせ、ご確認ください。
名入れあり | 名入れなし | |||
---|---|---|---|---|
最短 | 最長 | 最短 | 最長 | |
ボールペン | 2日 | 15~30日 | 翌営業日 | 10日 |
メモ帳 | 2日 | 20~30日 | 翌営業日 | 3~10日 |
エコバッグ | 2日 | 2~3週間 | 翌営業日 | 2~5日 |
Tシャツ | 2日 | 2~3週間 | 翌営業日 | 3~10日 |
タオル | 2日 | 30~35日 | 翌営業日 | 3~5日 |
マグカップ | 2日 | 15~30日 | 翌営業日 | 5~10日 |
USBメモリ | 2日 | 60~70日 | 翌営業日 | 40~50日 |
スピーカー | 2日 | 15~30日 | 翌営業日 | 3~10日 |
デジタル系ノベルティの制作期間
特に人気の高いデジタル系ノベルティの制作期間の目安を、オウルテックを例に紹介します。
・スマホスタンド:約2〜3週間
・充電器(AC充電器・ワイヤレス充電器など):約3〜4週間
・モバイルバッテリー:標準的なデザインの場合、約3〜4週間
・ケーブル・イヤホンなど:標準的な印刷で約2〜3週間
時期による制作期間の変動
ノベルティの制作期間は、発注する時期によっても大きく変わります。
特に注意が必要なのは以下の時期です。
1.年末年始(11月〜1月):年末のキャンペーンや新年のイベント用に発注が集中するため、通常より余裕を見ておく必要があります。
2.年度末前(2月~3月):卒業や永年勤続記念など、年度末のイベントに向けての発注が増える時期です。
3.ゴールデンウィーク前後(4月〜5月):連休に向けたイベント用の発注が増えるため、遅れが生じやすい時期です。
4.夏季休業期間(7月下旬〜8月):制作会社や工場の夏季休業により、制作・発送が滞ることがあります。
こうした繁忙期に発注する場合は、通常よりも2〜3週間程度余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
短納期対応の可能性
急ぎの場合、「短納期対応」をアピールしている制作会社もありますが、対応可能な範囲には限りがあります。
一般的には以下のような条件で短納期対応が可能な場合があります。
・既製品へのシンプルな印刷のみ
・小ロット(数十個程度)の発注
・特急料金の支払いに応じる
ただし、凝ったプリントやデザインを求めたり、オリジナルの台紙や箱、包装紙・熨斗(のし)を用意したりといった場合は工数が増えます。
こういった「こだわり」が多いと、短納期には対応できないことが多くなります。
小ロット対応など、制作会社の選定ポイント

ノベルティ制作の成功は、適切な制作会社選びから始まります。
特に初めて発注する場合は、どのような点に注目して選べばよいのか迷うことも多いでしょう。
ここでは、失敗しないノベルティ制作会社の選定ポイントをご紹介します。
1. 実績と信頼性をチェック
長年の実績がある会社は、安定した品質とサービスを提供できる可能性が高いです。
以下の点をチェックしましょう。
・会社の設立年や事業実績
・過去の取引企業(大手企業との取引があれば信頼性の証)
・制作事例やポートフォリオの充実度
・業界内での評判や口コミ
2. 対応アイテムの種類と品質
自社のニーズに合ったアイテムを取り扱っているかを確認しましょう。
特に以下の点に注目します。
・取り扱いアイテムの種類と品質
・小ロット対応の可否
・品質管理の体制
・口コミや導入事例などから、実績と信頼性に問題ないか
モバイルバッテリーや充電器などの電子機器を発注する場合は、PSEマークの有無など、製品の安全性が確認できるかも重要なチェックポイントです。
なおノベルティ制作は、個人からの注文も会社からの注文も受けている制作会社がほとんどです。
オウルテックの場合、個人注文は1~100個から、注文の中央値は40個、企業注文の場合は1,000個以上など幅広く対応可能です。
問い合わせの段階で、率直に希望を伝えましょう。
3. デザインサポート体制
自社でノベルティのデザインを用意できない場合は、デザインサポートが充実している会社を選ぶと安心です。
デザインを依頼する場合は、1から一緒に作り上げてもらいたいのか、ベースとなる他の製品やデザインを使ってアレンジしてほしいのかなど、デザインに対する要望や用意できるものを整理し、準備しておくとスムーズです。
・デザイナーの在籍状況
・デザイン相談の対応力
・サンプルやモックアップの提供サービス
・オリジナルキャラクター作成などの特殊対応
4. コミュニケーション能力と対応の丁寧さ
制作過程で最も重要なのは、スムーズなコミュニケーションです。
・問い合わせへの返答スピードと丁寧さ
・担当者の知識や提案力
・トラブル発生時の対応方針
・顧客の要望に対する柔軟性
見積もり依頼の段階での対応を見れば、その会社の姿勢がある程度わかります。
質問に対する回答が遅い、または不明確な場合は注意が必要です。
5. 価格の透明性と納期
予算内で確実に制作するためには、価格設定の透明性が重要です。
また、納期についても
・見積もりの明細が詳細か
・追加料金が発生する理由が明確か
・希望の納期に応えられるかどうか
納期については、前述のように「こだわり」が多くなると制作期間も長くなるのが一般的です。
見積もり段階で確認すべきこと

ノベルティ制作会社を決定するには、見積もりを取って諸条件を確認する必要があります。
見積もりの段階で、以下の点を確認しておくとトラブルを防げます。
1. サンプル確認のプロセス
特にアイテムの品質やデザインの仕上がりが重要な場合は、サンプル確認のプロセスについて事前に確認しておきましょう。
・サンプル提供の有無(有料か無料か)
・校正回数の制限と追加料金
・色校正の方法(実物サンプルかデータ上か)
・修正依頼の方法と対応スピード
2. アフターフォローの体制
納品後に問題が発生した場合の対応方針も重要なチェックポイントです。
・不良品が見つかった場合の交換対応
・納品物に関する保証期間
・クレーム対応の窓口
・アフターサポートの範囲
特にモバイルバッテリーや充電器などの電子機器は、納品後のトラブルに備えた保証体制を確認しておくことが重要です。
3. 特殊な要望へ対応可能か
標準的なノベルティとは異なる特殊な要望がある場合は、事前にその可能性を伝えて、対応が可能かどうか確認しておきましょう。
・個別の名入れ対応
・特殊な形状や素材の提案
・環境に配慮した素材の使用
・特殊な配送方法(個別配送など)
こうした特殊要望は追加費用が発生することが多いですが、事前に確認しておくことでスムーズな発注プロセスにつながります。
4. 見積内容の詳細確認
見積書には以下の項目が明記されているか確認しましょう。
・商品単価と数量
・印刷方法と色数
・デザイン料や版代などの初期費用
・送料や梱包料
・消費税の取り扱い
・納期
不明点があれば、必ず発注前に質問して確認しましょう。
「聞いていなかった」と後から言われないためにも、重要な条件は必ず書面で残しておくことが大切です。
まとめ:制作会社との丁寧なやり取りが成功の秘訣
ノベルティ制作を成功させるには、明確な目的設定と適切な予算配分が基本です。
特にスマホスタンド、充電器、モバイルバッテリーなどの人気アイテムは、制作期間に余裕を持って計画しましょう。
制作会社との打ち合わせでは、自社の希望を率直に伝えて相談するのがおすすめです。
丁寧なやり取りが、結果として満足感の高いノベルティ作りにつながります。
このコラムを参考に、貴社のブランド価値を高めるオリジナルノベルティづくりに挑戦してみてください。
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