ノベルティで差をつける!効果的なブランディング戦略と成功の秘訣

投稿日:2025年7月24日
このコラムは約7分で読めます。

ノベルティは、企業のブランドイメージを高める効果的なマーケティングツールです。

ノベルティというと、展示会などで社名やロゴを印刷したグッズを来場者に配布するイメージがありますが、最近ではよりブランディングを意識した使われ方をするケースも見られます。

このコラムでは、企業のイメージをアップし、ブランド力を強化するノベルティの活用術について解説します。

なぜ今、ノベルティがブランディングに重要なのか?

ノベルティとは?役割の変化

ノベルティというと、「展示会で配られる社名入りのボールペン」や「イベントの記念品」といった、「販促品」や「おまけ」を思い浮かべる人も多いでしょう。

しかし近年、ノベルティは単なる販促品にとどまらず、企業のブランド価値を高めるツールとしても注目されています。

SNSやWeb広告によって大量のデジタル情報が氾濫する今日では、デジタル広告は一瞬で読み飛ばされ顧客の印象に残りません。

一方でノベルティは、消費者の手元に残り、継続的にブランドイメージを伝え続けることが可能です。

このような「モノ」だからこその価値に多くの企業が気づき、注目しているのです。

ブランディングにおけるノベルティのメリットは主に以下の2つといえます。


メリット1:顧客との感情的なつながりを作る

ノベルティは受け取った人にポジティブな感情を喚起しやすいツールです。

「便利で助かった」「デザインがよい」「質の高いものをもらえた」といったよい体験は、そのままブランドへの好感度やイメージアップに直結します。

よいものを提供してくれた相手に好意を感じやすくなるという、人の心理に根ざした効果です。

企業の理念や想いが込められたノベルティであれば、さらに深い共感を呼び、顧客との感情的なつながり、すなわちエンゲージメントを深めるきっかけにもなります。


メリット2:ブランド体験をさせる“ミニツール”

また、現代のマーケティングでは、顧客がブランドと接触するあらゆる場面(タッチポイント)での「ブランド体験」をデザインすることを重視しています。

ノベルティは、製品やサービスそのもの以外で、企業のブランドの世界観や価値観を具体的に体験してもらうための有効な“ミニツール”として機能します。

手元に残り、長期的に接触し、感情に訴えかけ、ブランド体験を提供するノベルティは、うまく活用すれば費用対効果の高いブランディングツールといえます。

戦略的な「ノベルティブランディング」の必要性

ただし、注意も必要です。

手元に長く残るということは、もしそのノベルティの質が悪かったり、ブランドイメージにそぐわなかった場合、かえってブランドイメージを損なってしまうからです。

だからこそ、単にアイテムを選んでロゴを入れるだけでなく、「何を伝え、どう思われたいか」という戦略的な視点、すなわち「ノベルティブランディング」の発想が、今、強く求められているのです。

ノベルティブランディングとは?

ノベルティブランディングの定義

ノベルティブランディングとは、企業のブランド理念・価値観・世界観(ブランドアイデンティティ)を深く理解した上で、それをノベルティという「モノ」を通じて戦略的に表現・伝達し、ターゲットオーディエンス(顧客、見込み客、社員など)に共感や望ましいブランドイメージを形成していく一連のマーケティング活動を指します。

目的は認知度向上だけではない

ノベルティブランディングが目指すのは、単なる認知度向上ではありません。

より重要なのは、ノベルティを通じて好ましいブランドイメージを築き、顧客との感情的なつながりや信頼関係(ロイヤリティ)を深めることです。

企業の価値観やストーリーを効果的に伝え、ファンを育てる効果も期待できます。

ブランド価値が伝わる「仕組み」

では、なぜノベルティでブランド価値が伝わるのでしょうか? それは、目に見えないブランドの価値観を具体的な「モノ」として示せるからです。

実用的なアイテムは顧客の生活に溶け込み、使うたびにポジティブな体験として記憶され、自然とブランドへの好印象を形成します。

「ブランドらしさ」の一貫性が鍵

このように、ノベルティはブランド価値を多角的に伝える力を持っています。

しかし、その効果を最大限に引き出すためには、配布するアイテム、デザイン、品質、メッセージのすべてにおいて、伝えたい「ブランドらしさ」と一貫性を持っていることが必須です。

