山本 「そんなこと、こんなこと、夢物語みたいなことかもしれないけど……」
山本が参加した「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」(以下86レース)は、国内Aライセンスがあれば誰でも参加できるレースである。86/BRZのワンメイクレースだが、車両はナンバー付きで、愛車が対象車種であれば、そのままレースカーとしてサーキット走行が楽しめる。
山本 「“オウルテック”って何? あの会社楽しそう、働いてみたい。そう思ってもらうにはどうしたら良いだろう?世界中の人が喜んでくれるような商品をつくりたい。お客様が、使って感動する商品を広く伝えたいんです」
本人の努力次第で「オウルテック」は夢をかなえられる可能性のある会社。そんな魅力を広く知ってもらい、求職者を増やしたい。山本は、会社のそんな想いを叶える為にひと肌脱いだ。
オウルテックでは、ドライブレコーダーを販売している。(詳しくは こちら )その他にもさまざまなクルマ関連の製品を販売している会社だが、クルマが好きな社員は数えるほどしかいない現状だった。
そこで新しい取り組みとして行ったのがドライバー制度だ。ドライバー制度とはやる気のあるクルマ好きの社員をリクルートする目的の制度のことである。
会社の方針で決まった事だが、山本の想いは会社の想いと共通している。
1.クルマに興味があってやる気のある社員をリクルートしたい
2.楽しい会社だと伝えたい
3.何事にも挑戦する熱意を伝えたい
レースへの参加が決まったのは、突然のことだった。
東海林 「てっちゃん、車好きだったよね。1台エントリーしといたから」
2019年5月、社長である東海林 春男からの一通のメール。86レースは、アマチュアからプロまで参戦できるシリーズがあり、山本もそれに参加することになった。
こうして、未来ある若者に、会社の看板を背負って楽しめる環境をつくりたいという会社の想いを現実にするべく、山本の86ドライバー活動は始まった。