そうでなければ、せっかくコストをかけて制作しても、意図したブランディング効果は得られません。

だからこそ、次に解説する「戦略的なノベルティの企画・制作プロセス」が極めて重要になります。

成功の鍵!ノベルティブランディング戦略の立て方【6つのステップ】

ノベルティを単なる「おまけ」で終わらせず、企業のブランド価値を高める効果的なツールとするためには、思いつきではなく戦略的な企画・制作プロセスが不可欠です。

ここでは、ノベルティブランディングを成功に導くための重要な6つのステップを解説します。

Step 1: ブランディング目的の明確化

「なぜノベルティを作るのか?」という目的をブランディングの視点から明確にします。

「認知度向上」や「顧客への感謝」から踏み込んで、「どんなブランドイメージを持たれたいか」「どの価値観を伝えたいか」を設定します。

これがアイテムやデザインの軸となり、戦略的ノベルティの第一歩です。

ブランディングへの貢献度を測る指標も意識しましょう。

Step 2: ターゲットのインサイトの理解

次に、「誰に」ノベルティを届けたいのかについて掘り下げます。

ターゲットの属性だけでなく、ターゲットの価値観やライフスタイル、何に共感し、どんなノベルティなら「自分ごと」として好感を持つか(インサイト)を探ります。

Step 3: ブランドイメージとアイテムの一貫性

アイテム選定はブランドメッセージそのものです。

自社のブランドイメージやパーソナリティと、選ぶアイテムのイメージが一致しているか検討しましょう。

たとえば、先進的な企業なら最新デジタルグッズ、エコな企業ならサステナブル素材、といった具合です。

アイテムがブランドを体現しているかが重要です。

Step 4: "らしさ"を伝えるデザイン戦略

ロゴ配置だけでなく、色・フォント・素材・メッセージなどデザイン要素全体でブランドの世界観や個性(「らしさ」)を表現します。

ブランドガイドラインを守りつつ、「〇〇(ブランド名)らしいね」とターゲットに感じてもらえるデザインを目指しましょう。

Step 5: 品質=ブランドの信頼性

ノベルティの品質は、企業の品質、ブランドの信頼性として受け止められます。

特に日常使いのアイテムがすぐに壊れると、ブランドイメージは大きく傷つきます。

安さだけでなく、ブランド価値を守る品質へのこだわりが、長期的な信頼につながります。

Step 6: 配布体験のデザイン

「どう渡すか」もブランド体験の一部です。

丁寧な包装やメッセージカード、心のこもった手渡しなどが、ブランドへの好感度をさらに高めることにつながります。

【事例で学ぶ】ブランディング効果を高めるノベルティ活用術

次に、ノベルティブランディングを成功させた2つの事例をご紹介します。

事例1:エムケーカシヤマ株式会社の海外展示会事例

エムケーカシヤマ株式会社では、海外展示会への出展時に、来場者への販促品としての機能も兼ねたギフトを用意することになりました。

「荷物にならずに持ち帰りやすく、 そしてどの国の方であっても汎用的に使える製品」としてモバイルバッテリーをチョイス。

オウルテック製品を選んだ理由と導入効果について以下のようにコメントしています。


選定の決め手
製品自体が、しっかりとした丈夫な製品であったこと、それから営業担当の方が見積もりの段階から非常に迅速で柔軟な対応をしてくれたことが決め手でした。
今後も継続的に製品を注文させて頂くことを考えたときに、「対応の良さ」は非常に大きなポイントとして考えておりました。


導入効果
モバイルバッテリーを差し上げたお客様の反応を見ていると、もらった時の「特別感」を感じてもらえたように思います。
「早速、使ってみるよ!」と多くの方に言っていただき、今回の製作は非常に満足のいくものになりました。

ノベルティの品質の高さと実用性によって、企業のブランドイメージ向上に成功した好例です。

事例2:ヤフー株式会社のイベント協賛事例

iOSエンジニアが集まるイベントで協賛品を提供することになったヤフー株式会社。

企業の技術力や品質へのこだわりを示すため、高品質なLightning ケーブルをノベルティとして選定しました。


選定の決め手
iOSエンジニアは、iPhoneのヘビーユーザーでもあります。 その使用に耐えうるものを提供する必要を考え、 オウルテック 様を選ばせていただきました。


導入効果
イベントの参加者から、ポジティブな声をいただいたのが一番です。 今後とも使っていただきたいですね。

デジタルグッズでブランド価値を高める視点

事例からもわかるように、モバイルバッテリーや充電器、スタンドといったデジタル関連グッズは、実用性が高くブランディングに有効なアイテムです。

ただし選定には注意が必要です。

特に品質と安全性はブランドの信頼性に直結します。

すぐに壊れたり、安全性が確認できない製品は、企業のイメージを損ないかねません。

この点を踏まえたうえで、ターゲットにとって日常的に役立ち、「ブランドらしさ」を体現するデザインであることも重要です。

安易な選択は避け、品質・実用性・デザインの面からブランド価値を高めるか見極めましょう。

配布後のトラブルを防ぐために、事前に互換性確認やサンプル確認を行うこと(オウルテックでは対応可)も、ブランドイメージを守る上では忘れてはなりません。

ノベルティ制作で失敗しないためのパートナー(制作会社)選び

ノベルティブランディングを成功させるには、アイデアを形にする制作パートナー選びが重要です。

安く作れるだけでなく、企業のブランド戦略を理解し、共に価値を高めてくれるパートナーを見つけましょう。

ここでは、ブランディング視点での制作会社選びのポイントは以下の通りです。

ブランド理解力と提案力

ノベルティ制作の目的やターゲット、伝えたいブランドイメージを深く理解し、それを実現するための効果的なアイテムやデザイン、手法を具体的に提案してくれるか。

過去のブランディング目的での制作事例なども確認しましょう。

デザイン・表現力

ブランドガイドラインを遵守しつつ、ロゴや色、素材感などを通じて「ブランドらしさ」を的確に表現できるか。

デザインデータの扱いや印刷・刻印の品質、修正への柔軟な対応力も重要です。

品質管理体制

繰り返しになりますが、ノベルティの品質はブランドの信頼性に直結します。

特にデジタルグッズでは、安全性(PSEマーク等)や耐久性が不可欠です。

検品体制や不良品発生時の対応、保証の有無など、ブランド価値を守るための品質管理がしっかりしているか確認しましょう。

オウルテックのように、メーカーとしての品質基準を持つ企業は安心感があります。

信頼性・コミュニケーション

納期厳守はもちろん、制作過程でのスムーズな連携、迅速かつ正確なレスポンス、トラブル発生時の誠実な対応などは、プロジェクトを円滑に進め、担当者の負担を軽減します。

価格だけで判断せず、これらのポイントを総合的に評価し、自社のブランド価値向上に貢献してくれる信頼できるパートナーを選びましょう。

オウルテックでは、これらの要件を満たすべく、品質と顧客サポートに力を入れています。

まとめ:ブランド戦略を共に実現するパートナーとしての制作会社選び

企業のブランド認知度を高め、特別なメッセージを伝える効果的なツール、戦略的ノベルティといえます。

本コラムでは、ノベルティを企業のブランディングにつなげるための考え方と具体的なステップや事例を解説しました。

成功の鍵は、明確な目的設定、ターゲット理解、ブランドイメージと一貫性のあるアイテム選定、ブランドを体現するデザインと品質へのこだわり、そして戦略を共に実現できるパートナー選びです。

選定のポイントなども整理したので参考にしてください。

このコラムをもとに、ぜひ貴社のブランド価値を高める、心に残るオリジナルノベルティ作成を進めていただければと思います。

オリジナルノベルティ制作なら、30年の歴史を持つメーカーならではの品質と対応力でお応えするオウルテックへご相談ください。
https://novelty.owltech.co.jp/

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